IT業界への就職や転職をめざすために「ITの資格を取りたい!」と思っている方も多いと思います。
資格があればアピールになることもありますが、ITに関しては資格を取って就職・転職を有利に進めようとする方法はおすすめしません。
その理由を説明していきます。
IT資格をおすすめしない理由
よく知られている有名なIT資格としては、
「ITパスポート」
「基本情報技術者」
「シスコ技術者認定プログラム」
「マイクロソフト認定資格プログラム」
など、国家資格からベンダー資格までたくさんあります。
IT資格は非常に数が多く、さらにそれぞれの領域に特化しています。
やみくもに多くの資格を取ろうとしても時間やお金がかかるだけで、就職や転職に全く活かせないこともけっこうあります。
一度転職サイトで取得しようとしている資格名で検索してみてください。
シスコやマイクロソフトなどのベンダー資格を持っている人を募集している求人を見かけますが、それほど多くの求人があるわけでもありません。
特に人気のある「ITパスポート」の資格を持っていても、この資格自体が実務で生かせるわけではないので、ほとんど「おまけ」みたいな感じにしか見てもらえないこともあります。
未経験者がIT業界へ入るためには
資格というのは、その分野の知識があるかどうかを証明するためのものです。
しかしその資格や知識が志望する企業で活かせるかどうかはわかりません。
現実には資格やその知識が企業の現場でまったく活かせないこともめずらしくないのです。
資格取得のためにせっかく学んだことがほとんど役に立たないのですね。
それならどうしたらいいのか?
IT業界は実務経験を重視する企業は多いですが、中には年齢が若い未経験者を募集している企業もあります。
初心者の場合は、まずはそうした企業に入ってみて「どんな企業なのか?」「どんな資格や知識が必要なのか?」を自分で調べてみることをおすすめします。
ITに限りませんが、まずは現場ではたらいてみないとわからないことって多いのですね。
資格の取得で時間やお金を浪費するよりも、自分が興味があるIT関連の未経験者OKの求人にどんどん応募してやる気をアピールしてみましょう。
実務経験や資格もないため、不採用になることもあると思いますが、それでも採用してくれるところはあります。
そこで仕事をしながら今後の自分のキャリアプランを考えた方がいいですね。
その際に必要な資格があったら勉強するようにしましょう。
資格を取ってから就職するのではなく、就職して仕事をしてから取りたい資格を見つけるの方が無駄がないと思います。
IT業界は実務経験を重視しますので、まずは企業に入って実務経験を積むことです。
入社した企業があまり気に入らない企業なら、転職すればいいだけのことです。
そうやって自分のキャリアをつくっていきましょう。
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