履歴書は手書きとパソコン作成のどちらが有利?企業の人事担当者の声

履歴書

「履歴書は手書きの方がいいのか?」それとも「パソコンで作っていいのか?」で悩むこともありますよね。

履歴書は手書きの方が無難だけど、記入ミスなしで何枚も書くのはけっこう大変です。

またパソコンの方が簡単に作れるけど、「パソコンで作成した履歴書は評価されないのでは?」と不安になることもあります。

そのためにどちらにするか迷いますよね。

このことに関しては、企業の人事担当者のアンケートが公開されていますので、それを見てしてみましょう。

新卒の就職活動や転職活動やパート・アルバイトで履歴書作成の際の参考にしてください。

 

新卒の就職活動は手書きとパソコン作成のどちらが有利?

株式会社i-plugは「手書きの履歴書に対する意識調査」の結果を公開しています。

「手書き以外の履歴書は評価を下げますか?」という質問に対して、企業の人事担当者511名が回答しています。

「手書き以外の履歴書」とは、パソコンやスマホなどで作成した履歴書になります。

出典:PR TIMES 人事の8割が「履歴書が手書きでなくても評価を下げない」。「就活の変」プロジェクトが学生・人事対象アンケートを公開

 

「手書き以外の履歴書は評価を下げますか?」の質問に対しての回答は、

「はい」…7.2%
「いいえ」…85.6%
「その他」…7.2%

となりました。

 

企業の人事担当者の85.6%が「いいえ」と回答しています。

ということは、パソコンやスマホで履歴書を作成しても問題ないということです。

実際に「いいえ」と回答した人事担当者は「効率的な方法で提出いただけるなら問題ない。内容を重視します 」と回答しています。

反対に「はい」の回答は7.2%ありますが、その理由として「性格判断として、字のうまい下手ではなく、丁寧に一所懸命に書いていることを評価したいため。」とあります。

「はい」と回答した人事担当者もパソコンで作成した履歴書を否定しているのではなく、手書きで一生懸命書いたことを評価しているようです。

履歴書は作成方法ではなく、内容が大切ということです。

 

就活生の手書き作成の割合

「履歴書の様式に指定がない時、手書きで記載しますか?」という質問に、就活生241名が回答しています。

「履歴書の様式に指定がない時」とは、「履歴書はパソコンで作成してもかまいません」とか「履歴書は手書きで作成してください」など、企業から指定がない場合です。

その結果は、

手書きで記載する…46.5%
手書きで記載しない…46.9%
その他…6.6%

という結果になっています。

手書きで記載する・しないが、大体半分ぐらいに分かれています。

「手書きじゃないとダメ」と思い込んでいるのは、むしろ就職活動をしている方なのかもしれませんね。

新卒の就職活動でパソコンで履歴書をつくりたい方は、パソコンで作成しましょう。

 

転職活動は手書きとパソコン作成のどちらが有利?

転職サイト「doda(デューダ)」でも同様のアンケートを取っています。

「履歴書は手書きとパソコン作成のどちらが良い?」という質問を、企業の採用担当者103人におこなっています。

出典:doda 履歴書は手書きとパソコン作成どちらがいい? 採用担当者の生の声とメリット・デメリット

パソコンで作成した方が良い…10.7%
どちらかというとパソコンで作成した方が良い…3.9%
どちらともいえない、どちらでもかまわない…42.7%
どちらかというと手書きの方が良い…15.5%
手書きの方が良い…27.2%

というアンケート結果になっています。

上の円グラフを見ると、「どちらともいえない、どちらでもかまわない」が42.7%と一番多いです。

また次に「手書きの方が良い」も27.2%と多いですね。

 

中途採用は経験や実績が合否に大きく影響する

しかしdodaは冒頭で、次のように書いています。

応募先企業から指定がない場合、履歴書は手書きとパソコンのどちらで作成しても問題はありません。中途採用の場合は、業務を通じて培ったスキルや経験、実績など、履歴書に書かれる内容そのものがより重視されるので、手書きかパソコン作成かといった作成方法が合否の決め手になることはめったにありません。

と最初に結論を書いています。

やはり転職活動などの中途採用の場合は、応募者のスキルや経験や実績といった内容が合否に大きく影響するということです。

 

でもアンケートでは、「手書きの方が良い…27.2%」「どちらかというと手書きの方が良い…15.5%」と、手書きを推奨する人事担当者も多いようですが…

これは「手書きで履歴書を作ると評価が高くなるということではなく、手書きの文字、書き方を選考要素のひとつとしてみるため」としているようです。

結局、パソコンで作成した履歴書自体がダメということではないようです。

ですので、転職活動においてもパソコンで履歴書を作成して問題ないといえます。

また「それでも手書きとパソコン作成で迷ったり、不安を感じたりするようなら、企業に直接、確認してみる」という方法もあります。

どちらにするか判断に迷うときには、応募する企業に連絡して確認してみましょう。

 

ハローワークの見解

ハローワークは履歴書の作成に関しては、どのように思っているのでしょうか?

ハローワークインターネットサービスの「応募書類の作り方」の履歴書(PDF)には下の文章があります。

履歴書を手書きにするかパソコンで作成するべきかは応募企業によって異なります。以前は、圧倒的に手書きをお勧めしていたのですが、今は「手書きでもパソコンでも構わない。」とする企業が多いので、履歴書作成に充てられる時間などを考えてそのいずれかを判断します。一般的には、ホームページなどからもエントリー可能な企業はパソコン作成でも問題ないでしょうし、IT関連や外資系企業に応募する際はパソコン作成をお勧めします。

出典:ハローワークインターネットサービス 履歴書・職務経歴書の書き方

ハローワークも履歴書は手書きをすすめているわけではなく「どちらでもかまわない」という考えのようです。

実際にハローワークはパソコン作成用と手書き用のJIS規格の履歴書を無料で配布していますので、どちらを使うかは応募者の判断に任せているのですね。

 

最近はパソコンで履歴書を作成する方も多いので、文字を見て判断する企業は「履歴書は手書きで書いてください」などの注意書きが求人に書いてあります。

そうしたことが書いていない企業は、どちらでもかまわないと判断できます。

 

企業の書類はパソコンで作成されている

2019年8月に株式会社ビズオーシャンが行った調査です。

下の円グラフは「営業報告書や各種申請書類など、社内での報告・申請はどのように作成して提出していることが多いか?」という質問に対する回答です。

出典:経営PRO-Q 報告書・申請書を「紙で保管・管理」している企業は約6割いることが判明!

指定用紙に手書きして提出…22%
エクセルやワードを使用して書類作成、印刷して提出…34%
エクセルやワードを使用して書類作成、データで提出…26%
社内システム等へ入力して、提出…14%

という結果になっています。

 

上の円グラフからわかることは、「指定用紙に手書き」が22%と、手書きの書類もありますが…

おそらく交通費精算などの各種申請書類は、指定用紙に必要事項を手書きで記入して提出することは多いと思います。

また「エクセルやワードを使用して書類作成、印刷して提出」が34%となっています。

これは社内で報告がある場合は、報告内容を用紙に印刷して従業員に配布したり掲示板に掲示する場合もありますが、基本的には手書きではなく、エクセルやワードなどで書類を作成することが一般的です。

現在は、紙の書類はほぼパソコン等で作成されています。

人事担当者も手書きではなく、パソコンで作られた書類の方が見慣れています。

職務経歴書もパソコン作成が一般的ですが、パソコンで作成された履歴書を見て違和感を持つことはないでしょう。

人によって筆跡が変わる手書きの文字よりも、パソコンの統一された文字の方が読みやすいと感じるはずです。

手書きでキレイに文字を書くのもいいですが、「読みやすさ」という点ではパソコンの文字はかなりすぐれています。

そういう点を踏まえても、履歴書をパソコンで作成してもほとんど問題ないと思います。

履歴書の評価は記載された内容次第と思った方がいいでしょう。

 

企業活動において「手書き」は無駄でしかない


友人や知人に手紙やはがきなどを送る際に文章を手書きにしたら、それをもらった方も親しみも感じると思います。

損得勘定なしの間柄なら、手書きでもいいと思います。

しかし企業活動においては「効率」ということも考えないといけません。

今は働き方改革で長時間労働もできなくなっていますので、勤務時間内の無駄な作業はなくしたり簡略化するようになってきています。

特に手書きはパソコン入力と比べると、書く作業に時間がかかります。

パソコンを使うことで文章を書くなどの作業時間を短縮できますし、作業スピードもかなり速くなります。

また、手書きは記入ミスをした場合の訂正に時間がかかりますし、それに集中して字を書くとけっこう疲れますよね。

さらに手書きは人によって字の特徴にクセがあり、それを読む側が理解できなかったり、読み間違えることもあります。

それでも手書きを奨励しているということは、その企業の業務効率がよくなく、ムダな時間を改善することもなく、従業員の活躍の機会をうばっているとも言えます。

さらに履歴書は記入ミスが許されないので、一文字でも間違えたら新しい用紙へ書き直すことになります。

そうした無駄な作業を応募者に求める企業は、社内全体の業務効率がよくない可能性もあります。

 

履歴書はパソコン作成がおすすめ

そして、書くこと自体が企業に利益をもたらすわけでもありません。

勤務中に様々な業務をおこなう中に書く作業がありますが、例えばパソコンを使えば10分で終わる作業を手書きで30分かけていたら、時間がもったいないです。

そんな時間が毎日あったら、結果的には、ムダな時間も膨大に増えていきます。

そうなると重要な業務に多くの時間をかけられず、生産性が上がることもなくなり、結果として長時間労働が習慣になってしまいます。

「手書きの方が好感が持てる、熱意が伝わる」ということもありますが、企業の上層部がこうした感性を持っていたとしたら疑問を感じます。

もはや企業活動においては手書きはなくした方がいいのです。

就活や転職で不採用になる理由は教えてもらえませんが、仮に「履歴書が手書きではないから」という理由で不採用になったとしても、問題はないです。

そうした企業に入社できても、その後、苦労するだけです。

世の中の変化に合わせて、仕事のやり方も変えていける企業でなければ、今後は生き残っていくのもむずかしくなります。

ここまで企業のアンケートを参考に紹介してきましたが、基本的には履歴書はパソコン等で作成しましょう。

履歴書作成はパソコン作成の方が簡単ですので、パソコンで作成することをおすすめします。

履歴書は読みやすいもので、伝えるべきことが相手に伝われば、手書きでもパソコン作成でも問題はありません。

以上になりますが、履歴書を作成する際の参考にしてください。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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