履歴書の「学歴・職歴」の書き方(学生・転職希望者・フリーター向け)

履歴書

履歴書には「学歴・職歴」を書く欄があります。

「学歴・職歴」は企業の採用担当者が必ず目を通す重要な項目なのですが、書き方がよくわからない方もいると思います。

 

特に「学歴の書き方」や「雇用形態ごとの職歴の書き方」や、転職活動中なら「在職中の場合はどうするか?」など、いろいろと書き方のルールがあります。

間違えて記入すると、企業の採用担当者に誤解を与えてしまうこともありますので、ここでは「履歴書の職歴の書き方」を紹介していきます。

 

ここで紹介した「学歴・職歴」の書き方は、ハローワークインターネットサービスの「履歴書・職務経歴書の書き方」を参考にしながら、自分自身の転職時の経験も踏まえて作成しました。

 

なぜ履歴書と職務経歴書の両方に「職歴」を書くのか?

 

職歴は履歴書と職務経歴書の両方に書きます。

「なぜ両方に職歴を書かないといけないの?」と聞かれることがありますが、それには理由があります。

 

履歴書は学歴から職歴までの、これまでの自分の履歴を書くものです。

言ってみれば、履歴書は自分の履歴を簡単にまとめたのものです。

 

職歴の内容などくわしく書いてもいいのですが、だいたい行ごとに「〇〇会社入社」「〇〇会社退社」を書いていくのが一般的です。

 

職務経歴書は文字通り「これまで経験してきた職業の経歴」をくわしく書くようになります。

こちらは自分の職歴や実績や役職などをくわしく書いて採用担当者にアピールするためのものです。

 

履歴書は学歴から職歴まで含めた自分の履歴

職務経歴書は社会に出てから、これまで経験してきた仕事の経歴

となりまして、似ているようで多少違うのですね。

ここからは学歴や職歴の書き方を説明していきます。

 

履歴書の「学歴」の書き方

学歴の書き方の例としては、このようになります。

学歴・職歴
学歴
昭和〇 3 △△県立△△小学校 卒業
昭和〇 3 △△県立△△中学校 卒業
平成〇 4 △△県立△△高等学校 入学
平成〇 3 △△県立△△高等学校 卒業
平成〇 4 △△大学△△学部△△学科 入学
平成〇 3 △△大学△△学部△△学科 卒業

 

学歴は学校への入学および卒業(修了)の経歴を古い順に上から記載していきます。

履歴書の年号は西暦(2019)と和暦(平成31)のどちらでも構いませんが、年号はどちらかに統一して書くようにしましょう。

 

学校を入学・卒業した年がわからないときは「学歴計算早見表」を使ってください。

 

高校は「高等学校」と書くなど正式名称を書きます。

また同じ学校名がかさなるところに「同上」「〃」を使わずに正式名称を書きましょう。

 

「小学校や中学校の義務教育の学歴は書く必要があるの?」と聞かれることがありますが、この辺は特に決まりはありません。

学歴を小学校入学から全部書く方や、義務教育期間ははぶいて高校入学から書く方もいますが、上の例のように小学校と中学校の卒業年度だけ書く方が多いように思います。

 

高等学校、専門学校、短大、大学、大学院については「学部、学科、コース、専攻」も記載します。(高等学校における学科とは「商業科」「普通科」などのことです)

大学受験浪人中の予備校等については通常記載しません。

主にこのような決まりがあります。

 

履歴書の「職歴」の書き方

職歴の書き方は2通りあります。

 

記載例1

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社 入社
平成〇 △△株式会社 退職
平成〇 □□株式会社 入社
平成〇 □□株式会社 退職
以上

基本的に履歴書の書き方は1行ごとに「入社」「退職」を書いていくようになります。

シンプルに書くとこうです。

 

そして最後は「これ以上職歴はありません」という意味で、一行下の右端に「以上」と書きます。

ちなみに「以上」を書き忘れたとしても、不採用になることはありませんので心配しないでください。

 

それと「退社」と「退職」はどちらも「会社を辞める」という意味になりますので、どちらを履歴書に書いても問題ありません。

ただ「退社」には「その日の仕事を終えて会社を出る」という意味もありますので「退職」と書いたほうがわかりやすいですね。

 

記載例2

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社 入社
(事業内容 : ○○販売、従業員数:○○人)
・研修後○○支社○○営業部に配属
・○○業務(一日平均○件)、○○業務(約○品目)
平成〇 △△株式会社 一身上の都合により退職

 

入社の下の行に「会社の概要」「事業内容・従業員数」「所属部署・役職名」「職務内容」について付記することもできます。

このうち特に重要な「職務内容」についてだけ「○○○業務を担当」「○○○業務に従事」などのように付記してもいいですね。

ただ職務内容などくわしく書いていくと学歴・職歴欄の行数が足りなくなってしまい、職歴をすべて書ききれなくなってしまうこともあります。

 

職歴に関しては職務経歴書でくわしく記載するのであれば、履歴書の職歴は記載例1のようにシンプルに書いておいても問題ありません。

 

在職中の記入の仕方

会社に勤めながら転職活動をしている場合は、

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社 入社
平成〇 △△株式会社 一身上の都合により退職
平成〇 □□株式会社 入社
現在に至る
 以上

在職中のときは「現在に至る」もしくは「□□株式会社 在職中」と書きます。

今後、退職する予定があるときは「現在に至る(平成○年○月末退職予定)」としましょう。

 

正社員の職歴の記入の仕方

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社 入社
平成〇 △△株式会社 一身上の都合により退職
平成〇 □□株式会社 入社
平成〇 □□株式会社 一身上の都合により退職
以上

会社名は「株式会社」「有限会社」も省略しないで正式名称を書くようにしましょう。

「△△株式会社」「株式会社△△」の違いもありますので社名をよく見ておきたいですね。

 

そして退職した理由も簡単に書きます。

自分の意思や都合で退職を申し出たとき(自己都合退職)は「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。

「仕事が嫌になった」とか「給料が安いから」「職場の人間関係がよくなかった」などの退職理由があっても「一身上の都合により退職」と書いておきます。

 

ほかにも「会社都合により退職」や「会社倒産により退職」「会社業績不振により希望退職」「出産のため退職」など簡単に退職理由を書いてもOKです。

 

派遣社員の職歴の記入の仕方

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社に派遣登録し、□□株式会社へ派遣社員として入社
平成〇 契約期間満了により退職

上のは△△株式会社は派遣元の会社で、□□株式会社は派遣先の会社です。

ここは1行で書けなかったら2行に分けてもOKです。

 

そして雇用形態は派遣社員であることも必ず記入しておきましょう。

また1行使って派遣先の簡単な職務内容を書いてもいいですね。

 

1社の派遣元から複数の派遣先(□□株式会社と××株式会社)に出向いて働いた場合、

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社に派遣登録し、派遣スタッフとして2社に勤務
 □□株式会社(平成〇年〇月末まで)
平成〇  ××株式会社(平成〇年〇月末まで)
平成〇 契約期間満了により△△株式会社を退職

このように書いてあるとわかりやすいです。

また雇用関係にあるのは派遣元の会社なので、履歴書には派遣元の会社だけ記入して、派遣先の会社や業務内容などは職務経歴書にくわしく書くという方法もあります。

 

アルバイトの職歴の記入の仕方

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社□□店 アルバイトとして入社
平成〇 △△株式会社□□店 退職

書き方は正社員と変わりませんが「アルバイトとして入社」したことも必ず記入しておきましょう。

もしくは「入社(アルバイト)」でもいいです。

パートの場合は「パートとして入社」ですね。

この記入がないと「正社員として入社して働いていた」と誤解されてしまいますので気をつけましょう。

 

また「コンビニエンスストア 〇〇店に勤務」とか「ファミリーレストラン〇〇店でホールを担当」など職務内容を記載してもOKです。

 

アルバイト掛け持ちのダブルワークで働いたときの職歴の書き方は、

学歴・職歴
平成〇 △△株式会社□□店 アルバイトとして入社
平成〇 ××株式会社~~店 アルバイトとして入社(△△社との兼業)
平成〇 △△株式会社□□店 退社
現在に至る(現在は××社に勤務中)
 以上

履歴書は上から時系列で職歴を書くようになりますので、このように書いてみてください。

 

また高校・大学・大学院・短大・専門学校などの在学中のアルバイトは職歴にはなりませんので、履歴書や職務経歴書に在学中のアルバイト歴を書く必要はありません。

 

学校を卒業した後はもう学生ではないので、学校卒業後のアルバイトは職歴として書けるものは書いておきましょう。

基本的にアルバイトは職歴にはならないのですが「学校を卒業してから何をしていたのか?」を面接官に説明するためにバイト歴を書き込む必要も出てきます。

バイト歴を書かないと空白期間ばかりになってしまいますので、長期のバイトなどは職歴欄に書いておきたいですね。

 

アルバイトの仕事内容や実績でアピールできるものがあれば職歴として記入しておきましょう。

単発や短期のバイトなどは、無理に履歴書に書く必要はありません。

ただほかに職歴として書くことがなければ、単発や短期のバイトで働いていたことも書いて職歴欄を埋めましょう。

 

転職回数が多くて職歴が書ききれない時は?

転職回数が多くて履歴書に職歴を書く欄が足りないときは、

・職歴欄のスペースが多い履歴書を選ぶ

・履歴書を自作して職歴欄を大きくつくる

・「入社」「退社」を1行で書いてしまう

・職務内容などは書かない

・アルバイトや短い職歴は書かない

・職歴を別紙に書く

などの方法があります。

 

職歴欄のスペースが大きい履歴書を選ぶ

100円ショップやコンビニや書店などに売っている履歴書は、よく見るとそれぞれ書き込む項目も違いますし、学歴・職歴の枠の大きさも違います。

履歴書が売っているお店をまわって履歴書をいくつか比較してみて、学歴・職歴の大きいものを選びましょう。

例えばセブンイレブンに売っている「新卒・再就職用」の履歴書は、学歴・職歴の欄が大きいです。

 

赤でかこんである部分が「学歴・職歴」の欄で、左から右まであって全部で22行あります。

正社員の求人に応募するときにも十分使える履歴書なので、職歴が多くて書ききれない時はこうした履歴書を使ってみましょう。

 

「入社」「退職」を1行で書いてしまう

基本的に履歴書の書き方は1行ごとに「入社」「退職」を書いていくようになります。

シンプルに書くとこうなります。

学歴・職歴
平成〇 △△会社入社
平成〇 △△会社退職
平成〇 □□会社入社
平成〇 □□会社退職

1社について2行使っていますが、

行が足りなくて書ききれない時はこうしましょう。

 

学歴・職歴
平成〇 △△会社入社(平成〇年〇月末に退職)
平成〇 □□会社入社(平成〇年〇月末に退職)

職歴の「入社」「退社」を1行で書けば半分で済みますよね。

でも行があまっているときは、「入社」「退職」で2行使うオーソドックスな書き方のほうが無難だと思います。

 

履歴書の場合は学歴も一緒に書くので行が足りなくなる場合もあります。

どうしても書ききれない時は、パート・アルバイト歴や数か月などの短い職歴などは履歴書には書かないで、くわしいことは職務経歴書に書くようにしましょう。

 

履歴書の学歴・職歴の欄の書き方の例

ここまで説明したまとめとして、学歴・職歴の欄の書き方の例はこうなります。

学歴・職歴
学歴
昭和〇 3 △△県立△△小学校 卒業
昭和〇 3 △△県立△△中学校 卒業
平成〇 4 △△県立△△高等学校 入学
平成〇 3 △△県立△△高等学校 卒業
平成〇 △△大学△△学部△△学科 入学
平成〇 3 △△大学△△学部△△学科 卒業
職歴
平成〇 4 □□株式会社 入社
平成〇 □□株式会社 一身上の都合により退職
平成〇 ××株式会社 派遣社員として入社
平成〇 ××株式会社 入社契約期間満了により退職
平成〇 ~~株式会社~~店 アルバイトとして入社
現在に至る
 以上

正社員・派遣社員・アルバイトの職歴を入れた学歴・職歴の書き方の例です。

学歴と職歴に分けて書いていきましょう。

 

学生向けの新卒の学歴・職歴の書き方

また学生向けの新卒の学歴・職歴の書き方は、

学歴・職歴
学歴
昭和〇 3 △△県立△△小学校 卒業
昭和〇 3 △△県立△△中学校 卒業
平成〇 4 △△県立△△高等学校 入学
平成〇 3 △△県立△△高等学校 卒業
平成〇 △△大学△△学部△△学科 入学
平成〇 3 △△大学△△学部△△学科 卒業
職歴
なし
以上

学校に在学中の新卒の就職活動をする方は、上の例のように学歴を書いて、職歴は「なし」と書いて最後は右端に「以上」と書いておきましょう。

在学中にしていたアルバイトは職歴にはなりませんので書く必要はありません。

 

また履歴書の書き方は下の記事をごらんください。

以上になりますが、履歴書の職歴を書くときの参考にしてください。

履歴書
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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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