求人の「経験者優遇」や「未経験者歓迎」はどういう意味なのか?

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中途採用の求人やパート・アルバイトの募集には「経験者優遇」「未経験者歓迎」などの言葉を見かけることがあります。

「これってどういう意味なの?」と疑問に思ったことはありませんか。

 

ここでは求人に記載されている「経験者優遇」「未経験者歓迎」などの言葉の意味を紹介していきます。

就職・転職活動の際の参考にしてください。

 

「経験者優遇・歓迎」の意味

求人の募集要項を見ていると「経験者優遇」「経験者歓迎」という言葉を見かけることがあると思います。

ちなみに「優遇」と「歓迎」の言葉は、特に大きな意味の違いはないです。

 

「経験者優遇・歓迎」の意味は2つあります。

・選考の際に採用されやすくなる

・給与やその他の面で優遇されることがある

という点です。

 

「経験者優遇」と書いてあるときは、経験者は選考で有利になり、採用される確率が高くなります。

未経験者を採用すると、企業も一から仕事を教えて育てていくことになり、一人前になるまで時間がかかってしまいます。

その点、経験者であれば過去に同じ仕事の経験もあるため、すぐに即戦力になってくれるので優先して採用されることもあるのですね。

 

ただ仕事の経験があったとしても、それだけで採用されることはありません。

企業の採用担当者は応募者を総合的に見て採否を決めます。

 

仕事の経験があったとしても、これまで経験してきた仕事のやり方やスキルが、応募先の企業では多少食い違う点も出てきます。

また経験者でも自分の仕事のやり方に自信がありすぎて、やり方を変えることなく自己流で仕事をするクセのありそうな人などは不採用になることもあると思います。

特に経験が豊富な年配の方にそういう方がいますよね。

 

ほかにも「年齢」「人柄」「給与」など、その他の条件で経験者でも採用されないことはあります。

採用試験で優遇はされるけど確実に採用というわけではないのですね。

経験者よりも仕事に適性のある未経験者がいれば、そちらが採用されることもあります。

 

また経験者は給与や業務の面でも優遇されることもあります。

未経験者なら給与が20万円のところが、経験者なら能力に応じて入社時から25万円や30万円などの給与ということもあります。

ほかにも企業によっては業務の面で優遇されたり、最初から役職につくこともあると思います。

 

「経験者」とは何が基準になるのか?

どのくらいの仕事の経験があれば「経験者」になるのかわかりませんよね。

 

これには明確な基準はありません。

履歴書や職務経歴書に職歴や資格などを記載しますが、それによって業務経験者かどうかを判断したり。

または面接の時や採用後の仕事内容を見た上で判断する場合もあります。

 

未経験者は経験者優遇の求人に応募できるのか?

求人に「経験者の方を優遇します」と書いてあると、「未経験者は採用されないのかな?」と思ってしまいますよね。

 

この場合、未経験者を採用するかどうかは、企業によって判断もわかれます。

ですので未経験者が応募するときには、求人先の企業に問い合わせてみましょう。

ネット求人の場合には問い合わせフォームがありますし、ほかにも電話やメールで質問してみてもいいと思います。

 

履歴書などの応募書類を作成するのは時間がかかりますし、応募書類を郵送するのもお金がかかりますよね。

無駄な時間や手間やお金を使わないためにも、応募する際は最初に確認してみましょう。

「未経験者でもOKです」と言われたら応募をしてみて、「未経験者はお断りしています」と言われたらあきらめて次の求人を探しましょう。

 

「未経験者歓迎」「経験不問」の意味

求人には「未経験者歓迎」「経験不問」「未経験OK」「初心者歓迎」といった言葉もみかけます。

これを見ると「業務経験のない未経験者を優先して採用してくれるのかな?」と思ってしまいますが、そうではありません。

 

これは「未経験者の方も書類選考や面接をしますよ」という意味です。

 

未経験者歓迎と書いてあるのは「未経験者の応募も歓迎します」という意味であって、「未経験者を採用します」という意味ではありません。

応募はできるけど、採用されるかどうかはまた別の話です。

 

「未経験者歓迎」と書いてある求人に経験者が応募してくれば、未経験者よりも経験者の方が優先されて採用されることもあります。

また「未経験者歓迎」と書いてあるために応募者数が多くなってしまい、そのぶんだけ採用基準が上がってしまうことも考えられます。

そのために不採用になる可能性も出てきます。

 

ではなぜ「経験者」ではなく「未経験者」を歓迎しているのというと…

・募集しても応募者が集まらないため

・誰にでも簡単にできる仕事のため

という理由があります。

 

理由のひとつは、求人を出して人を募集しても経験者がほとんど来てくれないからです。

そのため未経験者でもいいから入社してくれる人が欲しいという場合です。

本当は経験者が欲しいけど経験者は来てくれないため、応募基準を低く設定しているのです。

 

また企業によっては経験者を採用するよりも、未経験者を採用して教育した方が仕事をしてくれるという理由もあると思います。

 

未経験者でも採用される仕事とは?

もうひとつの理由は、「誰にでもできる仕事」のため未経験者を募集している場合もあります。

仕事内容はそれほどむずかしくはなく、未経験者でも十分できる仕事ということです。

パートやアルバイトの求人に「初心者歓迎」「未経験者OK」と記載されていることも多いですよね。

 

ただ未経験者にできる仕事といっても、簡単でラクな仕事ばかりではないと思います。

 

基本的に誰にでもできる仕事は、簡単にできる単純作業が多いですが、作業する量や時間が多い場合があります。

同じ作業をずっと繰り返すだけの仕事だったり、肉体労働などハードできつい仕事もけっこうあります。

未経験者にできる仕事内容だけど、「未経験者にやさしい仕事」ではないこともあります。

 

また求人で「未経験でも高収入確実!」などの言葉も見かけます。

ご存知だと思いますが、未経験者が高収入が得られるほど世の中は甘くありません。

 

そうした求人は長時間労働で残業が多くて休日も少なく、達成するノルマも厳しいなど、肉体的にも精神的にも過酷な職場の可能性もあります。

仕事内容も激務のために人がすぐに辞めていってしまう職場のため、「高収入確実!」という言葉で応募者を誘っているのかもしれません。

 

こうした求人に応募するときは、ある程度は覚悟を決めて中途半端な気持ちではいかない方がいいでしょう。

また面接のときや入社前にその会社のことをよく確認してから、入社するかどうかを決めたいですね。

 

「経験者優遇・未経験者歓迎」の意味

求人には「経験者優遇・未経験者歓迎」と両方が書いてあるものも見かけます。

これを見ると「どちらも優遇・歓迎してくれるのかな?」と思ってしまいますよね。

 

これは「未経験者の応募は歓迎するけど、経験者が応募してきたら経験者の方を優遇します」という意味です。

 

これも言葉通りの意味ですね。

採用試験では経験者の方が有利になりますが、経験者がかならず採用されるわけではありません。

 

経験者がちょっとイマイチで採用しづらい反面、未経験者に仕事の適性があれば未経験者が採用されることもあります。

とはいっても、この場合は未経験者が採用される可能性はあまり高くないですが、気になる求人だったらぜひ応募してみましょう。

 

以上になりますが、求人に応募するときの参考にしてください。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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