何歳までフリーターとしてやっていけるのか?

フリーター

パートやアルバイトをしているフリーターの方は、日本中にたくさんいらっしゃいます。

総務省の調べによりますと、2018年には全国で400万人いるそうです。

 

しかし「何歳までフリーターをやっていられるのか?」疑問に思うこともありますよね。

ここでは「フリーターを卒業した方がいい年齢」などを説明をしていきます。

 

「フリーター」と呼ばれるのは34歳までだけど…

「フリーター」とは簡単に言うと、

・年齢が15~34歳

・パートやアルバイトの仕事をしている人(学生は除く)

となります。

 

年齢で言うと、フリーターは15~34歳の方となります。

しかし実際には、フリーターとは言われませんが、35歳以上でもパート・アルバイトの仕事をしている方は多いのですね。

 

下の表は2018年のパート・アルバイトの仕事をしている人数です。

(万人)

男女計 男性 女性
総数 1490 347 1143
15~24歳 237 111 126
25~34歳 163 40 123
35~44歳 263 26 237
45~54歳 314 23 290
55~64歳 268 42 226
65歳以上 246 105 141

「平成30年(2018年)労働力調査結果」(総務省統計局)より引用

 

女性のパート・アルバイト数が多いのは、はたらく時間の融通がきくパートの仕事をしている方が多いからです。

 

基本的にフリーターと呼ばれるのは34歳までの若年層ですが、パート・アルバイトの仕事をして生活している方は、男女問わずどの年代にもいます。

 

フリーターは誰でも簡単になれます

その気になれば、何歳までもパート・アルバイトの仕事を続けることはできます。

またパート・アルバイトの仕事というのは、比較的簡単に見つけることができるのですね。

 

言ってみれば、若年層は誰でも簡単にフリーターになれるのです。

 

正社員の仕事をしている人が退職してフリーターになるのは比較的簡単なのですが…

反対にフリーターから正社員の仕事に就くのは、かなりむずかしくなります。

新卒採用でみんな正社員の仕事を探すのはこのためです。

 

高校や大学などの学校を卒業した後はアルバイトをして生活している方も多いと思います。

20代なら、これからの人生設計をまだ真剣に考えなくても、「なんとかなるだろ!」ぐらいに思っている人もいるでしょう。

 

でも20代は大切な時期です。

 

30歳以上の人と比べても仕事をすぐに覚えますし、比較的健康でからだもよく動きますし、多少の無理にも耐えられます。

この時期に仕事の経験やスキルを積んでおくことで、将来は安定して高い年収がもらえるようになるのですね。

歳をとってから仕事を覚えようとしてもなかなか覚えられなかったり、むしろ雇ってくれる会社自体が少なくなってしまうのです。

 

フリーターは何歳までが限界なの?

20代前半なら、まだ学生の気分を残したままアルバイトをして、自分で自由に使える時間を使って気楽に遊びたいと思うかもしれません。

ただ20代半ばから後半の年齢になって、ようやく「このままじゃマズイ!」と危機感を感じて就職活動をはじめる方も多いです。

 

20代ならまだ可能性がありますが、30歳を過ぎたあたりから厳しくなってきます。

学校を卒業してからアルバイトの職歴しかなければ、正社員として採用してくれる仕事も減ってきます。

それにそなえて、バイト生活はどこかで区切りをつけた方がいいのです。

 

フリーターを卒業した方がいい年齢は30歳です。

 

30歳を過ぎてから急にフリーターに対して世間の風当たりが強くなるとか、そういうことではありませんが…

この年齢を境に、バイトしか職歴がない未経験者を正社員として採用してくれる企業が徐々に少なくなっていきます。

 

30歳以上の未経験者を正社員として採用してくる企業はあります。

しかしその企業は正社員でも、

「年収が低い」

「福利厚生はそろっていない」

「仕事がきつい」

「休日が少なく残業が多い」

という場合もあるのです。

 

特に人手不足の業界ではそうした傾向があるのですね。

 

将来、安定して生活できる高い収入を得たいのであれば、20代の時に将来性のある正社員の仕事を見つけて経験を積んでいった方がいいのですね。

 

フリーターでも生活ができてしまうけど…

実際にアルバイトだけしていても、ある程度生活費は稼げますし、節約すればそれで生活することができてしまいます。

 

例えば、時給1000円のバイトを1日8時間働けば、 8000円の日給になります。

その仕事に1カ月のうち20日ぐらい入れば、

8000×20=160000

1カ月で16万円と、けっこういいバイト代になります。

 

企業によりますが、新卒で正社員で入社したときの給与はそれほど高くありません。

正社員よりもアルバイトをしていたほうが、給与の額が高い場合もあります。

でも「フリーターの方が給与はよさそうだな」と思ってはいけません。

 

それは最初だけの話で、仕事の経験を積んでいけば、正社員のほうが給与が増えていきます。

正社員になれば昇給やボーナスがあって年収も増えていきますし、福利厚生の面でもかなり恵まれています。

 

しかし、アルバイトは時給でもらえる額が決まっているので、働く時間を増やさない限りは、収入もほとんど増えません。

年齢を重ねるごとに年収は大きな差がついてくるんですね。

 

下の表は2018年の「正社員」と「パート・アルバイト」のそれぞれの「年収」ごとの人数です。

「正規の職員・従業員」は正社員のことです。

 

男女計(万人)

正規の職員・従業員 パート・アルバイト
総数 3476 1490
100万円未満 73 733
100~199万円 260 559
200~299万円 615 123
300~399万円 711 27
400~499万円 555 7
500~699万円 643 3
700~999万円 383 1
1000~1499万円 116 0
1500万円以上 23 0

「平成30年(2018年)労働力調査結果」(総務省統計局)第3表より引用

 

上のように「正社員」と「パート・アルバイト」の年収は大きな差が出てきます。

やはり正社員の方が多く稼げるのですね。

 

パート・アルバイトは「仕事の価値」が増えない

20代の時は、お金も時間も適度にあると、けっこう楽しいものです。

友達と遊んだり旅行に出かけたり、好きな趣味に没頭できたり、美味しいものを食べに行けたり、彼氏や彼女と会える時間も増えます。

 

けっこう時間を楽しむことができますが…

フリーター生活も切りのいいところでやめて、就職活動を始めてみましょう。

 

パート・アルバイトの仕事は、1時間あたりの自分の仕事の価値がほとんど増えません。

 

例えば「時給1000円」と書いてあれば、1時間あたり1000円の労働価値となります。

仕事内容が簡単なので時給もその値段で固定されているか、もしくは上がってもそれほど高くはなりません。

上がってもせいぜい100円とか200円ぐらいですよね。

 

同じ仕事を10年やっても、20年やっても、1時間あたりの仕事の価値はほとんど増えません。

 

本来なら1時間当たりの自分の仕事の価値を2000円…5000円…8000円と増やしていきたいところですが…

正社員ならともかく、パート・アルバイトの仕事でそんなことは期待できません。

 

そのうちに何かの理由で仕事がクビになったり、その仕事自体がなくなってしまうことも十分考えられます。

そしてまたバイトを探すけど、なかなかいいバイト先が見つからなかったり、年齢のために採用されないこともあります。

 

もしバイトが見つかったとしても、それまでの仕事の経験は生かせず、最初から仕事を覚えることになります。

そんなことを繰り返していたら、お金もたまりませんし貧乏から抜け出せなくなりますよね。

 

フリーターは低所得者層へつながっている

将来につながる仕事の経験をする上でも、20代の時期は非常に重要です。

30歳まで高校生や大学生や主婦といっしょに、誰でもできるようなアルバイトの仕事を続けることもできます。

でも、そこから正社員の仕事に就こうとしても、かなり苦労すると思います。

 

求人に年齢制限は書いてありませんが、就職活動をすれば年齢を理由に不採用になることも出てきます。

これまでに仕事の経験や実績がなければ、企業の採用担当者は同じ未経験でも年齢の若い人のほうを選ぶでしょう。

就職先が見つからないため、アルバイトを続けることになって、そのまま歳をとっていってよけいに就職しづらくなります。

 

そんな状況になり、人によっては「一生独身でフリーター」「年収が低いまま」ということもあり得ます。

 

低所得のためにぜいたくすることもできず、結婚もあきらめたり、親の面倒を見るのも苦労します。

そうならないためにも、今からでも就職活動をして、後で後悔しないように将来設計を立てることをおすすめします。

 

フリーター生活は楽しくて気楽な面もありますが、そんな生活は長く続けるものではありません。

どこかで区切りをつけることを考えてみてください。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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