退職後の転職活動のメリットやデメリットを解説

転職活動

転職活動は「会社につとめながら、退社後や休日に時間を見つけてやる」という方が多いと思います。

正社員でも派遣社員や契約社員やアルバイトをしているフリーターでも、仕事の合間に時間を見つけて転職活動をしている方が多いでしょう。

 

しかし中にはそのような「在職中の転職活動ができない」という方もいます。

毎日毎日夜遅くまで仕事をしているために転職活動をする時間がなかったり、休日もやる気が出なかったり。

仕事のいそがしさだけでなく職場の人間関係で疲れてしまって、在職中に転職活動をするよりも「できるだけはやく会社を辞めたい」という方もいるでしょう。

 

在職中の転職活動ができないときには、会社を退職してからおこなうのもひとつの方法です。

しかし退職してからの転職活動にはメリットもありますが、デメリットもいくつかあります。

それらもふまえながら、ここでは退職後の転職活動のやり方を紹介していきます。

 

退職後の転職活動のメリットとデメリット

会社を退職した後の転職活動にも長所(メリット)と短所(デメリット)があります。

 

メリット

・転職活動をする時間ができるため複数の求人に応募が可能になる

・雇用保険(失業保険)や再就職手当などの支援金がもらえる

・退職した後は心機一転で転職活動に集中できる

 

デメリット

・仕事をやめた解放感で気が抜けてしまう

・収入がなくなるために転職活動が長引くと生活が苦しくなってくる

・生活費がなくなってくると入りやすそうな企業で妥協してしまうこともある

・不採用の通知をもらうとショックも大きく、やる気にも影響してくる

という点が挙げられます。

 

退職後の転職活動のメリット

会社を退職してしまえば、もう出社する必要はありません。

1日の時間を転職活動に使うことができます。

そのため面接や説明会などの予定を自分がこなせる限り入れることができるのです。

 

在職中の転職活動と違い、複数の求人に同時に応募する時間の余裕ができます。

これではやく転職先を見つけてしまうこともできるのですね。

 

また在職中に雇用保険を支払っていれば、退職した後は雇用保険を受け取ることもできます。

退職後の雇用保険の手続きの仕方はハローワークインターネットサービスをごらんください。

 

自己都合退職の場合は雇用保険の給付は約4か月後になってしまいます。

それでも早期に転職先を見つけることができれば「再就職手当」なども期待できます。

 

こうした点が退職後の転職活動のメリットになります。

 

退職後の転職活動のデメリット

退職後の転職活動は、どちらかといえばデメリットの方に気をつけた方がいいでしょう。

いくつかありますので紹介していきます。

 

仕事をやめた解放感で気が抜けてしまう

会社を退職すると、これまでの仕事をする生活から解放されて1日の時間を自由に使うことができるようになります。

もう朝はやく起きて会社に出勤する必要はないので好きなだけ寝ていることができます。

そのほかにも友達と遊びに行ったり、自分の好きなことをして夜遅くまで起きていることができます。

 

一人暮らしをしていればそんな生活に文句を言ってくる人もいないので、毎日好きなように過ごして、不規則でだらしない生活におちいってしまう人もいるでしょう。

そのうち自分の好きなことがなんでもできる今の生活がやめられなくなってきます。

 

仕事をやめた後の解放感は、恐ろしいほど人間を堕落させてしまいます(実話)。

 

仕事をしていたときは規則正しく生活していましたが、仕事をやめてしまうと環境がガラリとかわってしまいます。

その変化に気持ちがついていけなくなります。

 

そうなると転職活動をやる気がなくなってしまい「やらないといけないと思っているけどやる気が全然出ない」という状態におちいってしまいます。

 

そして「生活費がなくなってくるけど、いざという時は親に頼ればいいか…」など、最初から逃げ道を考えて自分を甘やかすようになってくると危ないです。

そういう状態がつらくなってだんだん家にひきこもるようになってしまう方もいますので、ある程度自由な時間を楽しんだら早く転職活動を始めるようにしましょう。

どこかで自分の気を引き締めることをお忘れなく。

 

取りかかるのが遅いとその分だけ自分を動かすための大きなエネルギーと決断が必要になりますので、退職してから1週間以内には転職活動を始めましょう。

すぐ行動を始めたほうが気持ちも前向きになりますし、転職活動も短い期間ですむ可能性も出てきます。

 

会社を辞めた後の転職活動で一番大事なものは?

会社を退職した後は気が楽にもなりますが、やはり「不安」な気持ちの方が大きくなってきますよね。

 

・この先、自分が希望する転職先が見つかるのかどうか?

・貯めていたお金がなくなってしまうのではないか?

と考えてしまいます。

 

そうした不安な気持ちを払しょくするためには、退職後にすぐに転職活動に取り組むことです。

そして、退職後の転職活動をするのなら…

 

 

在職中にしっかりお金をためておきましょう。

 

 

とても重要なことなので大きく書いておきました。

 

できれば転職活動は在職中にした方がいいのです。

しかし、それができないということは「収入がゼロになる」ことを覚悟で退職することになります。

言ってみれば、これは「リスクを背負って危ない橋を渡ろうとしている」のと同じなのです。

 

在職中の転職活動なら仕事をして毎月の給料は入ってきますので、生活していく面で特に不安はありません。

しかしいったん仕事をやめてからの転職活動は毎月の給料は入ってこなくなり、収入はゼロになってしまいます。

しかもそれが何ヵ月、何年続くかわかりません。

 

仕事をやめてしまうことで生活が厳しくなり、どん底に落ちてしまう可能性もあるのです。

 

在職中にお金はいくら貯めておけばいいのか?

在職中にたくわえておいたお金も、いつまでもつかわかりません。

退職後は生活費や転職活動費などで手持ちのお金が減っていきますし、財布の中身や貯金額を見るたびに徐々にあせりを感じることもあります。

 

お金がなくなってくれば食費などの出費をけずるようになり、貯めたお金がなくなってしまえば親や友人からお金を借りたり、カード会社からキャッシングで借金をすることもあります。

バイトをすることもできますが、それだけでは生活費をまかなえないこともありますし、バイトをしながらの転職活動もけっこう大変です。

 

自分ひとりだけの独身生活ならまだいいのですが、自分の子供や配偶者や親の生活も見ている時には収入ゼロはつらいものがあります。

 

「退職時にどのくらいお金をためておいた方がいいのか?」は正確な金額は言えませんが、やはり余裕があるくらい多い方がいいです。

退職したあとで雇用保険(失業保険)が給付される方は、最低でも雇用保険がもらえるまでの期間の生活費をためておきましょう。

自己都合退職の場合、失業保険の給付までに3か月間の待機期間がありますが、手続きやその他で4カ月ぐらいかかります。

 

 

最低でも4カ月間の生活費は在職中に確保しておきましょう。

 

 

1か月分の生活費を計算して、「生活費×4」の金額を貯めておきます。

それで雇用保険が給付されるまで転職活動をしながら生活できると思います。

 

しかし生活費以外にも転職活動費や予想していなかった出費も出てきます。

これは最低限の金額として、これよりもなるべく多めにお金をためておきましょう。

お金は本当に大事です。

 

退職後の不安を減らすことができるのは在職中にためたお金の額で、それこそが「命綱」です。

お金のたくわえもなく無計画に会社を退職してしまうと、すぐに行き詰ってしまい、はい上がるのがむずかしくなります。

 

「今いる会社をはやく退職したい!」とあせっている方もいると思いますが、お金に関してはしっかり計算をしておきましょう。

「しばらく無収入でも転職活動ができそうだ」という額がたまってから仕事を辞めることをおすすめします。

 

退職後に転職活動で一番のネックになるのは「転職先がいつ決まるかわからない」という点です。

人によっては1カ月以内に早々と転職先が決まる人もいます。

それなら問題ないのですが、場合によっては3カ月、半年、1年、もしくはそれ以上かかる人もいます。

 

このように「転職活動がいつまで続ければいいのか?」わからないところが怖いのです。

キャリアに自信のある方でも転職活動に苦戦することもありますので、そのための準備はかならずしておきましょう。

できればお金も半年や1年ぐらい無収入で生活できるぐらいの額をためておいた方がベストです。

 

志望度の低い企業で妥協して入社してしまうこともある

退職後はためておいたお金を使って減っていくだけなので、転職活動を続けられる期間もかぎられてきます。

そのために何でもいいから「結果」を求める気持ちも出てきます。

 

あまり条件の良くない企業でも、「ウチに来ませんか?」と内定の返事をもらえたら、うれしくなって気持ちもゆらいでしまいます。

 

そして「この先、条件の良い企業から内定をもらえる保証はないし、金銭面でも余裕がなくなってきたので、内定をもらえたこの企業に入社しようか…」

と気持ちがぐらついてしまうのも仕方がないことです。

 

しかしよく考えてみたら、その内定をもらえた企業は給料やその他の条件などは前の職場とあまり変わらないか、それよりも悪いのです。

でも「収入なしで転職活動しているという不安定な状態から逃れたい」ために、「楽になりたい」ために就職先を決めてしまうことも多いのです。

 

そしてその企業に入社してみたら職場環境もあまりよくなく、条件も良くないために入社後から不満な点もいくつか目について嫌気がさしてきます。

結局、短期間でその企業を退職してしまい、また転職活動を始めることもあるかもしれません。

そうなるとまた収入のない生活に逆戻りしてしまいます。

 

転職先の不満な点も我慢して仕事を続けられればいいのですが、それができなくて何度も転職を繰り返す方も多いです。

そのうち転職回数ばかりが多くなり仕事の経験や実績が積みあがらないため、転職活動をしても給料やその他の条件が良くない企業にしか採用されないような悪循環におちいってしまいます。

 

入社前に内定先の企業の実情をすべて知ることはできませんが、それでも時間や気持ちに余裕をもってよく調べて決断することができれば、良い転職先を見つけることもできます。

しかし退職後の転職活動は、お金や時間にも限りがあるため、それだけに妥協する気持ちも出てきます。

そうしたこともふまえて転職活動を考えてみましょう。

 

また退職後の転職活動のやり方は下の記事をごらんください。

以上になりますが、転職活動をする際の参考にしてください。

転職活動
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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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