退職する時「逃げるの?」と言われたとしても気にする必要はない理由

会社を退職する際に上司や同僚から「退職して逃げるの?」と言われることがあるかもしれません。

そんなしんらつで厳しい言葉を言われたら気になってしまって、あとで思い出して落ち込むこともありますよね。

さらには「退職しないでガマンして仕事を続けていればよかったのでは?」と考えて退職したことを後悔してしまうこともあります。

会社を退職する人間に対して「ガマンが足りない」などと軽蔑する人も一部にはいますが…

「会社を退職することは逃げることなのか?」をここで説明していきます。

 

退職で「逃げ」と言われたときは?

退職する際に上司や同僚に「この会社から逃げるの?」と言われても、そんなことは気にしないようにしましょう。

そんなことを言う人はどの会社にも少なからずいるものです。

これまでの日本には終身雇用という文化があって、入社した会社で長く働き続けることが一般的でした。

しかし今は時代も変わり、他社に転職することはめずらしいことではないですし、転職は普通におこなわれています。

会社を退職したり、ほかの会社に転職することは当たり前の時代です。

しかし一部の会社員の中には昔と変わらず「ひとつの会社で働き続ける」ことが正しいあり方と思っている人もいるのですね。

そういう人たちに時代が変わってきていることを言ってもかたくなに認めないのです。

ひとつの会社でずっと働いていると「慣れ親しんだこの会社で働くことが当たり前」という考え方に固まってしまい、転職するなど思いもよらなくなってしまうのです。

そのためほかの会社に転職する人が不思議に思えてしまうのです。

そして自分には理解できないために転職する相手にきつい言葉を投げかけてしまうのですね。

 

自分の仲間がいなくなると思っている

また退職する際に「逃げるの?」と言ってくる上司や同僚は、あなたに対して仲間意識を持っているのです。

同じ会社に勤めて同じ時間や苦労や喜怒哀楽を共にして、同じ愛社精神を持っている仲間として信用していたのですね。

たとえ仲が悪かったとしても一緒に働いていた人には、心のどこかでそうした仲間意識を持っているものです。

それが退職というかたちで裏切られたために「なぜ逃げるの?」というちょっと厳しい言葉になって返ってくるのです。

「逃げるの?」という言葉には仲間に裏切られたくやしい思いとともに、今まで一緒にいた仲間がいなくなってしまう寂しさもあるのだと思います。

しかし言われた方は、どうしようもないですよね。

ですのであまり気にしないようにしましょう。

 

転職は逃げることなのか?

「転職は逃げる行為なのか?」と言われるとそんなことありません。

それを言ってしまったら転職する人すべてが「逃げる」ことになってしまいます。

転職というのは「今の職場が自分に合わなくなったから職場を変えるだけ」のことです。

転職する理由としては、今の会社では「賃金が低い」「休みが少ない」「仕事がつまらない」「人間関係が良くない」などがあります。

会社が自分の期待にこたえてくれないのであれば、会社を変える選択肢があって良いのです。

自分にとってより条件や待遇の良い会社へ転職するというのは自然なことです。

現状のまま、ガマンを続ける必要などないのです。

しかし「ひとつの場所(会社)でがんばる事が当然」と思っている人も世の中にはまだたくさんいます。

でもそれだけがすべてではないのです。

たとえ他人から「逃げた!」と言われようと、自分にとってプラスになるのであれば変えるべきです。

他人から「逃げた!」と思われても、自分に害はないですので放っておけばいいですし、気にしないようにしましょう。

 

逃げなければいけないときもある

時には「逃げる」という選択肢がないと、精神的にまいってしまう時もあります。

例えばストレスを抱えすぎて気持ちが不安定になってしまったりうつ病などになってしまったら、今後の仕事にも影響してしまいます。

それに病気になったとしても会社の責任を取ってくれません。

病気になってしまったら、自分で病気を抱えながら今後も仕事することになります。

そうなったらかなり大変ですよね。

逃げるということは卑怯な行為ではなく、自分の身を守るためにも非常に大切なことです。

他人から「そのぐらいのことで辞めるの?」と言われたとしても、本人にとっては非常に辛いことだってあります。

他人には自分のつらさや苦しさがわかってもらえないこともあるのですね。

他人の感想などは参考程度にしておきましょう。

 

自分のからだを大切にする

自分の体をおかしくしたり壊したりしてまで一つの会社に勤め続ける必要はありません。

会社員にとって自分の体は、ほかに替えることができない大事な資本ですから大切にしないといけません。

よく言われることとして、休日の日曜日の夕方に気持ちがゆううつになったり強いストレスを感じるようなら転職を考えてみてもいいと思います。

強いストレスを感じながら毎日会社に行くというのは自分のためにもなりませんし、仕事自体も楽しくないですよね。

自分にとって働きやすい職場は探せばあるはずです。

どうせなら自分に合うところで働きたいものです。

退職する際に「逃げ」と言われても自分ではそう思わなければいいだけです。

転職する際はポジティブな考え方で行きましょう。

以上になりますが、転職活動の際の参考にしてください。

「転職経験者のブログ」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある会社に勤務しています。
私自身もこれまで5度の転職経験がありますが、採用担当者の経験もあります。応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。
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