転職希望者にとって、これまでの仕事のスキルや実績が大きな武器になります。
転職活動ではそれが確かに大事です。
だけど、それだけでは採用されないことがあります。
私がこれまで見てきた内定者の特徴としては、「ある3つの特徴」を持っていることがわかりました。
それが面接官に伝わらないと「一緒に仕事をしたい」と思ってくれないのですね。
どんなにスキルや実績があっても「人として合わない」と感じたら、採用されないことが多い。
ここでは私なりに感じた面接官に好かれる求職者の特徴を説明していきます。
面接の際の参考にしてください。
面接官が採用したくなる求職者の3つの特徴
私が思う面接官が採用したくなる求職者の特徴としては、
・面接官と会話ができる人
・反抗的な態度を見せない人
という点です。
それぞれ説明していきます。
面接官の話を聞いてくれる人
「面接官の話を聞いてくれる人」と言うのは当たり前のように思います。
しかし、それができていない人が本当に多いのです。
特に、面接官が雑談しているときは要注意です。
できていない人は、「あなたの話を聞いていますよ」というリアクション(動作)がとぼしいのですね。
これが非常にもったいない!
まず面接のときにやってほしいことは…
面接官の話には、普段よりちょっと大きめに相槌を打ちながら話を聞くこと。
そして面接官が笑ったら、自分も笑い返すこと。
この2つです。
これは「ミラーリング」と呼ばれるもので、相手の表情やしぐさをまねることで親近感を持ってもらえるのです。
実際に自分が笑っているときに、相手が無表情だったり反応が薄かったら不安になりますよね。
恋愛テクニックでも「相手の話を聞くことが一番大事」と言われますが、それは面接でも同じです。
相手に好感を持ってもらうには、相手の話をよく聞いているという仕草をすること。
そして相手と同調するというのは、とても大事なことなのです。
それで「この人は話しやすいない」と思ってもらえるようになります。
採用される人とは、そうした点が自然にできているのですね。
面接官と会話ができる人
また面接官と会話できる人が好感度が高くなります。
自己紹介や志望動機など、事前におぼえてきたことはスラスラ言える。
けど会話になると、一言二言くらいで、とたんに反応が悪くなる人がいます。
それだと、その人がどんな人なのかがよくわからないのです。
知らない人と仲良くなる時は、会話することで親近感がうまれますよね。
会話をすることで、相手と距離が近くなって親しみを持ってもらえます。
それで「この人となら一緒に仕事できそう」と思ってもらえて採用につながります。
会話の時は完璧な回答など考えず、緊張して答えに詰まってもいいので自分らしく答えましょう。
回答も長すぎず、短すぎずに答えるといいですね。
また覚えてきた内容をスラスラいえずに落ち込む人がいます。
面接ではスラスラ言えるときと、言葉に詰まってうまく言えない時がありますが、そんなに差はありません。
言いたいことが相手に伝わっていれば、どちらでもいいのです。
うまく伝えられなかったとしても、一生懸命に伝えることでやる気は相手に伝わるはずです。
面接官の目を見て話をする
また面接官と会話するときは、目を合わせるようにしましょう。
ずっと相手の目を見ながら話す必要はないですが、時折目を合わせたほうが印象は良くなります。
逆にまったく目を合わせてくれない人とは、そんなに親しみを持てないですよね。
相手と目を合わせるというのは特に大事です。
そして面接官が2人以上いた時には、話をするときに面接官それぞれに顔を向けて目を合わせましょう。
例えば3人の面接官がいて、真ん中にいる人にだけ顔を向けて目線を合わせて話をすると、
両端にいる2人が「この求職者は自分を無視して話をしている」と感じてしまいます。
それだと印象が悪くなりますよね。
両端の2人にも決定権を持っている可能性があります。
話をするときには3人それぞれと目を合わせましょう。
これができていない人が多いです。
反抗的な態度を見せない人
「面接で面接官に反抗的な態度など見せないよ」と言う方もいるでしょう。
しかし言葉の端々に相手が気にさわることを言う人っているのですね。
例えば、面接で自分の仕事の実績を自慢するように伝えたり、
逆質問で「御社の業績はいまいちですが~」など言わなくてもいいことを無意識で言う人がいます。
その辺はその人の性格もありますけど、ホントに言葉には気をつけたほうがいいです。
業務経験者として自信があったとしても、転職活動では謙虚さを忘れないようにしたい。
内定をもらうまでは業務経験がある・ないの前に、
・使いやすそう
・反抗的な態度は見せない
という点を面接で前面に出すのです。
面接官にそう思わせた時点で合格率は上がります。
残業や転勤もOKと伝えてみる
さらには最近は残業や転勤などは嫌われています。
そこで
「残業はいくらでもできます!」
「出張や転勤もOKです!」
といえば、40代50代の面接官には受けがいいです。
実際にそうした会社で数年働いて経験を積んでから、残業や転勤なしの会社に転職すればいいのですから。
特に独身の方にはおすすめです。
後は内定が出てからどうするか?ゆっくり考えればいいのです。
ここまで説明しましたが、上の3つのことを面接のときにやってみてください。
以上になりますが、転職活動の面接の際の参考にしてください。
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