転職活動で履歴書を作成するときは、応募者の顔を撮影した証明写真が必要になります。
証明写真は企業の採用担当者も見ますので、できればキレイに写真を撮影して印象を良くしたいですよね。
ここでは「証明写真の作り方」や「写真の貼り方」などを紹介していきます。
履歴書の証明写真のつくり方
履歴書の証明写真を撮影する場所としては、
・写真館で撮影する
・スピード写真で撮影する
などがあります。
上の3つをそれぞれ説明していきましょう。
スマホのアプリで撮影する
証明写真は自分で作成することができます。
カメラ付きのスマホで写真を撮影して作成できるのですね。
作り方としては、AppStoreやGooglePlayで「証明写真」で検索すると、写真専用のアプリが出てきます。
例えば「履歴書カメラ」というアプリをスマホにインストールして、アプリを立ち上げて写真を撮影します。
写真を撮るときに背景は白い壁をバックにして撮影するようにしましょう。
また光の角度によって顔に影が出てしまって出来ばえがよくないときもあります。
顔に影ができない明るい場所を選んでみてください。
自撮りするよりも、ほかの人に写真を撮ってもらうなどして、いい写真が撮れるように工夫してみましょう。
あとは自宅のプリンターで証明写真を写真用の用紙(L版)に印刷するか、プリンターがなければコンビニで印刷します。
コンビニ証明写真「ピクチャン」を利用すれば、写真3枚が200円で簡単に作成できます。
写真アプリを使ってみた感想
私も写真アプリを使ってみたのですが、その感想としては「めんどくさい」です。
まずスマホに写真アプリ(使ったのは「履歴書カメラ」)をダウンロードして写真を撮影します。
また、アプリの使い方を覚えないといけません。
そしてアプリも操作が簡単というけれど、写真を撮るのが初心者にはむずかしい。
室内だと光量が足りずに写真が暗い感じになったり顔に影ができたり、しかも一人で撮影するとなると、スマホや片手や両手で持つためかうまくとれない。
せめて撮影者にとってもらったほうがいいですね。
そのあとコンビニで写真を作成することができますが…それもいちいちめんどくさい。
私が不器用なだけかもしれないですが、作り方を覚えても素人が思っているほど上手には作れないのです。
写真のつくり方を覚えたりする時間があったら、スピード写真や写真館で撮った方がはやいです。
しかもアプリの写真の出来を見て「この写真で大丈夫かな?」と不安になるのなら、なおさらです。
写真代はケチらないほうがいい
「写真アプリを使えば写真代は安くなるからお得」といわれます。
しかし自分の将来がかかっているのなら、投資は惜しまないようにしましょう。
証明写真を用意する必要があるのなら、やはりできの良い写真をつくることをおすすめします。

写真は合否には影響しないだろう。
と思うかもしれませんが、やはり証明写真は履歴書の中で目立ちます。
ほかの応募者は写真館できれいに写真を撮っているのに、自分の写真はどこか素人感があってきれいでなかったら「スマホで撮ったんだな」ってバレますよね。
スマホで撮ってもいいのだけれど、どこか写真が見劣りするのだったら、採用担当者にどう思われるかわかりません。
ほかの応募者と比較される以上は下手に手を抜かない方がいいのです。
スマホで写真を作成するのなら、実際にスピード写真も撮影してみて、両方の写真を見くらべてみるぐらいやった方がいいでしょう。
それで同じぐらいの出来なら、スマホで撮影でもいいと思います。
スマホ撮影できれいに写真が撮れれば問題ないですが、転職活動の時は写真もきれいに作成した方がいいです。
きれいな写真が撮れないときは、最低でもスピード写真で証明写真をつくることをおすすめします。
ほかの応募者がきれいな写真を履歴書に貼ってきている中で、素人が撮った感じの写真を履歴書に貼っていたらどう思われるでしょうか。
企業の採用担当者もあまりいい気はしないですよね。
写真館で撮影する
写真館とは証明写真を撮影してくれるお店です。
ここでは撮影用カメラや照明器具や機材など写真撮影する環境が整っていて店員が撮影してくれます。
多少料金はかかりますが、履歴書の証明写真は写真館で撮るのがおすすめです。
ネットで探せば近所で個人経営をしている写真館が見つかると思います。
そうしたところで写真を撮ってもいいですね。
全国展開している写真館と言えば「カメラのキタムラ」や「パレットプラザ55ステーション」などが有名です。
それぞれの証明写真の基本料金を比べてみました。
カメラのキタムラ
証明写真(4.5×3.5cm未満)の料金は下のようになります。
写真焼き増し1枚当たり 385円(税込)
パレットプラザ55ステーション
証明写真(4×3cm)の料金は下のようになります。
写真焼き増し1枚当たり 220円
「写真焼き増し」は、証明写真4枚セットを購入した後、写真データを保存しているCDから追加で写真をつくることです。
その他の追加のサービスとして、
「プレミアム仕上げ」は、顔のニキビやそばかすやほくろなどを目立たなくするなどの写真のプチ修正をしてくれるサービスです。
「シール加工」は写真の裏面にシール加工をしてくれるサービスです。
それぞれ追加料金がかかります。
どちらのお店も料金やサービスはそれほど変わりはないので、上のサイトから店舗の検索をして近くにあるお店に行ってもいいですね。
また、どちらも「就活応援パック」などのお得なプランもあります。
上のサイトの料金表を一度よく確認してみてください。
スピード写真(証明写真機)で撮影する
スピード写真は駅前やスーパーに設置されているボックス型の撮影機です。
スピード写真で有名なのは「証明写真機Ki-Re-i」と「富士フイルムの証明写真ボックス」です。
「証明写真機Ki-Re-i」と「富士フイルムの証明写真ボックス」ともにスタンダードの値段は800円からです。
しかし「証明写真機Ki-Re-i」は写真(4×3cm)が8枚、「富士フイルムの証明写真ボックス」は写真(4×3cm)が4枚と差がつきます。
値段と枚数から見て、スピード写真を選ぶなら「証明写真機Ki-Re-i」がおすすめです。
証明写真機Ki-Re-i
証明写真(サイズ4×3cm 8枚)の値段は下のようになります。
2.肌美+(女性向け) 900円
3.男前+(男性向け) 900円
4.レギュラータイプ 800円
また撮影データをスマホやパソコンに保存することができて、WEBエントリーに利用したり再プリントすることもできます。
スマホへのデータ保存のやり方やKi-Re-iの設置先は上のリンク先から検索して探してください。
富士フイルムの証明写真ボックス
証明写真(サイズ4×3cmが4枚と3×2.5cmが2枚)の値段は下のようになります。
肌美人スタンダード 800円
「肌美人」と書いてありますが、男性が撮影しても問題ないです。
こちらも「スマフェイス」を利用すれば、上のKi-Re-iと同じように写真データをスマホやパソコンにダウンロードして使えます。
ボックスの設置先は上のリンク先から検索してください。
写真館とスピード写真はどちらがいいのか?
最近はスピード写真も性能が良くなっていて、画質がきれいな証明写真がつくれるようになっています。
履歴書の証明写真は、企業から指定がない限りスピード写真でも問題はないのですが、よりきれいに撮りたいのなら写真館で撮った方がいいでしょう。
写真代は安く済ませたいという方はスピード写真を利用してもいいですね。
またスピード写真は、撮影後に自分で写真を1枚ずつ切り取ることになります。
はさみで写真を切る取ることはできますが、はさみを使うと写真の切り口がゆがんでしまうことが多いです。
つながっている写真をきれいに切り取りたい場合は下の記事を参考にしてください。
写真撮影をするときの服装や身だしなみ
パートやアルバイトの求人に応募するときの証明写真は普段着の私服でもいいと思います。
正社員や派遣社員や契約社員の求人に応募するときは、スーツのジャケットと白いワイシャツを着用します。
男性はネクタイを締めた服装で写真を撮りましょう。
写真館やスピード写真を撮りに行くときは、スーツを着ていって写真を撮った方がいいですね。
ほかに気をつける点としては、
ピアスやイヤリングやネックレスははずしておく
スーツやシャツが汚れていないか?
ネクタイがゆるんでいたり、曲がったりしていないか?
メイクが派手すぎないか?
などをチェックしておきましょう。
写真館で撮影するときは、カメラマンからネクタイの締め方や髪型などの身だしなみ、顔の角度や口角の上げ方など顔の表情に関してのアドバイスをもらえます。
また何度も取り直しができますので、自分ひとりで撮影するよりはいい写真ができるはずです。
しかしスピード写真を利用する時は身だしなみなどすべて自分で整えるようになります。
撮影前は鏡をよく見て服装や身だしなみを整えるようにしたいですね。
また「写真を撮るときの顔の表情は、真顔よりも笑顔でとったほうがいい」ともいわれますが、無理に笑顔をつくる必要はありません。
「歯を見せてニッコリ笑う」よりは、口は閉じてわずかに微笑むぐらいの自然な感じの表情のほうが見た感じも良くなります。
背景色は派手な色より青や白など、無難な色を選んでおきましょう。
シャツのみの姿の写真撮影はNG
また夏のクールビスの時期にはスーツの上着なしのシャツのみの服装で面接をする場合もありますので、その格好で写真を撮ったり。
あるいは写真を作成するときにスーツの上着を忘れてしまい、「このままでもいいか」と思って撮影した方もいるでしょう。
履歴書の証明写真は、白シャツの上にスーツの上着を着用した姿で撮影しましょう。
男性はネクタイの着用も必須です。
クールビスの時期でスーツの上着やネクタイが必要ないときでも、写真は上着やネクタイを着用した姿で写真を作成することをおすすめします。
証明写真は正装で撮影した方が無難です。
ほかの応募者がみんなスーツを着た正装で写真を撮っているのに、自分だけシャツ姿の写真だとあまりいい印象は持たれません。
写真撮影の時は正装で撮影するようにしたいですね。
撮影前に履歴書の写真のサイズを確認する
履歴書の証明写真は、本人確認をするためのものです。
履歴書に貼ってある顔写真と、面接に来た応募者が同一人物か確認するためにものです。
また、履歴書の証明写真は、縦4cm×横3cmです。
ただ履歴書やエントリーシートによっては写真のサイズが変わってくることもあります。
写真サイズは何センチなのかよく確認しておきたいですね。
市販の履歴書を見ると、写真の欄は下のように書かれています。
・単身胸から上
これは「胸から上の上半身を撮影してください」という意味です。
・裏面のりづけ
履歴書に写真を貼るときは、はがれないように写真の裏面にのりづけして履歴書に貼ります。
・裏面に氏名を書く
これは履歴書から写真がはがれてしまうと誰の写真なのかわからなくなる場合もあります。
そのために写真の裏に自分の氏名を書いておいてほしいということですね。
写真の裏面に氏名を書くときは、力を入れないでボールペンやシャーペンなどで書きます。
力を入れて書くと、写真の表面に筆跡が残ってしまいますので、軽く書く感じで書いておきしょう。
履歴書への写真の貼り方
市販の履歴書を買うと証明写真を貼るための「両面接着シール」が入っています。
この「両面接着シール」を使えば写真をきれいに履歴書に貼ることができます。
市販の履歴書の中には「両面接着シール」が入っていないものもあります。
そしてパソコンで履歴書を作成したときには写真を貼るものを用意しないといけません。
両面接着シールがないときは、100円ショップや文房具店、書店、コンビニなどに売っている「テープのり」か「スティックのり」を使ってみてください。
特に下のダイソーの「テープのり」は写真を貼った時にのりがはみ出てベタつくこともなく、手や用紙が汚れることもないのでおすすめです。
できれば粘着力が強いタイプのものを選びましょう。
その方がはがれにくくなります。
以上になりますが、証明写真をつくるときの参考にしてください。
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