在職中の転職活動を成功させるための方法や手順を紹介

転職活動

「今は企業で働いているけど、在職中に転職したい」という方もいると思います。

でも「在職中の転職活動はどう進めていいかよくわからない」という方もいますよね。

 

特に企業の人に内緒で転職活動をするとなれば不安にもなりますが…

私も仕事をしながら転職活動をした経験がありますので、在職中の転職活動のやり方や順序などを紹介していきます。

 

仕事をしながら転職活動をするときの順序

企業に勤めながら転職活動をおこなう流れとしては、

1、企業の就業規則を読んでおく

2、求人に応募して書類選考やテストや面接などを受ける

3、応募先の企業から内定の返事をもらう

4、内定の承諾をしてから職場の上司に退職することを伝える

5、仕事の引き継ぎをした後に退職する

6、内定先の企業に入社する

だいたいの流れですがこのようになります。

それではこまかく説明していきます。

 

企業の就業規則を読んでおく

どの企業にも就業規則の冊子がありますので、転職活動をするときには企業の就業規則は読んでおきましょう。

特に「退職」の記載項目はしっかりと読んでおきたいですね。

 

法律の上では「企業を退職するには2週間前に上司に退職を伝える」ことで退職できます。

しかし企業の就業規則には「1カ月前や3カ月前には退職を伝えないといけない」と書いてあるところも多いです。

 

法律と企業の就業規則では法律の方が優先されますので、2週間前に伝えることで退職することも可能です。

しかし企業を円満に退職するには1カ月以上前に退職を申し出るなど、なるべく就業規則に従った方がいいでしょう。

 

自分が勤めている企業の就業規則に「退職するには1カ月前に申し出ること」と書いてあったら、それを計算に入れておいてください。

 

面接では「採用になったらいつから出社できますか?」と聞かれることもあります。

出社可能日は勤めている企業の上司に退職を申し出てから1か月後になりますので、それを計算に入れていつになるのか伝えるようにしましょう。

その辺は企業の採用担当者との話し合いになります。

 

また応募した企業から内定の返事が出て、内定承諾書等の書類にサインしたら、自分が勤めている企業の上司に退職する旨を伝えましょう。

 

上司への伝え方としては「突然申し訳ありませんが、一身上の都合で○月末に退職させていただけないでしょうか?」と告げます。

退職を告げるのは勇気がいると思いますが、先延ばししてもいいことはありません。

 

退職することが決まったのなら、思い切って伝えてしまいましょう。

そのあとに退職願を書いて上司に渡して退職することになります。

 

退職前に有給休暇を消化する

退職するときには「有給休暇がどのくらい残っているのか?」も確認しましょう。

上司に退職することを告げて了承してもらったら、「自分の仕事の引き継ぎ」や「有給休暇の消化」などを上司と話し合うようになります。

 

有給休暇は労働者の権利として退職を申し出た後もすべて消化することができます。

しかし転職先への入社日が決まっていれば、それにあわせて退職する日や、自分の仕事の引き継ぎで出社する残りの日数や有給休暇を取得する日数も決まってきます。

有給休暇を完全に消化することができないこともありますが、そこは割り切ることも大事です。

 

まずは企業の就業規則の「退職」や「有給休暇」に関する項目をよく読んでみてください。

 

また「同業他社」への転職を禁止している企業もあります。

これは企業の技術やノウハウが他社に流出することをふせぐためのものですが、基本的には同業他社への転職は可能です。

就業規則に「競業避止義務(競業禁止規定)」の記載がある場合には内容等をよく調べておきましょう。

 

それらを考慮に入れて転職するまでの計画をしっかり考えて、なるべく円満に退職したいですね。

 

求人の探し方

求人を探す場所としては、

・転職サイト

・転職エージェント

・ハローワーク

・就職情報誌

などがあります。

 

求人を探すにはスマホやパソコンやタブレットで「転職サイト」を見ることがメインになると思います。

グーグルで「転職サイト」と検索すれば、「マイナビ転職」や「エン転職」など大手の転職サイトが出てきますので、それらを利用して求人を探してみましょう。

 

転職エージェントは人材紹介会社に登録して、そこから希望する求人を紹介してもらうサービスです。

 

また「ハローワーク」にも出向いて求人を検索してみましょう。

ハローワークの求人はスマホやパソコンやタブレットでも見ることができます。

 

気になる求人を見つけたら最寄りのハローワークに行ってみましょう。

在職中でもハローワークのサービスを利用することができます。

 

また各都道府県には「ジョブカフェ」という就職支援センターもあります。

そこで転職に関する相談などを受け付けていますので、そうしたところもうまく利用していきましょう。

あとは本屋にある就職情報誌やフリーペーパーにも求人が掲載されています。

 

ちなみに求人は同時に何社でも応募することはできます。

同時に3~4社ぐらい同時に応募書類を送って選考を受けることもできます。

しかし在職中は転職活動をする時間があまりなかったり、面接日程がかぶってしまうこともありますので、あまり無理をしないでください。

 

そして同時に応募すると、滑り止めの企業から内定をもらって入社するかしないかの返事をしないといけないのに、第一志望の企業からの返事がまだ来ないという状況も出てくることもあります。

複数の企業に応募するときは、そうした点にも気をつけましょう。

 

在職中の履歴書や職務経歴書の書き方

転職活動では応募書類の「履歴書」と「職務経歴書」を作成して封筒に入れて応募先の企業へ郵送します。

基本的に応募書類の記載の仕方は変わりありませんが、在職中の時には履歴書の「職歴」と「本人希望記入欄」には以下のことを記載しておきましょう。

 

履歴書と職務経歴書には職歴を書きます。

在職中の場合は、

○月○日 △△株式会社入社 在職中

と書くようにしましょう。

 

○月○日 △△株式会社入社 

現在に至る

「在職中」のかわりに改行して「現在に至る」と書いてもOKです。

これで応募先の企業の採用担当者も働きながら転職活動をしていることをわかってくれますので、忘れずに書いておきましょう。

 

また履歴書の本人希望記入欄か備考欄には「連絡方法」や「退職予定日」も書いておきます。

平日に仕事で電話に出ることができなかったら、

 

現在、月~金曜日の9時~17時の間は仕事のため電話に出られないことがあります。
何かご連絡等がございましたら、留守番電話にご用件を入れていただくか、メールでのご連絡をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

と書いておいてもいいですね。

 

あとは入社希望日もわかるときは書いておきましょう。

「入社希望日:○年○月○日より就業可能です」のように書いておくと採用担当者もわかりやすいです。

入社日が未定の時は書く必要はありません。

 

面接に行くときにバレないようにするためには?

在職中の転職活動をしていることは会社の人にはバレないように気をつける必要があります。

バレて解雇されることはありませんが、見つかってしまうと社内での自分の立場が悪くなることもあります。

「転職活動をしたけど、良いところは見つからなかったので今の会社にいることにした」となることもありますので気をつけたいですね。

 

今は平日の夕方以降や土曜日などに面接をしてくれる企業もあります。

企業の採用担当者に在職中という事情を伝えれば、仕事が終わった後の時間帯や休日に面接をしてくれるところもあります。

 

しかし「平日の昼間に面接をおこないます」と連絡してくる企業もあります。

平日の夕方以降や休日に面接をしてくれないときには、応募者側が仕事を休んで面接に行くようになります。

その時には有給休暇を使って面接に行くようにしましょう。

面接は1~2時間ぐらいで終わりますので、丸1日の有給を取るよりも半日休む半日休暇を取るほうがいいですね。

 

企業によっては「有給休暇を取得する理由」を聞いてきますが、さすがに「他社の面接に行ってきます」とは言えないですよね。

「風邪で休む」という方法もありますが、マスクなどして仮病を使うのも大変ですし、いつも風邪で休んでいるとあやしまれます。

 

私がよく使っていた理由は「歯医者への通院」です。

歯の治療なら素人には症状がよくわからないですし、週に1回ぐらい歯医者に通うことになりますので休暇取得の理由としてよく使っていました。

 

ほかにもお子さんがいる方は「子供の歯医者への付き添い」とか、「親の介護で半休を取ります」などの理由でもいいですね。

その職場の事情にもよりますが、それほど怪しまれません。

 

「友達や親せきの結婚式や法事」などでもいいですが、これも何度も続くとあやしまれます。

どんな理由でもいいですが面接は有給休暇を使っていきましょう。

 

有給休暇が取りづらくて転職活動がはかどらない職場の方は、退職してからの転職活動を考えてみてはいかがでしょうか。

退職後の転職活動を考えている時は、下の記事をごらんください。

 

何社応募すれば内定がもらえるのか?

マイナビ転職によりますと、転職での平均応募社数は8.4社になるそうです。

年齢別でみるとこうなります。

年齢 平均応募社数
〜19歳 4.1社
20〜25歳 6.3社
26〜30歳 7.1社
31〜35歳 8.2社
36〜40歳 8.7社
41〜45歳 10.1社
46〜50歳 12.1社
51〜55歳 14.5社
56〜60歳 14.5社
61歳以上 15.2社

しかしこれはあくまで平均の数ですので、2~3社で内定先が見つかる方もいますし、反対に平均以上の応募をしないと見つからない方も出てきます。

 

平均応募数を超えてくると「なんで受からないのだろう?」とあせって気が滅入るかもしれません。

しかしどこの企業にも採用されるような完璧な人なんていません。

どんなに業務経験やスキルがある方でも「ウチの会社には合わないかな」と思われてしまえば不採用になってしまいます。

 

不採用になったとしても「応募先の企業と自分は相性が良くなかったんだ」と思って次に求人を探しましょう。

転職活動はそれほど思い詰めてやる必要はなく、時には肩の力を抜いて気楽にやることも大事です。

 

そして在職中の転職活動は「気長に待つ」ことができる点も大きな長所です。

滑り止めの企業などは受けずに転職したいと思える企業だけに応募していき、応募したい企業が見つからないときは新着の求人が出るのを待ちます。

転職サイトの求人を常にチェックして「これだ!」と思った求人を見つけたときは応募してみましょう。

 

良い求人がないときはあせらずに待つことも大事です。

 

「じっくり待つ」ことは、なかなかできることではありません。

今の仕事や職場がイヤで「早く転職したい」と焦ることもありますし、そのうちやる気が起きなくなって途中でやめてしまうこともあるでしょう。

しかし自分で納得できる会社へ転職できないと、結局、何のために転職活動をしたのか分からなくなってしまいます。

あとで後悔しないような転職先を見つけたいですね。

 

転職活動をして企業から内定がもらえたあとは?

転職活動をして応募した企業から内定をもらったら、企業の採用担当者と入社に向けての話し合いの場を持ちます。

今までは企業側が応募者を選考する立場にありましたが、内定が出た後は応募者側が「この企業に入社するか?それとも辞退するか?」を選択する権利を得ます。

 

志望先の企業から内定が出ると嬉しさのあまり、採用担当者の話もろくに聞かずに内定を承諾してしまう方もいます。

第一志望の企業でも、そこは冷静になってよく考えるようにしてください。

 

くわしいことを聞かずに入社した後に後悔する方もいますので、そうならないように気をつけたいですね。

内定がもらえた後は、面接の時にも聞きづらかったことも聞けるようになります。

 

給与や福利厚生や休日・残業に関すること、仕事内容の詳細や転勤の有無など自分の聞きたいことを事前にメモしておきましょう。

そして話し合いの時に採用担当者に聞いてみてください。

 

基本的に、ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれる採用担当者のいる会社は信用できると思います。

逆に、答えをはぐらかしたり納得のいかない答えしか返ってこないときには、せっかくの内定ですが辞退することも考えた方がいいですね。

 

そして採用担当者と話し合いの時には結論は出さずに、いったん家に持ち帰りましょう。

「家族とも話し合いたいので、入社するかどうかの返事はしばらく待っていただけないでしょうか?」と採用担当者に伝えます。

 

また「入社するかどうかの返事はいつごろまでに伝えればいいか?」も聞いておきましょう。

家に帰って一人でじっくりと時間をかけて考えたり、家族と十分話し合って転職するかどうかを決めたほうがいいですね。

 

転職することを決めたら内定先の企業に電話で入社することを伝えて、またその企業に出向きます。

そして口約束だけでなく内定承諾書などの書面をもらって入社を確認できるようにしておきます。

 

また転職先の採用担当者は「当社にはいつ入社できますか?」と聞いてきます。

このときに現職の就業規則に書いてある退職までの期間を考慮して「現在の職場は1カ月で退職できますので、○月には御社に入社できます」と伝えましょう。

採用担当者と入社日を確認して入社することが決定したら、今度は現職の上司に退職することを伝えます。

 

退職理由は「他社から内定を頂きまして…」と正直に伝えてもいいと思います。

このときに転職先の企業名などは上司に伝える必要はありません。

同業他社への転職となっても企業名を伝える必要はなく、転職したいことだけを伝えておきましょう。

 

転職することを伝えれば上司も退職を認めてくれます。

そのあとは「退職願い」を書いて提出します。

 

そして退職日を決めて、自分の仕事の引き継ぎや有給休暇の消化なども話し合いましょう。

これが在職中の転職活動の流れとなります。

 

在職中の転職活動はモチベーションを保つのもむずかしかったり、仕事との両立がつらく、ストレスがたまることもあると思います。

そんな時は転職活動をいったん休むなどしてみましょう。

そしてやる気が出てきたら、また始めればいいですよね。

 

また在職中の転職活動をするときには、下の記事もごらんください。

 

いかがでしたでしょうか。

以上になりますが、転職活動をするときに参考にしてください。

転職活動
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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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