フリーター男性はどのようにしたら結婚できるのか?

普段はパートやアルバイトをしながらフリーター生活をしている男性の方も多いと思います。

正社員として働くよりは、拘束時間が短くて、自分の時間を多くつくれるところも魅力ですよね。

 

そして、フリーター男性の中には「今後、結婚を考えている」という方もいるでしょう。

もちろんフリーターでも結婚することはできます。

しかしフリーターの男性は、女性からどう思われているかご存知ですか?

ここではその説明していきます。

 

フリーター男性に決定的に足りない点

学生の時なら、相手の「性格」や「容姿」や「自分との相性」などを見て、付き合うかどうかを決めることが多いです。

それは男性女性ともに、あまり変わりはありません。

しかし社会人になったら現実を見すえて、女性が交際する男性を選ぶ際に求めてくるものがあります。

 

 

それは「年収」です。

お付き合いをする男性を選ぶ条件のひとつに「年収」が加わってくるのですね。

しかも大きな存在感を放ちます。

 

年収の低い男性は恋愛対象にならない

男女の出会いの場である「婚活パーティー」に参加したことがある方もいると思います。

この婚活パーティーに参加すると、自分のプロフィールを書く用紙に「年収」の欄があります。

 

男性からすれば、

会社員
男性

なんで自分の年収を女性に教えないといけないの?

と不審に思うかもしれません。

でもこれが、意外と大きな影響力を持っているのです。

女性はけっこう相手の男性の年収額をチェックしています。

そしてフリータイムで話をするときも、

応募者
女性

突然ですけど、年収はおいくらなんですか?

と、ストレートに聞いてくる女性もいます。

 

そんな感じで質問をされたら、

怒る男
男性

何だよこの女、結局カネが目当てか?

と引いてしまう方もいるかもしれません。

婚活パーティーでカップルになれた後も「どんな仕事をしているのか?」「年収はいくらぐらいなのか?」ということを探ってくると思います。

 

男性から見たらちょっと不愉快かもしれませんが、女性の側からすると、

「年収の低い男性は恋愛対象外!」

と思っている方も多いのです。

 

女性が結婚相手の男性に求めるものは「経済力」

下の図表の「結婚相手に求めること」を見てください。

出典:厚生労働省 平成27年版厚生労働白書 本編図表バックデータ

 

上の図の「結婚相手に求めること」を、1位から順に並べると、下のようになります。

男性 女性
1位 性格(91.9%) 性格(95.0%)
2位 恋愛感情(47.0%) 経済力(67.2%)
3位 容姿(46.4%) 恋愛感情(53.6%)
4位 家事能力(41.2%) 健康(52.4%)
5位 趣味(39.3%) 趣味(42.6%)
6位 健康(35.8%) 親の同意(33.9%)
7位 自分の仕事に対する理解(33.1%) 容姿(33.8%)
8位 年齢(27.4%) 自分の仕事に対する理解(32.2%)
9位 親の同意(14.7%) 年齢(27.9%)
10位 経済力(12.4%) 職種(26.9%)
11位 職種(5.3%) 家事能力(24.3%)
12位 学歴(5.3%) 学歴(14.8%)

 

「結婚相手に求めること」の1位は、男性女性ともに「性格」です。

しかし、女性が結婚相手の男性に求めるもの2位は「経済力」です。

しかも経済力は67.2%と数字も大きく、驚くことに恋愛感情(53.6%)よりも上です。

場合によっては恋愛感情がなくても、経済力があれば結婚できる可能性もあるということです。

 

男性は相手の女性に経済力をあまり求めませんが、女性は相手の男性に経済力を求めているのです。

ここで男女の大きな違いが出てきます。

 

男性にとって「年収の額」はかなり重要

婚活パーティーで女性から、

応募者
女性

あなたの年収はいくらですか?

と質問をされたとき、

応募者
男性

今は飲食店でバイトをしていて、年収は200万円ぐらいかな?

と答えたら、どんな反応をされるのか?

 

これがまだ20代前半なら、まだ若いし、就職してお金を稼げますので女性と付き合える可能性もあります。

しかし20代後半や30代になって「今はフリーターで年収200万円」と言えば、どんなイケメンでも「付き合いたい!」と思う女性はグッと減ります。

 

男性の見た目がタイプでお互いに話が合うなど相性が良かったとしても、相手の女性は付き合うことをためらうはずです。

仮に相手の女性が付き合うことをOKしたとしても、それだけで結婚まではできません。

フリーターじゃ、ウチの娘を養っていけないだろ!

と相手の親から交際を反対されることもあります。

 

そのためフリーターの男性は恋愛対象になりづらく、彼女をつくることはむずかしくなります。

応募者
男性

年収がそんなに重要なの?

と思うかもしれませんが、かなり重要です。

 

今は夫婦共働きの世帯も増えていますが、それでも女性は妊娠や出産、子育てをする時期もあり、収入面は夫に頼りたくなる場合も出てきます。

そのため女性は結婚相手を見つける時に、相手の男性の年収額をしっかり知っておく必要があるのです。

 

「年収は最低でも400万円ぐらい。できればそれ以上の額はほしい!」と思っている女性も多いのですね。

女性はけっこう厳しい目で相手を見ています。

 

フリーター男性が結婚しない理由

フリーター男性が結婚しない理由はいろいろとありますが、やはり「お金」の問題が大きな原因になってきます。

その説明をしていきましょう。

 

30代前半の独身男性が結婚について不安に思うこと

下の図表の「30代前半の独身男性が結婚について不安に思うこと(雇用形態別)」を見てください。

出典:厚生労働省 平成27年版厚生労働白書 本編図表バックデータ

 

上の図表から、30代前半の非正社員の男性が結婚について不安に思うことは、

・経済的に十分な生活ができるかどうか  63.1%
・雇用が安定していない 36.4%

という点で、正社員の男性よりも不安に思っていることが分かります。

 

結局、フリーター男性は「収入の少なさ」と「雇用が安定していない」という2つのことが、結婚できない大きな原因になっているのです。

特に30代になると、このようなことが重くのしかかってきます。

 

正社員とフリーターの収入差はどのくらいあるのか?

下の表は「2020年度の全国の男性の雇用形態と年収」です。(数字は万人単位)

「正規の職員・従業員=正社員」「パート・アルバイト=フリーター」となります。

正規の職員・従業員 パート・アルバイト
100万円未満 23万人 158万人
100~199万円 87万人 113万人
200~299万円 285万人 45万人
300~399万円 441万人 14万人
400~499万円 419万人 4万人
500~699万円 531万人 1万人
700~999万円 359万人 1万人
1000~1499万円 118万人 0万人
1500万円以上 24万人 0万人
総数 2336万人 348万人

出典:総務省統計局 労働力調査(詳細集計) 2020年(令和2年)平均結果 第2表

 

上の表から、正社員とフリーターの100万人以上いる年収の層をあげてみると、

正規の職員・従業員(正社員)は、200万円~1,499万円

パート・アルバイト(フリーター)は、199万円未満

となります。

 

「正規の職員・従業員」は年収の層が幅広いですが、稼げる人は1,000万円以上稼いでいます。

かなりの高収入ですよね。

反対に「パート・アルバイト」の年収は199万円未満が多いです。

 

雇用形態ごとに見ると、男性の年収は「正規の職員・従業員」がやはり多いです。

そして「パート・アルバイト」の年収は「正規の職員・従業員」よりかなり落ちることが分かります。

雇用形態ごとにこれだけ年収の差があると、生活スタイルもかなり変わってきますし、結婚に対する考え方も大きく変わってきます。

 

パート・アルバイトの男性は結婚できないのか?

これまで見てきたように、パート・アルバイトの仕事をしているフリーターの男性は収入が低く、そのため結婚しない方も多いのです。

女性から見ても「経済力」のない男性との結婚は不安になります。

そのため彼氏がいても結婚をためらったり、付き合うまでに至らないこともあるでしょう。

 

結婚をするとなれば結婚式でも何百万というお金がかかりますし、夫婦で生活していくにもお金は必要です。

子供が生まれれば子育てにもお金もかかりますので、フリーターで家庭を築くのはそれなりの覚悟も必要になります。

 

現在は少子化で子供の数が少ないことが問題視されていますが、それは「収入が少なく」「雇用が安定していない」仕事をしているために、将来に不安があって結婚できないのも原因の一つです。

 

結婚のために転職を考えてみる

しかし最近は企業も人手不足ということもあり、正社員でも派遣・契約社員でもパート・アルバイトでも求人数が増えています。

正社員の仕事に就くことは、以前と比べてそれほど難しくない状況です。

正社員でも業界や業種によって給料のばらつきはありますが、非正社員よりも給料が高く、雇用が安定している仕事が見つかるはずです。

 

また最近は、働き方改革で残業時間を短くするなど長時間労働も見直されてきています。

さらに社員の副業を認める企業も出てくるなど働く環境を見直す動きも出てきています。

求人をよく探せば、労働条件や待遇の良い企業が見つかることもあります。

フリーター男性は、給料が高くて安定した正社員の求人を探してみることをおすすめします。

 

正社員の仕事の仕事を探すときには、就職支援サービスを積極的に使っていきましょう。

その方が条件や待遇の良い就職先が見つけやすいです。

就職支援サービスについては下の記事にまとめてありますので読んでみてください。

正社員になりたいフリーターにおすすめの就職支援サービス

正社員になりたいフリーターにおすすめの就職支援サービス
フリーターの方の中には正社員の仕事を探している方もいると思います。フリーターが正社員採用の就職活動をするときには、就職支援サービスも積極的に活用していきましょう。ここでは就職支援サービスの説明と、おすすめの就職サイトを紹介していきます。

 

特に「結婚」をする気があるのなら、将来設計をしっかりと考えてみましょう。

就職や結婚は30歳以上になってもできますが、できれば20代~30代前半までに「これからどうするのか?」という将来のプランを立てておきましょう。

 

20代後半や30代でバイトしかしていないフリーターとなると、収入も低く雇用も安定していないために結婚相手が見つからなかったり、彼女がいたとしても結婚に踏み切れないと思います。

20代なら就職先も結婚相手も見つけることができます。

しかし30歳以上になってくると、就職も結婚も両方がむずかしくなってきます。

 

特に子供がほしいのであれば、若い時にしっかり考えておきたいところです。

バイト生活をしている男性も多いですが、歳を取ってから後悔しないようにしたいですね。

「転職経験者のブログ」を書いている人

(やまよし おさむ)

東京のとある会社に勤務しています。
私自身もこれまで5度の転職経験がありますが、採用担当者の経験もあります。応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。
更新中のⅹ(旧Twitter)は下からごらんください。

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