フリーター生活をしている方は多いと思います。
しかしフリーターをしていると稼ぎが少ないために、お金のことで困ることも出てきますよね。
そのため実家に住みながらパートやアルバイトの仕事をしている方も多いでしょう。
または一人暮らしをしながら、生活費を親に頼っていたりとか。
ここでは「自分の生活費を親に頼っているとどうなるのか?」説明します。
自分の親に頼りすぎると
フリーターでは生活費が足りないので、親から金銭面の援助を受けている方もいるでしょう。
学生の時に親からお金の援助を受けるのはわかります。
しかし仕事ができる社会人になっても親から援助を受けていると…
確実に「自分を甘やかす」ことになります。
親からお金がもらえるため、バイトなどの仕事をあまりしなくても生活できるようになると、どうなるか?
私もそんな経験がありましたが、あっという間にだらけていきます。
「親からお金をもらえるんだから、それほど働かなくてもいいよね」と考えて仕事をする気をなくしてしまいます。
そしてそんな生活がつづくと、本当に仕事をする意欲がなくなってくるのですね。
そのうち「親からお金を援助してもらえるのは当たり前」と思うようになってしまいます。
そうなる前に何とかしましょう。
自分が病気やケガをして入院をして大きな治療費が必要になるときや、
そのほかの理由で大金が必要になった時も親に頼るしかなくなってしまいます。
このように心のどこかで「自分の親を頼っているフリーター」も多いのではないでしょうか。
親が失業をしたり病気になった時はどうする?
親から金銭的な援助をしてもらって生活ができても、それがこの先も長く続くわけではありません。
親も歳をとってきて、病気やケガなどで働けなくなってしまうこともあります。
ほかにも会社の事情でリストラをされて仕事を失ったり。
会社が倒産してしまって給料が入ってこなくなってしまうこともあります。
それだけではありません。
親は何も言ってこないけど、本当は職場での仕事や人間関係がつらくて悩んでいることだってあります。
でも、それを子供には隠していて、毎日身を切るような思いで出社している人だっています。
また持病を抱えているけど、家族には心配をかけないようにだまっていて、からだが辛いけど毎日の仕事をがんばっている人もいるでしょう。
子どもが親に言えない隠し事はあると思いますが、それは親も同じです。
特に家計を支える立場になると「家族に簡単に弱音を吐けない」と考える方も多いのです。
同じ家でいっしょに暮らしていて、毎日親と顔を合わせていたとしても「自分の親のことをよく知らない」ということはよくあります。
また親から離れてひとり暮らしをしている時でも、そんな親の事情を知ったらショックを受けますよね。
親からすれば家計を支えてくれなくても、
「自分に何かあったときのために、学校を卒業したら就職して経済的に自立してほしい」
と、子供に対して思っているはずです。
家族でケンカになる原因は「お金」が多い
「お金がなくても幸せ」と感じる方もいるでしょう。
お金持ちの人がみんな幸せとは限りませんし、貧乏でも家族の絆があって幸せな家庭もあると思います。
でも、家族の間のもめごとは「お金」が原因で起こることが多いです。
毎日の食べるものや着るもの、住む家やその他の出費は、かならずといっていいほどかかります。
お金が足りなくて食べるものが手に入らなくなると、それぞれに不満がたまっていきます。
仲のいい家族の間でも関係がギスギスしてきます。
そして文句を言いあったりけんかをすることも多くなります。
そうした家庭内での衝突をさけるためにも、お金は必要です。
使いきれないほどの大金は必要ありません。
「毎日の生活をしていくためのお金」
「将来の何かあったときのためにためておくお金」
は、最低限のあったほうがいいのですね。
家族の生活が一変してしまうこともある
親の「病気」や「事故」や「会社の倒産」や「リストラ」などが今後あるかもしれません。
それでそれまでの家族の生活が一変してしまうこともあります。
家族の大黒柱がはたらけなくなると、収入がなくなって借金が増えてしまいます。
最悪、住んでいる家を手放してしまうこともあります。
それだけでなく毎日の食べるものにも困って、生活が本当に困る家庭も実際にあります。
自分の親がいつまでも働けるわけではありません。
ある日突然、何かの事情で働けなくなってしまう事もあります。
そうなったときには、もう親からのお金の援助などは期待できません。
逆に子供は親を支える立場にもなります。
そのときにフリーターのようなギリギリの生活では、お金の面で支えることができないですよね。
それどころか親に依存しすぎたために、自分の生活もできなくなってしまいます。
家族全員が共倒れすることになってしまうことも。
また親が定年退職した後に介護が必要になってくると、そのためのお金もかかるようになります。
その時のためにも将来のことはしっかりと考えておいた方がいいのですね。
パート・アルバイトは「仕事の価値」が増えない
20代の時は、お金も時間も適度にあると、けっこう楽しいものです。
友達と遊んだり旅行に出かけたり、好きな趣味にお金を使えたり、美味しいものを食べに行けたり、彼氏や彼女と会える時間も増えます。
けっこう時間を楽しむことができますが…
フリーター生活もある程度のところでやめて、就職活動を始めてみましょう。
パート・アルバイトの仕事は、1時間あたりの自分の仕事の価値がほとんど増えません。
同じ仕事を10年やっても、20年やっても、1時間あたりの仕事の価値はほとんど増えません。
本来なら1時間当たりの自分の仕事の価値を2000円…5000円…8000円と増やしていきたいところですが…
正社員ならともかく、パート・アルバイトの仕事でそんなことは期待できません。
そのうちに何かの理由で仕事がクビになったり、その仕事自体がなくなってしまうことも十分考えられます。
そしてまたバイトを探すけど、なかなかいいバイト先が見つからなかったり、採用されないこともあります。
もしバイトが見つかったとしても、それまでの仕事の経験は生かせず、最初から仕事を覚えることになります。
そんなことを繰り返していたら、お金もたまりませんし貧乏から抜け出せなくなりますよね。
フリーターは低所得者層へつながっている
将来につながる仕事の経験をする上でも、20代の時期は非常に重要です。
30歳まで高校生や大学生や主婦といっしょに、誰でもできるようなアルバイトの仕事を続けることもできます。
でも、そこから正社員の仕事に就こうとしても、かなり苦労すると思います。
求人に年齢制限は書いてありませんが、就職活動をすれば年齢を理由に不採用になることも出てきます。
これまでに仕事の経験や実績がなければ、企業の採用担当者は同じ未経験でも若い人のほうを選ぶでしょう。
就職先が見つからないため、アルバイトを続けることになって、そのまま歳をとっていってよけいに就職しづらくなります。
そんな状況になり、人によっては「一生独身でフリーター」「年収が低いまま」ということもあり得ます。
低所得のためにぜいたくすることもできず、結婚もあきらめたり、親の面倒を見るのも苦労します。
そうならないためにも、今からでも就職活動をして、後で後悔しないように将来設計を立てることをおすすめします。
フリーター生活は楽しくて気楽な面もありますが、そんな生活は長く続けるものではありません。
どこかで区切りをつけることを考えてみてください。
親が働いているうちに就職活動をする
フリーターを続けるよりも、親が元気なうちに就職活動をして安定した仕事を見つけることをおすすめします。
結局パート・アルバイトの仕事をしていても、職歴としては役に立ちませんし、お金を貯めるのもむずかしいのです。
それに親に生活費を頼りすぎると、自分を甘やかすことになってしまい、よけいに働きたくなくなってしまいます。
そうならないために正社員として働ける職場を見つけて、自立して生活していけるぐらいにはなっておきたいところです。
「就職なんてする気ないし、好きなことができる時間を失いたくない!」と思っていると、その代償をどこかではらわされることになります。
それがある日突然払わされることになるかもしれませんので、そこはよく考えておきたいですね。
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