転職活動の面接では現職または前職の退職理由を聞かれることがあります。
退職理由として「業務が大変で体調不良になってしまった」という方もいると思います。
「体調不良という退理由が面接官に受け入れてもらえるか不安」という方もいますが、これも立派な退職理由になります。
ここでは体調不良で退職をする方への面接での回答例を紹介していきます。
転職活動の際の参考にしてください。
体調不良で退職した場合
体調不良などの退職理由は、面接で正直に伝えてみましょう。
下に回答例をつくってみました。

前職をやめた理由は残業時間や休日出勤が多く、ストレスのためか胃が痛くなり体調を崩してしまい、業務に支障が出てしまいました。今後どうするか悩みましたが、自分の体を気づかい一度退職することにしました。現在は体調は回復してよくなっています。
と伝えてみましょう。
「どんな理由で体調不良になったのか?」→残業や休日出勤が多い
「具体的な体調不良の説明」→胃が痛くなって業務に支障が出た
「その後どう考えて行動したのか?」→退職した
「現状はどうなのか?」→体調が回復している
ということを説明しています。
このようにわかりやすく説明すると面接官も理解しやすいです。
体調不良で退職した後は、もう体調もよくなって、業務に支障がなければそのことも伝えておきたいですね。
もし体調がまだ万全でなかったり、持病を持っている方は、そのことは正直に面接官に伝えておきましょう。
この理由のときは「休職扱いにしなかったの?」や「体調がよくなったら、前の職場にもどる選択肢はなかったの?」といったことも聞かれると思います。
そんなときは「また同じ体調不良を繰り返す可能性もありましたので、復職することは考えませんでした」など、回答できるようにしておきたいですね。
在職中に体調不良を感じている場合
現在は在職中だけど、拘束時間が長くて体調に不安を感じるときには、
例えば、

現在の職場では残業が毎日4時間以上ありまして、しかも休日も月2日ほどサービス出勤する時もありました。体力的に厳しいと感じることがあり、このままでは体調を悪くしてしまうと判断して転職することを決意しました。
でいいですね。
残業時間などの数字を入れると、より具体的でわかりやすい説明になりますのでおすすめです。
さらに「業務の効率化や無駄な残業を減らすように上司に提案しましたが受け入れてもらえず、毎日の負担が大きかったのも原因のひとつです」
ということを加えてもいいと思います。
まだ体調不良というわけではないけど、体力的に今後続けていく自信がないなどでもいいですね。
こう説明すると、

(ウチの会社もそのぐらいの残業があるんだよな…。この人は採用してもウチでやっていけそうにないから不採用でいいか。)
と考えて不採用とする企業もあるでしょう。
でも、それでいいのです。
退職理由を「残業時間が多いから」で説明することで、残業時間が多い企業から採用されなくなります。
残業が多い企業を避けたいときには、退職理由で「残業が多い企業はイヤです!」と正直に話してクギを刺しておきましょう。
そうでないと、また長時間労働の企業に転職してしまい、同じつらさを味わうことになります。
転職先が自分に合っていなかったら不採用の方がいいですよね。
また「結婚を考えてる」や「小さい子供がいる」や「親の介護がある」など、遅くまで残業はできないときにはそのことを伝えましょう。
そのほかも「サービス残業が多い」とか「有給休暇が取れない」などの理由でも問題ありません。
こうした理由もグチにならない程度なら退職理由になります。
以上になりますが、退職理由をつくる際の参考にしてください。
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