MOS試験に合格したときの履歴書の資格欄への書き方

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の試験を受けて合格することができた後、

「履歴書に資格名をどうやって記載したらいいか?」で悩む方もいると思います。

MOSの名称を「カタカナと英語のどちらで書くのか?」「MOSと短縮表記で書いていいのか?」などいろいろ書き方がありますよね。

ここでは履歴書へのMOS資格の書き方を紹介していきます。

 

MOS試験のバージョンの説明

2023年4月の時点で、MOS試験科目は下のようになります。

試験科目バージョン
一般レベル上級レベル(エキスパート)
Word(ワード)Word 2019Word 2019 エキスパート
Word 2016Word 2016 エキスパート
Excel(エクセル)Excel 365
Excel 2019Excel 2019 エキスパート
Excel 2016Excel 2016 エキスパート
PowerPoint(パワーポイント)PowerPoint 2019
PowerPoint 2016
Access(アクセス)Access 2019 エキスパート
Access 2016
Outlook(アウトルック)Outlook 2019
Outlook 2016

「MOS 365&2019」は「MOS 2019」に名称変更されました。

また「MOS 2013」の全7科目は、2023年3月31日で試験が終了しました。

ここからは上で紹介した試験科目を、3つのバージョン「MOS 365」「MOS 2019」「MOS 2016」で並べてみます。

 

「MOS 365」の試験科目

「MOS 365」は、1つの試験があります。

・Excel 365(一般レベル)

 

「MOS 2019」の試験科目

「MOS 2019」は、7つの試験があります。

・Word 2019(一般レベル)
・Word 2019 エキスパート(上級)
・Excel 2019(一般レベル)
・Excel 2019 エキスパート(上級)
・PowerPoint 2019(一般レベル)
・Access 2019 エキスパート(上級)
・Outlook 2019(一般レベル)

WordとExcelは「一般レベル」と「エキスパート(上級)」の2種類があります。

 

「MOS 2016」の試験科目

「MOS 2016」は、7つの試験があります。

・Word 2016 スペシャリスト(一般)
・Word 2016 エキスパート(上級)
・Excel 2016 スペシャリスト(一般)
・Excel 2016 エキスパート(上級)
・PowerPoint 2016
・Access 2016
・Outlook 2016

WordとExcelは「スペシャリスト(一般)」と「エキスパート(上級)」の2種類があります。

 

MOSの履歴書への書き方

履歴書の資格欄へ書き方をくわしく説明していきましょう。

 

資格名は英語、カタカナ、短縮表記どれでもOK

資格名の書き方は、MOS公式サイトに下のように掲載されています。

※資格名の「Microsoft Office Specialist」は、英語とカタカナのどちらで表記しても結構です。「MOS」と短縮表記しても結構です。

と書いてあります。

 

英語、カタカナ、短縮表記の3種類のどれで表記してもOKです。

ですので好きな書き方で書いてみましょう。

履歴書を手書きで書く場合は「英語」や「カタカナ」で長い資格名をミスしないで書くのは大変です。

手書きの時は、書きやすい短縮表記の「MOS」で資格名を書くのがおすすめです。

下にMOSの資格名のすべての例を書いてみましたので参考にしてください。

 

MOSの資格名の書き方

ここではMOS公式サイトの例にならって、MOSの正式名称を書いていきます。

「英語」「カタカナ」「短縮表記」の例をすべて書きましたので、好きな書き方を参考にして履歴書に書いてください。

MOSの資格を複数取得したときは、書き方を統一した方が見やすくなります。

また、下の資格欄の取得年月は適当に入れただけですので、取得年月は合格認定書などを確認して書いてください。

取得した年は西暦(202X)と和暦(令和〇年)のどちらでもかまいません。

履歴書の日付や生年月日や学歴・職歴欄や資格欄を西暦か和暦のどちらかに統一して書くようにしましょう。

 

MOS 2019の記載例

「MOS 2019」は、7つの試験があります。

英語で名称を書くときの例

免許・資格
20225 Microsoft Office Specialist Word 2019 合格
20225 Microsoft Office Specialist Word 2019 Expert 合格
20226 Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格
20226 Microsoft Office Specialist Excel 2019 Expert 合格
20229 Microsoft Office Specialist PowerPoint 2019 合格
202210 Microsoft Office Specialist Access 2019 合格
202210Microsoft Office Specialist Outlook 2019 合格

 

カタカナで名称を書くときの例

免許・資格
20225 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2019 合格
20225 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2019 Expert 合格
20226 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2019 合格
20226 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2019 Expert 合格
20229 マイクロソフト オフィス スペシャリスト PowerPoint 2019 合格
202210 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Access 2019 合格
202210 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Outlook 2019 合格

 

MOSの短縮表記で名称を書くときの例

免許・資格
20225 MOS(Word 2019) 合格
20225 MOS(Word 2019 エキスパート) 合格
20226 MOS(Excel 2019) 合格
20226 MOS(Excel 2019 エキスパート) 合格
20229 MOS(PowerPoint 2019) 合格
202210 MOS(Access 2019) 合格
202210 MOS(Outlook 2019) 合格

 

MOS 2016の記載例

英語で名称を書くときの例

免許・資格
201810 Microsoft Office Specialist Word 2016 合格
20194 Microsoft Office Specialist Word 2016 Expert 合格
201810 Microsoft Office Specialist Excel 2016 合格
20194 Microsoft Office Specialist Excel 2016 Expert 合格
201810 Microsoft Office Specialist PowerPoint 2016 合格
201810 Microsoft Office Specialist Access 2016 合格
201810 Microsoft Office Specialist Outlook 2016 合格

 

カタカナで名称を書くときの例

免許・資格
201810 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2016 合格
20194 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2016 Expert 合格
201810 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2016 合格
20194 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2016 Expert 合格
201810 マイクロソフト オフィス スペシャリスト PowerPoint 2016 合格
201810 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Access 2016 合格
201810 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Outlookl 2016 合格

 

MOSの短縮表記で名称を書くときの例

免許・資格
201810 MOS(Word 2016) 合格
20194 MOS(Word 2016 エキスパート) 合格
201810 MOS(Excel 2016) 合格
20194 MOS(Excel 2016 エキスパート) 合格
201810 MOS(PowerPoint 2016) 合格
201810 MOS(Access 2016) 合格
201810 MOS(Outlookl 2016) 合格

 

MOS 2013の記載例

英語で名称を書くときの例

免許・資格
201510 Microsoft Office Specialist Word 2013 合格
20164 Microsoft Office Specialist Word 2013 Expert 合格
201510 Microsoft Office Specialist Excel 2013 合格
20164 Microsoft Office Specialist Excel 2013 Expert 合格
201510 Microsoft Office Specialist PowerPoint 2013 合格
201510 Microsoft Office Specialist Access 2013 合格
201510 Microsoft Office Specialist Outlook 2013 合格

 

カタカナで名称を書くときの例

免許・資格
201510 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2013 合格
20164 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Word 2013 Expert 合格
201510 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2013 合格
20164 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2013 Expert 合格
201510 マイクロソフト オフィス スペシャリスト PowerPoint 2013 合格
201510 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Access 2013 合格
201510 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Outlook 2013 合格

 

MOSの短縮表記で名称を書くときの例

免許・資格
201510 MOS(Word 2013) 合格
20164 MOS(Word 2013 エキスパート) 合格
201510 MOS(Excel 2013) 合格
20164 MOS(Excel 2013 エキスパート) 合格
201510 MOS(PowerPoint 2013) 合格
201510 MOS(Access 2013) 合格
201510 MOS(Outlook 2013) 合格

Word、Excel 2013のExpertはPart 1、Part 2の2科目があります。

2科目に合格すると認定証が発行されるため、上のような書き方にしました。

 

旧バージョンのMOSは履歴書に書くことはできる?

現在のMOSは「365」「2019」「2016」が取得可能です。

以前は「2013」「2010」「2007」「2003」「2002」「2000」などがありましたが、これらは現在は試験をおこなっていません。

「2013」以前の旧バージョンでも資格の失効にはなりませんので、資格取得者は履歴書に記載することができます。

 

ただ資格の失効はないといっても、昔のMOSは就活や転職で有利になるのどうかわかりません。

バージョンが古いため企業の採用担当者から「今のWordやExcelは使えるの?」と質問されることもあります。

そんな時はMOSの試験を受けなおすか、新しいバージョンの「Word」や「Excel」が使えることを説明できるようにしておきたいですね。

 

また「Office 2013」は2023年4月11日ですべてのサポートが終了しました

これ以降はセキュリティの更新プログラムの提供が停止するため、セキュリティ上、非常に危険な状態になります。

家庭や職場で「Office 2013」を使っている場合は、新しいバージョンのOfficeにアップグレードすることをおすすめします。

それにあわせて「2013」の試験は、2023年3月31日で終了しました。

以上になりますが、MOSの試験を受ける際の参考にしてください。

「転職経験者のブログ」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。
応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで4度の転職経験があります。
応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。
更新中のTwitterは下からごらんください。

山吉 治をフォローする
履歴書
転職経験者のブログ

コメント