自分の職歴の中に、短期間でやめてしまった職歴がある方もいると思います。
「短い職歴をどうしようか?」で悩むこともありますよね。
例えば1か月以内とか、半年や1年以内でやめてしまった短い職歴がある場合など。
「説明するのもめんどくさいし、下手をしたら選考に不利な職歴にもなる。
だからいっそのことごまかして履歴書や職務経歴書には書かないでおこう」と考える人もいるでしょう。
「実際のところ、短い職歴は書かないほうがいいのか?」を説明をしていきます。
転職活動の際の参考にしてください。
職歴は正直に書いたほうがいい
基本的に履歴書や職務経歴書の職歴は正直に書いたほうがいいです。
その理由は下の2つです。
・バレるのではないかとおびえなくていい
それぞれ説明していきましょう。
正直に言ったほうが相手から信用される
自分の職歴は正直に伝えた方が相手から信用されます。
これを私たちの人間関係でもそうですよね。
正直な人は相手から好かれますし、反対に嘘をつく人は嫌われます。
これは企業も同じです。
企業は信用がないと人がやってこないし、自社の商品やサービスを買ってくれないし、取引先と取引もできないし、銀行もお金を貸してくれません。
企業は「信用」が大きなバックボーン(背骨)として存在するのです。
「信用がなくす」って致命的なことなんです。
最近でいえば中古車販売のビッグモーターなど、社会での信用を失う行為を行えば、まわりから非難されて誰からも相手にされなくなります。
あるいは文春砲で不正が表沙汰になって、これまでの自分の社会的地位をすべてなくしてしまう人もいます。
一瞬にして転げ落ちたときは、「今後の人生はどうしたらいいのか?」とお先真っ暗になりますよね。
これは応募者も同じです。
短い職歴をごまかしたくもなりますが、それはやめておきましょう。
転職エージェントやハローワークから「ちょっとぐらい職歴ごまかしてもバレないから」と言われて「そっか、そうだよね」と真に受けてはいけません。
軽い人間にみられるだけです。
職歴は細かなところまで正直に伝えたほうが誠実さが伝わります。
もちろん不利になる点もあるかもしれませんが、自分の過去のことはしっかり受け止めましょう。
そして不利な点をなるべく最小限におさえられるように事前に転職・退職した理由を考えておくのです。
そうした対策をしておきたいですね。
職歴はゴチャついていてもいい
会社の面接をやっていると、応募者によっていろんな職歴があります。
転職回数が10回以上の人や、ひとつの会社で長く勤め続けてきた人など様々です。
私は職歴はゴチャついていてもいいと思います。
職歴はきれいで見栄えがいいほうが、そりゃいいですよね。
でもそんな人ばかりではありません。
短期でやめてしまった職歴がいくつかあったり、ゴチャついた職歴のほうが「いろいろあったんだな」と思ってしまいます。
そのほうが人間らしいというか。
社会に出て、誰もがみんな上手に世の中を渡っていけるわけではないのですね。
いろいろ悩みながら、試しながら、失敗しながらやっていく方がほとんどだと思います。
私もそうですが、そんな人が多いです。
特に若い時は仕事がいやになったり、衝動的に会社をやめて後で後悔するなんてこともあるでしょう。
そんな職歴を説明するときはちょっと恥ずかしいと思うかもしれません。
でも誠実に正直に自信をもって答えればいいのです。
職歴の説明で評価が下がりそうな場合のときは、
当時は自分も若かったので至らない部分が多かったと思います。ただ社会人の経験を積んできてこれではいけないと思うようになってきました。
と過去の事実を認めつつ、今は仕事に対しての考え方も年齢とともに変わったということを主張してもいいですね。
どんな職歴だったとしても、自分の職歴に自信をもって聞かれたことに対しては答えられるようにしておきましょう。
「職歴がバレるのでは?」とおびえなくていい
職歴をごまかすと経歴詐称として懲戒解雇される可能性もあります。
もちろん企業によって判断はわかれますが、職歴をごまかしていたら、企業側もいい顔はしませんよね。
職歴をごまかしていても簡単にはバレないかもしれません。
ただウソの職歴で仕事をしていると、まわりが実力不足に気づいて怪しむことがあります。
そして職歴を調べる人が出てきて職歴をごまかしていることがバレてしまい、会社から責任を問われることになるかもしれません。
また職歴をいつわって転職できたとしても「いつかバレるのでは?」とビクビクしながら生活することになります。
そんな毎日が続くとストレスがたまりますよね。
さらに仕事がうまくいって実績を作って報酬が上がった後だと、バレた時の損失も大きくなります。
それなら最初に正直に言った方が気持ちの面で楽に生きられますよね。
一時的な得よりも長期的な得を取る
職歴をごまかせば一時的には得をするかもしれません。
しかし長い目で見れば、ウソを隠し続けるストレスで自分を苦しめることになって疲れてしまいます。
不誠実な行為が自分の身に返ってきてしまうのです。
反対に正直に職歴を伝えると、その時は不採用になるなど損することもあります。
しかし長い目で見れば、隠し事などに何もない方がストレスがない生活を送ることができますよね。
ですので短い職歴も履歴書や職務経歴書に書いて説明をしましょう。
さらに自分の職歴を受け入れてくれた企業は自分自身と相性がいい可能性もあります。
そんな企業を見つけてみましょう。
以上になりますが、転職活動の際の参考にしてください。
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