私は昔、ほぼ毎日お酒を飲んでいましたが、今はお酒を飲むことはほとんどありません。
楽しいイベントや特別にうれしいことがあった時にビールを1杯ぐらい飲むこともありますが、それも年に2、3回程度です。
そんな私も2年ほど前までは毎日のようにお酒を飲んでいました。
会社で仕事をして自宅に帰ってから晩酌することが日課でしたし、楽しみでもありました。
その時と比べて現在のお酒を飲まなくなってよかったと思える2つのことを紹介していきます。
お酒をやめてよかったこと
お酒を飲まなくなってよかったと思える2つことは、
・悲観的な考え方をしなくなった
という点です。
それぞれ説明していきましょう。
仕事ができるようになる
お酒をやめてよかったことは「健康になる」とか「お金の節約になる」とか「酔っていた時間を有効に使える」などがあります。
そうした点ももちろんよかったことですが、一番は「仕事ができる人間になれる」という点です。
「お酒をやめると仕事ができるようになるの?」と思うかもしれませんが、ここでは私の実体験を例にして説明していきます。
からだの調子がかなり良くなる
お酒を完全にやめる前は「徐々に飲む量を減らしていってそれでお酒をやめよう」と考えていました。
当時、毎日飲んでいたのはビールとハイボールの350ml缶です。
両方あわせて計700mlをほぼ毎日飲んでいました。
でも心のどこかでは「これは飲みすぎだな」とも思っていたのですね。
あるとき決意して「ビールかハイボールどちらか好きな方を1日おきに1缶(350ml)だけ飲む」という飲み方に変えたのです。
お酒を飲んだ日の翌日は飲まないようにして、それを毎日交互に繰り返すようにしていました。
その結果、
「あれ?お酒を飲まなかった日の翌日は気分がよくない?」と思ったのですね。
飲んだ日の翌日よりも飲まなかった日の翌日の方が調子が良かったのです。
お酒を飲む日と飲まない日をくり返してみると、本当に微妙な差ですが体調の違いがわかりました。
カンタンに数字で表現してみますと、例えば夜に缶ビールを1缶飲むと、
やる気が-5%下がる
ひらめきが-5%下がる
記憶力(記憶したり思い出す力)が-5%下がる
といった感じです。
その時の体調も違いますので数字で表すのはむずかしいですが、およそそんな感じです。
5%下がるとか本当にごくわずかですが、ビールやハイボールを1缶飲むだけでも翌日の体調は変わってくるのです。
これは私にとっては大きな発見でした。
お酒を飲んで調子を落とすのはもったいない
お酒を飲む日と飲まない日を交互に続けていましたが、それも結局やめてお酒は飲まなくなりました。
ほんのちょっとでもお酒を飲んで翌日の体の調子を落とすことがもったいないと思うようになったのですね。
それがビール1缶であってもです。
「一流のアスリートじゃないんだから、ほんのちょっとの調子が悪くても仕事に影響しないでしょう」と思うかもしれません。
しかし会社員も毎日の積み重ねが大事です。
お酒を飲まなければ体調が±0%の状態で毎日仕事ができるのです。
これはけっこう大事なことです。
それがお酒を飲んで体調が-3%落ちたり、-5%落ちたり、飲みすぎて-10%も体調を落としていたら仕事にも影響してきますよね。
「飲んだ翌日も体調の変化は感じない」と思っていても、微妙な体調の変化というのは自分でもなかなか気がつかないものです。
特にお酒が強い人はアルコールを分解する能力が高いですが、脳や臓器など体全体への影響はまた別の話になってきます。
お酒が強くても体へのダメージは確実にあるのです。
飲酒を毎日続けていたら、確実に仕事のパフォーマンスは落ちますしそれが結果にもつながってきます。
毎日-3%の状態で仕事をするよりも、0%の状態で仕事をしたほうが、長い目で見ても仕事ができるようになります。
会社員も体のコンディションを毎日しっかり整えれば、仕事ができるようになりますし結果もついてきます。
お酒をやめて悲観的ではなくなった
私がお酒をやめて一番感じたことは「悲観的に考えることが少なくなった」という点があります。
毎日のように「今日は仕事やりたくないな」とか「からだがダルいから動きたくない」というのはよく思っていました。
でも今は、そういうことも少なくなって「仕事がイヤ」という感情は少なくなったように思えます。
「考え方が前向きになった」というわけではないですが、前向きでも後ろ向きでもなく、なんとなく心が落ち着いた状態で仕事をすることができています。
またお酒を飲んでいた時はどちらかというと、悲観的な考えをすることが多かったように思えます。
特に夜中に眠れないときは「私はダメな人間だ」とか「自分の将来はどうなるのだろう?」と考えて落ち込んでしまうのです。
おそらく悲観的な考えをしているときに、お酒の影響でより深く悲観的になってしまっていたのだと思います。
マイナスに考えていたことがよりマイナスに重たく考えてしまうようです。
今はそうしたことが少なくなってしますし、以前よりも気が軽くなりました。
調子を落としている状態がふつうだと思ってしまう
むかしは、お酒を飲んでいる時は毎日ビールとハイボールを700ml飲むのが日課になっていました。
これ以上飲むと翌日は気持ち悪くなるので、このぐらいが自分の適量だと思っていたのです。
でも飲んだ日の翌日は気分はあまりよくないんですよね。
朝も目覚めが悪いし、朝食もあまり食べたくないし、午前中はつかれた感じで仕事をしていました。
でも毎日体調が悪いので、その状態がおかしいとは感じないのです。
おかしいとは思わず「調子が悪いことが当たり前」だと自分で思ってしまうのです。
調子がよくないのに「体がだるくてやる気がない」という状態がふつうの状態と思い込むのです。
おそらくそういう人も多いのではないでしょうか。
飲酒の習慣があると力を出し切れていない
仕事ができる人の中には、お酒を大量にガンガン飲んでいるにもかかわらず結果を出せる人もいます。
それを見ていると「お酒を飲んでいても結果は出せるんだ」と思ってマネをして飲んでしまうこともあります。
それで飲酒が習慣になってしまうこともありますが、やはりお酒にはいい影響はありません。
どれだけ仕事ができる人でも飲酒の習慣がある時点で100%に近い力は出し切れないと思っています。
能力があって努力をしている人でも飲酒をしているために、日々のパフォーマンスや作業効率は数%は落ちているのです。
また毎日のお酒の量が多くなれば、その分だけ翌日の気力や体力や能力は低下します。
さらに飲酒が習慣になれば徐々に体の無理がきかなくなってきて、どこかで体が悲鳴を上げて長期間活躍することもむずかしくなってきます。
以前は「お酒は百薬の長」と言われてお酒は健康にもいいと言われていましたが、最新の研究では「飲酒量は基本的にゼロがいい」と言われています。
少量の飲酒でも体には害があるのですね。
お酒はできればやめたほうが体にもいいですし、仕事もはかどるようになります。
飲酒をしている方はまずは飲酒量を減らすことからはじめてみてはいかがでしょうか。
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