年間休日96~120日の内訳はどうなるのか?調べてみた

転職活動で求人を見るときに「年間休日数(1年間の休日数)がどのくらいあるのか?」は気になりますよね。

求人を見ると「年間休日125日」とか「年間休日110日」など書かれているものを見かけます。

その休日の内訳はどうなっているのかを説明します。

志望先の企業を選ぶ際の参考にしてください。

 

2025年の年間休日の内訳を調べてみた

2025年の年間休日数を調べてみましょう。

会社が休みになる休日は基本的に、

土曜日
日曜日
祝日(ゴールデンウィークなど)
年末年始休暇(お正月休み)
夏季休暇(お盆休み)

です。

有給休暇は年間休日には含まれません。

 

2025年の年間休日は下のようになります。

土曜日 51日(土曜日と重複する祝日は1日ある)
日曜日 52日
祝日 16日
年末年始休暇 1月2日(木)3日(金)12月29日(月)~31日(水)の計5日
夏季休暇 8月13日(水)~15日(金)の計3日

となります(年末年始・夏季休暇は会社によって違いはあります)。

ちなみに2025年は土曜日と重複する祝日は、5月3日(土)の1日あります。

土曜日は全部で52日ありますが、そのうち祝日と重複する1日分を差し引いて、土曜日は51日として計算します。

 

2025年の年間休日数

2025年の年間休日数を計算してみます。

休日:「土曜日」「日曜日」「祝日」「年末年始休暇」「夏季休暇」

これらすべてが休日だとすると、

土曜日(51日)+日曜日(52日)+祝日(16日)+年末年始休暇(5日)+夏季休暇(3日)

合計は51+52+16+5+3=127

2025年の年間休日は127日になります。

これだけ休日があるのが理想ですよね。

 

年間休日120日ぐらいの場合

年間休日120日ぐらいになる内訳は、

休日:「土曜日」「日曜日」「祝日」「年末年始休暇」
「夏季休暇なし」

この場合の年間休日は124日になります。

土曜日(51日)+日曜日(52日)+祝日(16日)+年末年始休暇(5日)

51+52+16+5=124日

年間休日は夏季休暇なしという企業もありますよね。

夏季休暇なしでも120日以上になります。

 

休日:「日曜日」「祝日」「年末年始休暇」「夏季休暇」
「土曜日」は2ヶ月に1度の出勤(年間計6日)がある

この場合の年間休日は121日になります。

土曜日(51-6=45)+日曜日(52日)+祝日(16日)+年末年始休暇(5日)+夏季休暇(3日)

45+52+16+5+3=121日

「年に数日だけ土曜日出勤がある」という会社も多いです。

 

休日:「土曜日」「日曜日」「祝日」
「年末年始休暇なし」「夏季休暇なし」

この場合の年間休日は119日になります。

土曜日(51日)+日曜日(52日)+祝日(16日)

51+52+16=119日

土曜日と日曜日と祝日は休みで、年末年始は元日のみ休み。

年末年始休暇なし、夏季休暇なしのカレンダー通りでも年間休日は120日近くになります。

 

優良企業と呼ばれるところは、だいたい年間休日数は120日以上あると思います。

今は働き方改革や人手不足によって年間休日数も見直されてきています。

また転職サイトで「年間休日130日以上」で検索するとヒットする企業数も多くなっています。

ただ「年間休日が130日以上」という企業の中には、「有給休暇」も年間休日に含めている企業もあります。

本来は有給休暇は年間休日には含みません。

年間休日の内訳はよく確かめておきたいですね。

 

年間休日110日の場合

年間休日110日の内訳は、

休日:「日曜日」「祝日」「年末年始休暇」
「夏季休暇なし」
「土曜日」は月1回の出勤がある

この場合の年間休日は112日になります。

土曜日は月1回の出勤があるとすると、1年で12回の出勤となります。

土曜日(51-12=39日)+日曜日(52日)+祝日(16日)+年末年始休暇(5日)

39+52+16+5=112日

月1回の土曜日出勤がある週休2日制で、夏季休暇なしだとこのようになります。

 

休日:「土曜日」「日曜日」「元日」「年末年始休暇」
「祝日休みなし」「夏季休暇なし」

この場合の年間休日は110日になります。

土曜日(52日)+日曜日(52日)+元日(1日)+年末年始休暇(5日)

52+52+1+5=110日

完全週休2日制で年末年始は休み、祝日休みなしと夏季休暇なしだと年間休日が110日になります。

 

年間休日105日の場合

また年間休日105日の求人も見かけます。

この内訳は、

休日:「土曜日」「日曜日」「元日」
「祝日休みなし」「年末年始休暇なし」「夏季休暇なし」

この場合の年間休日は105日になります。

土曜日(52日)+日曜日(52日)+元日(1日)

52+52+1=105日

となります。

土日休みの完全週休2日制ですが、祝日休みなしと年末年始休暇なしと夏季休暇なしは年間休日も少なくなります。

 

年間休日98日の場合

年間休日98日の内訳は、

休日:「日曜日」「祝日」「年末年始休暇」
「夏季休暇なし」
「土曜日」は隔週で休み

この場合の年間休日は98日になります。

土曜日(51/2=25日)+日曜日(52日)+祝日(16日)+年末年始休暇(5日)

25+52+16+5=98日

となります。

隔週というのは「出勤→休日→出勤→休日→出勤」というように、出勤と休日が交互になる場合です。

 

ただし、土曜日は隔週休みと言っても、「月に2日の土曜休みが固定」となると、土曜日休みは12×2=24となります。

この場合は、月をまたいで土曜出勤が連続する週もあり、年間の土曜日休みは24日になります。

この時の年間休日は、

24+52+16+5=97日

となりますので、隔週という場合は内訳も聞いておきたいですね。

 

年間休日88日の場合

年間休日88日の内訳は、

休日:「日曜日」「祝日」「年末年始休暇」「夏季休暇」
「土曜日」は月1日のみ休み

この場合の年間休日は88日になります。

土曜日(12日)+日曜日(52日)+祝日(16日)+年末年始休暇(5日)+夏季休暇(3日)

12+52+16+5+3=88

月に1日の土曜休みがある週休2日の場合は、年間休日88日になります。

 

休日:「日曜日」「元日」「年末年始休暇」「夏季休暇」
「祝日休みなし」
「土曜日」は隔週で休み

この場合の年間休日は87日になります。

土曜日(52/2=26日)+日曜日(52日)+元日(1日)+年末年始休暇(5日)+夏季休暇(3日)

26+52+1+5+3=87

土曜日は隔週休みで祝日休みなしだと、このぐらいの年間休日になります。

ここまで紹介してきましたが、会社によって休日スケジュールも変わってきますので、おおよその目安にしてください。

 

企業規模別の年間休日総数

下の表は令和5年(2023年)の1年間の企業規模別の年間休日数です。

90~99日 100~109日 110~119日 120~129日
1,000人以上 0.9 17.4 27.6 51.7
300~999人 2.8 23.4 26.4 44.9
100~299人 3.9 28.4 23.6 39.3
30~99人 6.2 29.3 20.9 33.2

引用:令和6年就労条件総合調査 結果の概況 労働時間制度

上の表からもわかるように、「従業員数が多い企業ほど年間休日数が増える」という傾向にあります。

規模の大きい大手企業は平均年間休日数が多く、企業の規模が小さくなると平均年間休日数は少なくなっていきます。

 

今後は人手不足や働き方改革によって職場環境も変わってきています。

どの業種でも年間休日が増えていくと思います。

仕事探しで求人を見る時は、

「年間休日がどのくらいあるのか?」

「休日出勤があるのか?」

などもしっかり確認しておきたいですね。

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