「何でもいいからとりあえず楽な仕事がしたい」という方もいると思います。
きつくてつらい仕事や人間関係の職場にいたりすると、「もう給料なんてそんなに欲しくないから、とにかく楽な仕事がしたい」とか考えてしまいますよね。
しかし「世の中に楽な仕事なんてあるの?」と思ってしまいますが…
楽な仕事というのはあります。
これは私の知り合いの人の経験をもとに説明していきますが、仕事を探す際の参考にしてください。
私が紹介する楽な仕事とは?
私が紹介する仕事は「施設警備」です。
施設警備とは契約先の施設で警備業務をおこなう仕事で、主に人の出入り管理や巡回などをおこないます。
「楽な仕事」と言ったらちょっと誤解をまねくかもしれませんが、そうしたきびしくない職場もあるということです。
施設警備は楽な仕事というわけではありません。
施設警備は職場によって仕事の大変さが変わってくる職種で、いそがしい職場もあれば、比較的楽な職場もあるのです。
私の知り合いの方は施設警備の職場を5つほど渡り歩いて、今でも施設警備の仕事をしています。
ここでは簡単にその人(仮にAさんとします)の経歴を紹介していきます。
施設警備員の経歴の説明
Aさんは高校卒業後にいろいろな仕事を転々として、28歳ぐらいの時に施設警備の仕事につきました。
きっかけは下の漫画だったようです。
漫画「わにとかげぎす」を見て、「施設警備の仕事は自分にもできるのでは?」と思って始めたそうです。
この漫画の主人公が施設警備の仕事についています。
仕事内容に関してはそれほどくわしく書かれていないので、あまり参考にはならないかもしれませんが、興味があったら読んでみてください。
Aさんが最初に就職したのが東京都内にある、企業がいくつか入っているビルの施設警備です。
とりあえず応募して入社できましたが、ここは企業が入っているビルということでセキュリティがきびしいところでした。
仕事はそれほどいそがしくはなかったのですが、24時間体制で警備室には常に5人ぐらいの警備員が常駐する職場です。
土日の休みの日には24時間勤務もあり、夜は仮眠室で仮眠もとれるのですが、常に職場にいる感じがして疲れが取れなかったそうです。
結局ここは半年ほどで辞めてしまいました。
そのあとに入ったのが介護施設の施設警備です。
ここは1人で勤務する職場で、3人交代でまわしていきます。
1人勤務のため気が楽で仕事もそれほど多くはなく気に入った職場だったそうですが、ちょっとしたトラブルで辞めることになってしまいました。
次に入ったのが、ある企業の施設警備です。
ここも1人で勤務する職場で、3人交代でまわしていきます。
現在もここで働いていますが、1人勤務で仕事もそれほど多くなく気に入っている職場だそうです。
施設警備員のメリット
施設警備のメリットとしては、
・人間関係に気をつかわなくていい
・残業がない
という点です。
Aさんに言わせれば、仕事は比較的楽です。
やることもマニュアル化されて決まっていますので、それに従っておこなえばいいだけで、それほどつらくはないのですね。
ただ現場によっては、出入り管理や巡回などが大変というところもあるそうです。
そして現場によってはテレビが置いてあったり(天気や地震の速報を知るため)、スマホを見ていても問題なしのところもあります。
施設警備は室内での勤務なので夏や冬でもエアコンのある部屋で快適に過ごせるところもメリットです。
また一人で担当する現場は、ほかの人に気をつかうこともないので気が楽という点もあります。
その他には交代制なので、基本的には残業などはありません。
施設警備のデメリット
施設警備のメリットとしては、
・拘束時間が長い
・元日など祝日や休日も出勤する
という点です。
施設警備の仕事は給料はあまり高くありません。
それほど専門的なスキルや知識が必要というわけではないですし、未経験者でもできる仕事ですので、給料は高くないのです。
そのため空いた時間にほかの仕事をするなど副業をしている方も多いです。
そして拘束時間も長いです。
現場によっては12時間勤務や24時間勤務というところもあります。
夜の仮眠時間(4~5時間)もありますが、それでも拘束時間は長いですね。
また大みそかや元日やGWなどの祝日や土日も出勤になることが多いです。
Aさんも「警備室で紅白歌合戦やゆく年くる年を見て年を越すことが多い」と言っていましたね。
条件の良い施設警備の求人のさがし方
条件の良い施設警備の仕事の探し方としては、
・新着求人をチェックする
・採用担当者の話をよく聞く
・施設警備の職歴をつくる
という点です。
それぞれ説明していきます。
ひとり勤務の求人を探す
Aさんが言うには、施設警備の仕事の探し方はまず、求人を見て「ひとり勤務かどうか」をチェックするそうです。
「ひとりで勤務と聞くと、心細いし不安になる」という方もいますが、こうした現場は「ひとりで十分対応ができる現場」ということです。
言ってみれば、それほど大変ではないということですね。
さらに一人で警備室にいるために、ほかの人に気をつかうこともなく精神的に楽です。
ただ「一人では寂しい」という方は、ちょっとつらい職場かもしれません。
新着求人をチェックする
また施設警備の新着求人をつねにチェックすることです。
条件の良い求人というのはすぐに見つかるわけではありません。
条件の良い求人が出れば、そこに応募が殺到して、あっという間に採用者が決まって姿を消します。
さらに条件の良い求人は、なかなか人がやめないだけに求人が出る機会が多くないのです。
ですので新着求人は常にチェックすることは忘れないようにしましょう。
ハローワークや転職サイトなどの施設警備の求人は、1週間に1~2回は確認しておきたいですね。
採用担当者の話をよく聞く
「どういう施設警備の現場なのか?」は、その企業の採用担当者によく聞きましょう。
面接の時や採用後に現場の説明があると思いますが、わからない点や疑問に思う点は採用をもらった後によく聞いて、納得してから入社の返事をするようにしましょう。
もしかしたらひとり勤務の職場でも、仕事が大変かもしれません。
また給料がかなり安くて生活できない場合もあります。
雇用条件などはよくチェックしておきましょう。
実際には働いてみないとわからないことも多いですが、入社の返事をする前にできるかぎり情報を集めましょう。
そして納得がいかない場合には辞退することも考えておいた方がいいですね。
施設警備の職歴をつくる
また施設警備員としての職歴もつくっていきましょう。
未経験者でも採用されやすい職場ですが、それでも経験者の方が優遇されて採用される傾向はあります。
この仕事はスキルや知識というよりも「長くまじめに仕事をしてくれる人か?」という点が重要になってきます。
施設警備員としてある程度長く勤めた経験があれば、それが信用となって採用されることも多いです。
仮に仕事や人間関係がつらい施設警備の職場に入ったとしても、それまでの施設警備の経験があれば転職も十分に可能です。
仕事をしながら新着の求人をチェックして転職活動をおこなえば、より条件の良い施設警備の職場に転職することもできるのですね。
しかし施設警備の職歴に特化すれば、その他の職業への転職はむずかしくなります。
その辺はよくふまえて仕事を選んでみてください。
まとめ
「給料は安いけど楽な仕事」というテーマで、施設警備の仕事を紹介してきました。
しかし何度も言うように現場によって、職場環境も違ってきます。
「中には楽な現場もある」ということです。
また給料もそれほど高くはないため、勤務時間外でほかの仕事をしている方も多いです。
以上になりますが、施設警備の仕事の説明になります。
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