転職活動の面接で転職(退職)理由を聞かれることがあります。
転職理由は「今の会社は残業や休日出勤が多いから」という方はいますよね。
この転職理由はネガティブな理由でもあるので、説明がむずかしく感じると思います。
この場合は「面接でどうやって伝えらいいのか?」を説明していきます。
「残業が多い」が転職理由の時の伝え方の例
残業時間が多く休日出勤があって労働時間が長すぎることが転職理由の場合は、
ネガティブな理由になりますが、説明の仕方に気をつければ問題ありません。
まず志望する会社の平均残業時間を求人で確認しておきましょう。
そして現職(前職)よりも残業時間が短いことを確認しておきたいですね。
在職中の伝え方の例としては、

転職活動をおこなっている理由は何ですか?

今の仕事内容に不満はないのですが、残業や休日出勤が常にある状態になっており体力的に辛く感じることがありました。今の会社で長く勤めることは難しいと考えて転職活動を始めていました。御社の求人を拝見したところ残業時間が少なく、さらに自分のこれまでの経験が活かせると思いまして応募しました。
また退職した後の伝え方の例としては、

退職理由を教えてください。

前職の仕事内容に不満はなかったのですが、残業や休日出勤が常にある状態になっており体力的に辛く感じることがありました。今の会社で長く勤めることは難しいと考え、さらに在職中は転職活動をする時間がなかったために一度退職してから転職活動をしていました。御社の求人を拝見したところ残業時間が少なく、また自分のこれまでの経験が活かせると思いまして応募しました。
という言い方がおすすめです。
ポイントとしては、
・仕事についての不満はない(最初は現職もしくは前職の良い点を上げておくとネガティブ理由だけにならない)
・長時間労働は体力的に辛く感じて長く勤めるのが難しいのが理由と伝える
・最後は簡単に志望動機をつなげて締める
と言った感じです。
具体的な内容は聞かれてから答える
「残業が多い」というのはネガティブな理由なので、最初は簡潔に答えておきましょう。
そして残業時間など詳しい内容は面接官に聞かれてから答えるといいですね。
例えば、

残業や休日出勤はどのくらいあったのですか?
と聞いてくることがあります。
そのときは具体的な数字を上げましょう。

残業は月60時間ほどありました。休日出勤は月に1~2回ほどです。
と答えましょう。
労働基準法では、時間外労働の上限は原則として月45時間・年360時間となっています。
それを残業時間の目安としましょう。
それを超える時間外労働をしている場合には転職・退職理由としてもいいですね。
時間外労働が月45時間以内の時の説明のしかた
時間外労働が45時間以内でも転職理由になります。
今は「家族と過ごす時間を大切にしたい」「自分の生活を大事にしたい」などのワークライフバランスを理解してくれる会社が多くなりました。
そのため、そうした理由を加えてもいいですね。
例えば、

現職は残業時間が多く、家事や育児をすべて妻に任せきりで家族と過ごす時間が少なくなってしまいました。今後は自分の体調を考えたり、家族と過ごす時間を増やし、仕事と生活のバランスをとれるような転職先を探していました。御社の求人を拝見したところ、自分のこれまでの経験やスキルが活かせると思い、さらに御社の〇〇にも興味があり、新しく挑戦してみたいと思いまして応募しました。
こんな感じで伝えてみましょう。
独身の方は「プライベートな時間が取れなくてつらい」ということを伝えてもいいですね。
上の例文を修正して、自分なりの転職理由を考えてみてください。
今は働き方改革によって長時間労働を減らす取り組みがおこなわれています。
以前は「残業時間が多くてつらい」という転職理由は世間一般であまり認められていませんでした。
どの会社も残業が当たり前にあった時代には通用しない理由でした。
しかし今は「転職して残業時間を減らしたい」という転職理由は一般的に受け入れられています。
伝え方に気をつければ面接官も納得してくれるはずです。
以上になりますが、転職の面接の際の参考にしてください。
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