会社を退職した後に、それまでいた会社の人から連絡が来ることもあると思います。
例えば「転職先の仕事はどうです?慣れましたか?」と前の上司がラインで近況を聞いてきたり。
あるいは「〇〇の業務の件でお電話したのですが…」と前の同僚が仕事のやり方を聞いてくることもあるでしょう。
そうした連絡にこころよく答える方もいると思います。
しかし反対に「めんどうだから、もう関わりたくない」という方もいると思います。
特に前職の人間関係がよくなかったら「退職後に連絡は取りたくない」と思ってしまいますよね。
そんなときはどうしたらいいのか?説明していきます。
退職後に連絡が来たらどうしたらいい?
結論から言いますと、前職の上司や同僚からの連絡に対応する必要はありません。
会社を退職してしまえば、その会社との契約は終了しています。
そうなれば前職の会社の用件に答える必要はないですし、責任を負う必要もありません。
ですので連絡があったときに返答しなくても特に問題はないのですね。
ただ退職する際の事務手続きの不備など、回答しないといけない用件もあります。
会社から借りたものを返却し忘れたり、離職票や源泉徴収票に関する問い合わせかもしれません。
ですので電話で連絡がきたときには、一度電話に出て用件を聞いてみましょう。
そして答える必要がある用件だけ回答するようにしましょう。
基本的には仕事やプライベートに関することは答える義務はないです。
電話やSNSなどで退職後の近況を聞いてくることもありますが、無理に返事はしなくてもいいのです。
冷たいように思われますが、退職してしまえば部外者になります。
そして前の上司や同僚たちにどう思われようと、もう関係ないですよね。
それよりも新しい職場や環境に気持ちを集中させたほうがいいのです。
前職で連絡を取り合うのは、本当に仲のよかった人だけでいいと思います。
もし将来、復職することを考えているのなら、親切に対応することも必要になりますね。
善意で対応するのはおすすめしない
退職する際の引継ぎのときに業務マニュアルを作成するなどしておきましょう。
後で連絡がこないように、できる限りわかりやすく業務の引き継ぎを行うことも大事です。
しかし完璧に仕事の引き継ぎを行うこともむずかしいですよね。
中には教えていなかったこともあるかもしれません。
教えていなかったことを教えるぐらいなら問題ないと思います。
ほかにも「あの資料はどこにありますか?」などの簡単な質問なら答えてもいいと思います。
しかし契約関係にないのに業務に関してアドバイスするのはやめておきましょう。
それで誤ったアドバイスをしてしまい、損害や事故が出たときは困りますよね。
それも考えて、すでに退職した会社に深入りするものではないのです。
私も退職した後に上司から連絡が来ることがありました。
ちょっとわからないことがあって連絡したんだけど…
と聞いてきましたが、そのときは、
申し訳ありませんが、私はもう部外者なので業務上の相談はお答えできません。
と伝えました。
もし上司からの問い合わせに応対するなら、しっかり契約をかわすべきです。
辞めた会社からの問い合わせに善意で応える必要はないですよ。
それに一度、質問に答えるとその後に何度も連絡してくる可能性もあります。
いつでも連絡すれば対応してくれると勘違いしてしまいます。
そういう方もいらっしゃいますので、必要以上の頻度で連絡がくるときはことわることも大事です。
退職後の人間関係は整理しておく
仕事に関することで連絡が来ても、もう会社との契約が終わってますので給料はもらえません。
それにかかわっている間は「タダ働き」になります。
相手も「教えてもらうのはタダ」と思っているかもしれません。
退職した後もいつでも質問できると思って、相手はまた連絡してくる可能性もあります。
こうした関係は相手に時間を使われる上に、よけいな責任を負うなどの負担にもなります。
退職した時点で前職とは関係を断ち切った方がいいのです。
「前の職場の仕事が混乱せずに進んでいるか心配でことわれない」という人もいます。
でもそれは退職した人が心配することではなく、その会社の上層部が考えることです。
もう退職した人間が心配する必要などないのです。
そして、自分からハッキリと意思表示をしないと相手もわかってくれません。
もう自分に関係のない仕事については、しっかりとことわるようにしましょう。
また対応するときは丁寧な返信や連絡を心掛けましょう。
転職したときには新しい職場に早くなじめるように気持ちを切り替えていきたいですね。
以上になりますが、退職後の参考にしてください。
コメント