冬の寒い時期になると、スーツだけでは寒いため、スーツの上にコートを着る方も多くなります。
会社説明会や面接へ行くときにコートを着ていく方が多くなりますが、あまり寒くないときは、コートを着ていこうか迷うときもありますよね。
ここでは「転職活動の時にコートは必要なのか?」の説明と、コートの選び方や面接での扱い方などを説明していきます。
冬の寒い時期はコートが必要?
冬でも日中に日が差していれば、けっこう暖かいときもありますよね。
東京だと晴れていれば、冬でも気温が上がって暑く感じる時もありますし、コートは必要ないと感じる時があります。
さらにコートを脱いで手に持っていると、片手がふさがってしまいますし荷物も増えるため、何かと不便に感じる時もあります。
しかし「冬の時期はみんなコートを着ているし、必要ないと思うけど、一応コートは持って行った方がいいかな?」と考えることもあるでしょう。
どうするか迷うこともあると思いますが…
結論から言うと、
転職活動の会社説明会や面接の時は、スーツは必要ですが、コートは必要ありません。
本人が「スーツだけでは寒い」と思わなければコートは必要ないのですね。
冬の防寒対策としてコートを着ているだけであって「転職用のアイテム」として必要というわけでありません。
応募者が冬にコートなしで面接に来たとしても、面接官は「それほど寒くないのかな」と思うだけです。
特に印象が良くなるとか、悪くなるということはありません。
コートは着用していなくても問題はない
「寒いときにはスーツの上にコートを着る」というスタイルが定着しているために、みんなスーツの上にコートを着ているわけですが、
本人が「寒い」と思わなければ、冬でもスーツのままで説明会や面接に行っても問題ありません。
移動中も電車やバスに乗れば暖房がついていますし、説明会や面接をおこなう建物内は暖かいので、コートが必要になるのは外を移動するときだけです。
自分で「必要ない」と思えば、説明会や面接にコートを着ていく必要はありません。
でも寒さをガマンして風邪をひかないように気をつけましょう。
外に出てみて、ちょっと寒いと思うときはコートを持って行った方がいいでしょう。
途中で「コートが必要ない」と思ったときは、駅前にあるコインロッカーにコートを入れて説明会や面接に行ってもいいですね。
コートを着用しない時の防寒対策
コートを着る以外の寒さ対策としては、スーツの内やワイシャツ・ブラウスの内に薄手のものを着こんでいくという方法があります。
または、スーツの内側にVネックの目立たないベストやカーディガンを着たり、シャツの内側にTシャツやヒートテックなどのインナーを着てもいいですね。
説明会や面接中にスーツのジャケットを脱ぐことはありませんので、その内側にインナーを着ていても問題ありません。
ただ、説明会や面接の会場内は暖房が効いていてかなり暖かいです。
スーツ内にインナーを着ると、外を移動するときの寒さは防げますが、建物に入ってからの暑さには対処しきれなくなります。
コートならすぐに着たり脱いだりができますが、説明会や面接の最中にインナーを脱ぐことができないので中に着るものにも気を付けたいですね。
冬に「マフラー」と「手袋」は必須アイテム
またコートなしのときは「マフラー」と「手袋」を身につけるだけでも体が温かくなります。
スーツを着ている時は、首元から体温が逃げてしまい寒く感じるのです。
寒いときは厚手のマフラーを首に巻いて胸元のスーツの中に入れておくと体温が逃げませんし、厚手の手袋をすることで手が温まって血流がよくなり体全体の体温も上がります。
寒いときの手袋とマフラーは必需品です。
マフラーや手袋を使わないときはカバンに入れておくこともできますので、寒いときに持っていくと便利ですよ。
コートを着用する以外の冬の防寒対策は下の記事をごらんください。
それでも寒い時期はコートを1着ぐらいは持っていた方が便利です。
ここからは冬のコートの選び方や面接の時の扱い方を説明していきます。
転職用に最適なコートは?
本当に寒いときにはコートは必要になりますので、1着だけでも用意しておきましょう。
転職用のコートの特徴としては、
・コートは無地で色は黒、ブラウン、グレー、カーキー、ネイビー、ベージュにする
・スーツのジャケットが隠れる着丈の長さにする
・コートの種類はスタンダードなものにする
という点です。
コートの選び方
コートの表側は、無地で落ち着いた色のものを選びましょう。
男性の場合は「黒」「ネイビー」「グレー」のコートが多いです。
女性の場合は「ベージュ」「黒」「グレー」などのコートが多いです。
裏地の色や柄はそれほど派手でなければOKです。
面接に着ていくときは「ステンカラーコート」「スタンドカラーコート」「トレンチコート」など就活や転職に合うコートを選ぶようにしましょう。
ボタンはシングルでもダブルでもどちらでもいいですし、素材はウールでもカシミアでも、これも好きなものを選びましょう。
赤やピンクなどの派手な色のコートや、ストライプやチェックやヒョウ柄などの柄が入っているコートは、どちらかというとカジュアルな感じでビジネス向きのコートではありません。
店員に「転職用のコートを探しています」といえば、それに適したコートをすすめてくれますよ。
コートを購入する際は、スーツを着ていってコートを試着した方が着心地も確かめられます。
コートを着用する目的は、寒さ対策です。
コートの色やデザインだけでなく、防寒性も考慮して選んでみてください。
コートを購入できるお店
転職用のコートは「洋服の青山」「AOKI」「コナカ」「スーツカンパニー」などのスーツ量販店などに売っています。
例として「洋服の青山」のサイトを見てください。
値段は14,000~40,000円ぐらいの男性用と女性用のコートがそろっています。
「洋服の青山」以外のスーツ量販店にもコートがありますので、お店に出向いてみたり、サイトを検索してコートを探してみてください。
スーツ量販店以外では、ユニクロ、しまむら、GU(ジーユー)、西友などで値段の安いコートを探してもいいですね。
またコートはアマゾンなどネットでも購入できます。
面接会場でコートを脱ぐタイミングと置く場所
基本的に説明会や面接はスーツ姿でおこないますので、コートは脱ぐ必要があります。
コートは面接会場の建物の外で脱ぎます。
そして、コートについた雪や雨粒やほこりなどを軽くはらいます。
コートの両肩を合わせて縦に二つ折りにした後に、片方の腕にコートをかけてもっていきます。
コートの裏地を表にして二つ折りにするというマナーもあるようですが、そこまでしなくてもいいと思います。
面接のマナー本を見ると「建物の外でコートを脱ぐのがマナー」と書いてあるのを見かけます。
そのため、みんな当たり前のようにそれに従いますが、実際のところ、外でコートを脱ぐと寒いですよね。
これは個人的な意見ですが、暖房がきいている建物内の玄関に入ってからコートを脱いだ方が寒くないですし、面接官が玄関を見張っているわけではありません。
寒いときは、わざわざ外でコートを脱がなくてもいいと思います。
建物内に入ってからコートを脱いでも問題ありませんよ。
常識のように言われているマナーも、ちょっと見方を変えて、その場で臨機応変に対応してもいいですね。
面接会場でコートを置く場所
建物内ではスーツ姿になって、受付の人に声をかけるようにしましょう。
面接会場内に入ると面接官から「コートやカバンはこちらの机の上に置いておいてください」とか「ハンガーにかけておいてください」などの指示があると思います。
そうした指示がないときは、自分が座るイスの横の床にカバンを立てておいて、そのカバンの上にコートをたたんでおくようになります。
しかしこの方法はけっこうむずかしいですよね。
カバンの上にコートを置いてもバランスが悪くて床に落ちてしまうこともありますし、床に落ちてコートに汚れがついてしまいます。
それがイヤなときはイスの背もたれにコートをかけておきましょう。
面接官には「イスの背もたれにコートをかけておいてもよろしいでしょうか?」と一言ことわっておいてもいいですね。
面接が終了した後はコートは腕にかけて持って行き、建物の玄関か、外に出たときにコートを着るようにしましょう。
面接官は応募者が着ているコートを見ている?
基本的に面接官は応募者が着てきたコートなどは見ていません。
コートの表や裏が派手な色だったり、柄やデザインが奇抜でなければ特に問題はありません。
着ているコートの種類に関してあまり神経質にならなくていいと思います。
それよりもコートは防寒着なので寒さを防げるものを選びましょう。
東京の冬なら薄手のコートでも寒くないと思いますが、北海道や東北など寒さが厳しいところでは防寒着も厚手のものがいいと思います。
寒がりな方も本格的に寒いときはスーツの上にダウンコートなどの厚手のものを着ていったほうがいいでしょう。
寒いときに無理に薄手のコートを着ていって、寒さで風邪でも引いたらイヤですよね。
説明会や面接の会場に入る前にコートを脱ぐのがマナーですから、厚手のコートを着ていっても大丈夫です。
厚手の防寒着はかさばるのが難点ですが、なによりも体調管理に気をつけることが一番です。
冬の寒いときにはあたたかい格好で説明会や面接に行くようにしましょう。
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