転職活動では企業からの内定をことわらないといけないときもあります。
例えば第一志望の企業から内定をもらったため、もう入社する気のないほかの企業は辞退しないといけないですよね。
しかし内定辞退することを伝えるときに「申し訳ない」と感じたり、気が引けてしまうこともあります。
そんな時はどうしたらいいのか説明します。
内定辞退することは心苦しい?
「せっかく内定の返事をもらったのに、それをことわってしまうのは心苦しい」
など、相手を気づかう気持ちが出てきてしまって言い出せないときもあります。
しかし返事を後回しにしてしまうと、話がこじれてしまいます。
内定辞退の連絡が遅くなって相手に迷惑をかけてしまったり、断り切れずに内定承諾書にサインしてしまってあとで後悔したりとか。
結局ことわるのであれば、勇気を出してことわりましょう。
内定承諾書などにサインする前であれば、企業の採用担当者は内定辞退をあっさりと承諾してくれます。
そうした連絡はよくあることなので、企業の採用担当者のその対応には慣れています。
連絡すれば引き止められるかもしれませんが、もう入社する気のない人に粘って引き止めたりはしません。
それだったらほかの入社したい人を選んだほうが早いですからね。
また、それほどないと思いますが、内定辞退の連絡をしたときに文句を言われたとしても気にしないでおきましょう。
内定辞退するときに罪悪感を感じる理由
「私のことを評価してくれて内定を出してくれたので、ことわりづらい」という方もいます。
人は、自分を認めてくれた人に対して裏切るような行為はしたくないという気持ちがはたらきます。
そのために罪悪感を感じるのですね。
特に会社説明会や面接や懇親会などで採用担当者や社員の印象がよかった企業などはなおさらですよね。
さらに面接で「御社が第一志望です!」と言っておきながら内定辞退をするのは「相手に申し訳ない」という気持ちにもなります。
しかしもう入社するつもりがないのなら、仕方がないのです。
自分の今後のことを優先させましょう。
内定辞退をするときに罪悪感が生まれるのは、それは「相手の気持ちにこたえたいけど、それができない」ときです。
複数の企業から内定をもらっていれば、その中から一つの企業を選んで他社はことわることになります。
どれかは必ず辞退しないといけません。
内定辞退の連絡をするときに、企業の採用担当者のがっかりした顔などを想像してしまってできないという人もいます。
でもそれは相手に対する「やさしさ」ではないのです。
「ことわる」ことは悪いことではない
「ことわるのはかわいそう」「相手を傷つけてしまう」などの感情が生じて相手のことを思いやっているように感じますが…
実際は、自分のことも相手のことも思いやっていません。
転職活動の目的は、自分が入社したいと思える企業を見つけることです。
入社する気がない以上は、その企業の期待に応えることはできないので断るのです。
あれこれ悩んでいても仕方がありません。
むしろほかにやるべきことがあるのに感傷にひたって悩んでいたら前に進みません。
キッパリとことわることは自分のためになるのです。
それにはやく内定辞退の連絡をしたほうが相手のためになります。
「内定を辞退したい」と伝えれば企業の採用担当者も残念がりますが、その空いた分の人員補充のためにはやく動くことができます。
ことわるときに相手に嫌な思いをさせたとしても、長い目で見れば早く返事をしたほうが相手のためになるのです。
自分の意思をハッキリと相手に伝えたほうがお互いのためになります。
辞退したことによる罪悪感は残るかもしれませんが、企業側が内定辞退を受け入れてくれた以上は、そこでひと区切りをつけて次へ進みましょう。
また内定辞退するときに連絡の仕方は下記の記事をごらんください。
以上になりますが、内定を辞退するときの参考にしてください。
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