履歴書の「本人希望記入欄」の書き方(在職中や転居予定の記入例など)

履歴書

履歴書には「本人希望記入欄」があります。

(履歴書によっては本人希望記入欄ではなく「その他特記すべき事項」「備考欄」「自由記入欄」という欄があります)

 

「本人希望記入欄」と言われても、何を書いたらいいのかわからなかったり、特に書くことがない時は未記入のままでいいのか迷いますよね。

そんな方のために、ここでは履歴書の「本人希望記入欄」の書き方を説明していきます。

 

「本人希望記入欄」には何を書くのか?

ハローワークがネット上で配布している履歴書の本人希望記入欄は、

本人希望記入欄(特に給与・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望などがあれば記入)

と書いてあります。

 

上にあるように、本人希望記入欄は特に「給与」「職種」「勤務時間」「勤務地」「その他」について、本人の希望が書ける欄ということです。

 

「本人の希望だから給与とかの希望額など好きなように書いていいのかな?」と思ってしまいますが、そうではありません。

()で注意書きとして書かれているということは、そうした条件を記入させる求人も中にはあるということです。

 

例えば「前職の給与額や、本人の給与希望額を履歴書に書いてください」と注意書きがある中途採用の求人もあります。

この場合、企業の採用担当者は「応募者がどのぐらいの給与を希望しているの知りたい」と思っているのですね。

 

そんなときは希望する額を書いておきましょう。

例えば「年収が500万円ぐらいは欲しい」というときは「希望年収500万円」というように書いておきます。

その期待に応えられそうになかったら、企業の方からお断りする場合もありますし、面接のときや内定が決まった後に給与額について話し合いを持つこともあります。

 

「職種」は、同じ企業で「営業」と「事務」を両方募集しているなどの異なる職種を同時に募集しているときもあります。

そんなときは職種を記載しておきましょう。

書き方の例としては「希望職種:営業」と書いておきます。

うっかり間違えて、希望していない職種で採用されたらイヤですよね。

 

「勤務地」は、企業側からいくつか候補地が挙げられていて、そこから選択して記入することがあります。

書き方の例としては「希望勤務地:東京」と書いておきましょう。

勤務地は自分の希望通りになるわけではありませんが、記入する場合は書いておきましょう。

 

「勤務時間」は、パート・アルバイトの求人なら「1日5時間で週3日働きたい」など、自分が働きたい曜日や時間などを書くこともあります。

しかし正社員や派遣・契約社員の求人の「勤務時間」は、仕事にもよりますがほぼ決まっています。

そのためパート・アルバイト以外は「勤務時間」はあまり書くことはないです。

 

希望する給与額は書かない方がいい?

最後に「その他」と書いてありますので、そのほかのことを書いてくる方も多いです。

例えば「家庭の事情により残業や転勤はできません」とか「給与は最低でも○○万円はほしい」とか、いろいろ希望を書いてくる方もいます。

ただそれを見て「この人はウチの会社に向かないかな」と思われてしまい、書類選考で落とされてしまうこともあると思います。

 

求人に「希望事項を書いてください」という明記がなかったら、本人希望記入欄は記入する必要はありません。

おそらく応募者本人の希望事項を書かせる求人は多くはないと思います。

 

ほかに具体的な希望があったとしても、本人希望記入欄には書かないで、面接のときや採用が決まった後で採用担当者と相談するのが一般的です。

履歴書に書くよりも、書類選考を通過したあとの面接の時に自分の希望を採用担当者に伝えたほうがいいですね。

本人希望記入欄は応募者が企業に要望することをあれこれ書くような項目ではないのです。

 

ただ「手取りで毎月20万円もらえないと生活できない」など、どうしてもゆずれない条件があるときは書いておきましょう。

応募者の希望に添えない場合は書類選考で不採用になる可能性も出てきますが、それはそれで仕方がないですよね。

 

また「車で通勤をしたい」とか「持病を持っていて通院している」「子供の送り迎えがあるので残業ができない」などの相談は、履歴書に書いてもいいですが、面接で聞いてみたほうがいいですね。

企業の採用担当者と話をしてお互いに妥協できる点が見つかる可能性もありますので、面接で話をしてみましょう。

また自己PRなどを書く方もいますが、職務経歴書などに記載する自己PRと内容が同じなら無理に書く必要はないと思います。

 

在職中の転職活動をしている時の書き方

また本人希望記入欄は、応募先企業と連絡をする際の「通信欄」として使うこともあります。

仕事をしながら転職活動をしていたり、在学中に学業が忙しいときは、日中に電話に出ることができない時もあります。

 

応募した企業からの電話に出られないときのために、本人希望記入欄に一言書いておきましょう。

例えば、

現在、在職中のため、日中は電話に出ることができない場合がございます。
ご用件等ございましたら、お手数ですが留守番電話にご伝言をお願い致します。
確認次第、折り返しご連絡させていただきます。

 

またどうしても電話に出られない時間帯があるときは、それを記載しておきましょう。

現在、在職中のため、月曜日~金曜日の9~17時の時間帯は電話に出ることができません。
ご用件等がございましたら、お手数ですが留守番電話にご用件を入れていただくか、メールでのご連絡をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

と書いてもいいですね。

新卒の就職活動をしている方で、学業やバイトで忙しくて電話に出られない時間帯があるときは曜日や時間帯などを記載しておきましょう。

メールでやり取りする場合は、履歴書に連絡可能なメールアドレスも記載しておきたいですね。

 

入社可能日がわからないときは?

「入社可能日」を記載してくる方もいます。

「即日入社可能」など入社可能日がわかるのなら書いてもいいですが、応募先の企業が求めていないことを書く必要はありません。

選考の期間が長引けば、入社可能日もいつになるかわかりませんので無理に記載しなくていいです。

 

在職中の転職活動をしている時は、履歴書の職歴欄に「現在に至る」もしくは「〇〇会社在職中」と書くと思います。

それを見れば企業の担当者も、内定を出してから入社してくれるまでに1~3か月ぐらいかかることはわかってくれます。

現職を退職してから入社するまでの日程は、面接の時や内定が出た後で採用担当者とよく話し合うようにしましょう。

 

在職中の転職活動では「退職を申し出てからどのくらいの期間で退職できるのか?」をよく確認しておくこともお忘れなく。

企業にもよりますが、だいたい1~3カ月ほどかかると思います。

企業の「就業規則」の退職するときの注意点をよく読んで、退職の仕方や退職するまでの期間をよく把握しておきたいですね。

 

転居する予定があるときの書き方

今後採用が決まれば、現在住んでいるところから会社近くへ引っ越す予定の方もいると思います。

 

その場合は、通勤時間の欄は空欄にしておいて、履歴書の本人希望記入欄に、

採用をいただきましたら転居を予定しているため、通勤時間欄は空欄にしてあります

もしくは、

採用が決まりましたら貴社へ通勤できる地域に転居を予定しております

と記載しておきましょう。

 

これで採用担当者も引っ越す予定があることをわかってくれます。

今後引っ越しをする予定があったとしても、履歴書の住所の欄には現在住んでいる住所を書いておきましょう。

引っ越し先が決まった後に会社へ住所変更を伝えればいいですね。

 

特に記入することがない場合は?

本人希望記入欄に特に書くことがない場合は、「特になし」とか「特にありません」と書いてもかまいませんが、

貴社の規定に従います

と書く方が多いです。

それ以外は書く必要はありません。

 

空欄にしておくと「記載もれ」と判断されることもありますので、何か書いておきましょう。

本人希望記入欄に書き忘れたことがあったとしても、面接のときに採用担当者に伝えればいいので、「貴社の規定に従います」と書いておけばまず問題ありません。

何も書くことがない時は、本人希望記入欄のスペースが大きく空いてしまいますが気にすることはありません。

以上ですが、本人希望記入欄を書くときの参考にしてください。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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