内定が出た後の転職先の入社日と現職の退職日の決め方

在職中に志望する企業から内定をもらったら、入社することを伝えて入社日を決めることになります。

ただ在職中はすぐに会社をやめることはできないので、それも考慮して転職先への入社日を決めないといけません。

ここでは内定が出た後の転職先の入社日と現職の退職日の決め方を説明します。

転職活動の際の参考にしてください。

 

退職日と入社日の決め方

退職日と入社日を決める時には、会社の就業規則を読んでおきましょう。

就業規則には退職する際の決まり事が書かれています。

特に重要なのは「上司に退職することを伝えてからどのくらいの期間で退職できるか?」です。

会社にもよりますが、上司に退職を伝えてから1~2カ月で退職できるところが多いです。

 

法律の上では、上司に退職を伝えてから2週間で退職することができます。

しかしほかの社員に自分の仕事の引き継ぎをして円満退職をしたいのなら、就業規則に従って退職することをおすすめします。

さらに残っている有給休暇を消化する日数なども考えて、退職を申し出てから1~2カ月の期間が必要なときもありますよね。

それを考慮して退職日と入社日を決めてみましょう。

 

例えば、上司に退職を申し出てから1ヶ月で退職できる会社の場合、

8月中旬~下旬ごろに転職先から内定をもらえたら、8月の下旬に「来月の9月30日に退職します」ということを現職の上司に伝えます。

9月30日が退職日となります。

そして退職日の次の日の10月1日を転職先への入社日とすると決めます。

こんな感じです。

上司に退職を申し出てから1ヶ月で退職できる場合でも、1ヶ月以上前に伝えるなど、ある程度日にちに余裕を持たせた方がいいですね。

そして退職を申し出た日から退職日までは、自分の仕事の引き継ぎと有給休暇の消化にあてるようにします。

 

退職日と入社日の間は空けない

退職日と入社日の間はなるべく空けないようにしましょう。

上の例のように、退職日の次の日を入社日にするのが理想的です。

1日でも空いていると、年金や社会保険の手続きが必要になってきます。

さらに1日空いただけでも1か月分の年金や社会保険を支払うことになります。

合計で約3万円ほどの出費になってしまいますので、退職日と入社日の間は空けないことがベストです。

退職日と入社日は無理に月末と月初にする必要はないので、無理のない日に決めましょう。

 

退職日を転職先に伝える時の例

転職先の企業の採用担当者に電話で退職日を伝えるには、

応募者
応募者

〇〇です。先日はお世話になりました。よく考えた結果、御社(おんしゃ)に入社したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

でいいと思います。

そして採用担当者からは、

面接官
採用担当者

わかりました。それで、いつ頃入社できますか?

と質問をされます。

それに対しては、

応募者
応募者

上司に退職を申し出てから〇カ月で退職できますので、〇月〇日頃入社可能です。

と答えるようにしましょう。

 

入社日が決まったら、現職の上司には早めに退職することを申し出ましょう。

現職に退職を申し出るのが遅れてしまい、退職日が後ろにズレていって、入社日よりも後ろになると後々大変です。

入社日を変更するときには転職先に連絡してお願いすることになりますが、できるだけ双方で決めた日にちで入社した方がいいでしょう。

退職を申し出るのは多少の勇気がいりますが、転職先の入社日が決まったら、すぐに退職を申し出ましょう。

退職するときは、退職を上司に伝える時の言い方やタイミングをごらんください。

以上になりますが、転職活動の際の参考にしてください。

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「転職経験者のブログ」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある会社に勤務しています。
私自身もこれまで5度の転職経験がありますが、採用担当者の経験もあります。応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。
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