入社日を1ヶ月ほど遅らせたいときはどうやって交渉する?

転職活動をして企業から内定をもらった後に入社日を決めますが、予定よりも1ヶ月ほど遅らせて転職先に入社したいという方もいます。

しかし入社日を交渉すると「やる気がないのでは?」と思われてしまいそうで言いづらいと思います。

そんな時はどうしたらいいのか?説明していきます。

 

転職先の入社日の決め方

転職先の内定が決まった後は現職の上司に退職することを伝えて退職日を決めます。

そして退職日が決まったあとに転職先の採用担当者と入社日を決めることになります。

例えば、退職日が決まったら転職先の採用担当者に、

応募者
応募者

今の勤めている会社の退職日は9月30日になります。

と退職日を伝えると、

面接官
採用担当者

それなら入社日は翌日の10月1日でよろしいですか?

と入社日を指定してくることもあります。

だいたい退職日からあまり間を置かずに入社になることが多いです。

ここで「入社日をいつにするか?」を採用担当者と交渉することができます。

しかし理由によってはちょっと不満を持たれるかもしれません。

入社日を後ろにずらすためには、それなりの理由が必要です。

 

入社日を遅らせる理由

企業側は中途採用者に即戦力を求めていることが多いので「すぐに入社してほしい」と言ってくることもあります。

また退職予定者がいるため、早く仕事の引き継ぎをしてほしいという場合もあるでしょう。

ただ企業側の方が立場が上というわけではないので、無理なときは相手の要望に合わせる必要はありません。

自分が希望する入社日も採用担当者に伝えてみましょう。

もしかしたら相手側が譲歩してくれる場合もあります。

 

入社日を1~2週間ほど遅らせたい場合

入社日を先延ばしするためには、

・引っ越しをするため
・家族の介護などやることがある

などの理由が多いと思います。

私が知っている例では、

応募者
内定者

勤務先が遠くなったために引っ越しをしたいので入社日をずらしてほしいです。

応募者
内定者

親が入院するためにそのつきそいで入社日を1~2週間ほど遅らせてほしいです。

ということがありました。

こうした家庭の事情の理由があれば、企業側も入社日を遅らせてくれると思います。

 

入社日を1ヶ月ほど遅らせたい場合

少し理解がある企業なら「これまで仕事がいそがしく家族や子供との時間を取れなかったので少し休みが欲しい」でも認めてくれると思います。

例えば、

応募者
内定者

今の会社ではかなり忙しく休暇もあまりとれませんでした。家族や子供との時間を取れなかったので、もし可能であれば1ヶ月ほど入社日を遅らせることは可能でしょうか?

とダメもとで交渉してみてもいいですね。

「旅行に行きたい」とか「1カ月ほど休みたい」という理由は、その時の企業の採用担当者によって判断が分かれると思います。

企業にもよりますが、交渉によって1~2週間または1ヶ月程度なら入社日を後ろにずらすこともできると思います。

こうした交渉が成功するのは、企業側が内定者のこれまでの実績やスキルを高く評価していることも理由のひとつです。

やはりこうした特権を得たいのなら、自分の実績やスキルを磨いていく必要があります。

ただ採用担当者から「入社日を遅らせることはできない」と言われた時には、相手の要望を聞き入れて入社した方がいいでしょう。

また一度決めた入社日を後ろにずらそうとすると不満を持たれることもありますので、最初の交渉の際によく考えておきたいですね。

 

退職日と入社日の間は空けない方がいい

退職日と入社日の間はなるべく空けないようにしましょう。

1日でも空いていると、年金や社会保険の手続きが必要になってきます。

さらに1日空いただけでも1か月分の年金や社会保険を支払うことになります。

合計で約3万円ほどの出費になってしまいますので、退職日と入社日の間は空けないことがベストです。

 

有給休暇の間にリフレッシュする

基本的に会社員は毎月の決まった給料をもらうために長期休暇なしで継続して働く必要があります。

もちろん外資系企業には長期休暇がありますが、長期休暇なしの企業が多いですよね。

「海外旅行に行きたい」とか「自分の好きなことをやりたい」というときは有給休暇の消化期間を使って予定を立てましょう。

日本の会社員にとっては、有給休暇の消化期間がある意味、長期休暇の期間と言えます。

退職してから無職の期間が1カ月以上など長くなると職歴に間が空いてしまいます。

今後の転職で説明するのが面倒になりますので、あまり長い期間をあけない方がいいですね。

 

2ヶ月ほど休暇を取った人もいる

例として、私の知り合いの人は5月中に転職先から内定をもらって6月30日が最後の出社日となって退職。

7月の1ヶ月すべてと8月の数日を有給休暇の消化に使って8月の上旬あたりが本当の退職日。

転職先から「出勤は9月1日からでいいですよ」と言われたので、8月も休んで9月1日に初出勤という人もいました。

ですので退職して7月と8月の2カ月ほど休んでから初出勤でした。

本当はそのぐらい余裕を持たせてくれる方がうれしいときもありますが、転職する際にあまり間をあけると収入がなくなってしまうのが一番のデメリットですね。

多少の間をあけると年金や健康保険などの手続きが面倒ですが、これはそれほど大きな問題ではないです。

転職する際に間をあけずに入社するのは「働かないとお金がもらえない」という点が大きいと思います。

 

また退職日から入社日まで間が空いたときには、リフレッシュ休暇だと思って存分に楽しみましょう。

旅行など会社勤めの時にはなかなかできないことをやってみてもいいですね。

長期の休み期間があると何をしたらいいかわからなくて、休みをもてあましてしまうこともあります。

でも会社員にはそんな機会はあまりないので事前に予定を立てて楽しんでください。

以上になりますが、転職活動の際の参考にしてください。

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「転職経験者のブログ」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある会社に勤務しています。
私自身もこれまで5度の転職経験がありますが、採用担当者の経験もあります。応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。
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