日本の有給休暇の取得率とそのほかの国との比較

みなさんは有給休暇をどのくらい取得していますか?

ここでは日本の有給休暇の平均取得日数や取得率を紹介していきます。

またほかの国との有給休暇数の比較していますので参考にしてください。

 

2022年の有給休暇取得率

2022年(令和4年)の有給休暇取得率は過去最高の62.4%になりました。

その前年の2023年は58.3%ですから、史上はじめての60%台になります。

下のグラフを見てもわかりますが、有給休暇取得率が平成31年あたりから勢いよく増えています。

これは非常にいい傾向ですね。

出典:令和5年就労条件総合調査 結果の概況 労働時間制度

 

有給休暇の取得率が上がった理由

下の表は、過去10年の有給休暇の「平均付与日数」「平均取得日数」「平均取得率」をまとめてみました。

「平均付与日数」は会社から労働者に与えられた有給休暇の平均日数です。

「平均取得日数」は実際に労働者が取得した有給休暇の平均日数です。

「平均取得率」は「平均取得日数」/「平均付与日数」です。

平均付与日数 平均取得日数 平均取得率(%)
2022年(令和4年) 17.6 10.9 62.1
2021年(令和3年) 17.6 10.3 58.3
2020年(令和2年) 17.9 10.1 56.6
2019年(平成31年) 18.0 10.1 56.3
2018年(平成30年) 18.0 9.4 52.4
2017年(平成29年) 18.2 9.3 51.1
2016年(平成28年) 18.2 9.0 49.4
2015年(平成27年) 18.1 8.8 48.7
2014年(平成26年) 18.4 8.8 47.6
2013年(平成25年) 18.5 9.0 48.8

「平均取得日数」「平均取得率」の数字が大きく上がるのは、2019年(平成31年)からです。

それまでほぼ横ばいだったのに、2019年(平成31年)から平均取得日数は10.1日、平均取得率は56.3%に上がりました。

前年の2018年とくらべて平均取得日数は0.6日、平均取得率は3.9%も上昇しています。

有給休暇の取得率が上がった要因は、2019年4月1日から始まった働き方改革です。

この時に労働基準法が改正されて、年10日以上の有給休暇の権利がある従業員は最低でも5日以上の有給休暇を取得することが義務付けられました。

そのために企業は従業員に対して有給休暇を取ることを奨励するようになりました。

コロナ過で多少上昇率も鈍りましたが、取得率は今後も上昇しそうです。

 

企業規模別の有給休暇の取得率

また下の表は、2022年(令和4年)の企業規模別の有給休暇の「平均付与日数」「平均取得日数」「平均取得率」です。

企業規模 平均付与日数 平均取得日数 平均取得率(%)
平均 17.6 10.9 62.1
1,000人以上 18.3 12.0 65.6
300~999人 18.0 11.1 61.8
100~299人 16.9 10.5 62.1
30~ 99人 16.9 9.6 57.1

企業規模が大きいほど有給休暇の平均取得日数が多くなり、平均取得率も上がっています。

1,000人以上の規模の企業は平均取得率が65.6%と一番多いです。

基本的に就職・転職をするのなら規模の大きい企業を目指したほうがいいですね。

 

世界の国との有給休暇数の比較

ほかの国との有給休暇数を比較してみましょう。

出典:データブック国際労働比較2023

上の表の説明をしますと、

週休日 1)は土日休みです。これはどの国も土曜日52日、日曜日52日の合計104日です。

週休日以外の休日 2)は祝日のことです。

日本は2021年が15日と、ほかの国に比べて祝日数が多いですが、基本的にキリスト教圏は祝日が少ないです。

年次有給休暇 3)は有給休暇の平均付与日数です。

 

ここで2022年の日本と有給休暇の比較してみます。

ほかの国の2021年の取得率も書いてありますので、それで計算すると下の表になります。

平均付与日数 平均取得日数 平均取得率(%)
日本(2022年) 17.6 10.9 62.1
イギリス(2021年) 20 16.8 84.0
ドイツ(2021年) 30 27.9 93.0
フランス(2021年) 25 20.75 83.0
イタリア(2021年) 25 19.25 77.0

日本は有給休暇の平均取得日数や平均取得率もそのほかの4か国にはまだおよびません。

特にドイツは有給休暇の平均取得日数が27.9日、平均取得率が93%です。

このぐらいだと約1か月ぐらいの有給休暇の休みが取れますよね。

そのほかの国も日本よりも取得する有給休暇は多いです。

 

ちなみに日本は上の休日以外に夏季休暇(お盆休み)や冬季休暇(年末年始休み)があります。

それらも加えると、そのほかの国と同じぐらいの年間休日数になります。

年間休日数は同じぐらいですが、自分の好きな時に休める有給休暇が多いほうがしっかり休めるかもしれませんね。

以上が有給休暇の説明になります。

「転職経験者のブログ」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。
応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで4度の転職経験があります。
応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。
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