転職をする際に、一番気になるのは「給料」と「休日」だと思います。
本当は両方とも満足できる企業が見つかればいいのですが、なかなか都合よく見つからないですよね。
だいたい片方の条件が良くて、もう片方は条件が悪いことが多いです。
例えば年収は高いけど、年間休日数が少ない企業とか。
反対に年収は低いけど、年間休日数が多い企業とか。
最近はお金よりも休みを優先する方が多くなってきていますが、この2つで迷った場合にはどちらを選んだら得なのか?
ここでは私の考え方となりますが、どちらを選択したらいいのかを説明していきます。
お金か休みか?
結論から申し上げますと、「お金」と「休み」の両方とも満足いく企業を選びましょう。
やっぱりそのほうが働きがいがあります。
2つとも入社する際の重要な条件ですし、両方とも充実していた方が仕事のやる気が出ますよね。
「そうは言っても、そんな条件の良い企業からは採用されないよ!」という方もいると思います。
その時には条件のランクを落として転職先を探しましょう。
条件を落として探す場合には「お金」や「休み」はある程度妥協するのです。
年収が低くて休みが少ないブラック企業を選ぶ必要はありませんが、最低限生活できる年収やある程度の休日数の企業で満足しておきましょう。
その場合はどんな条件を優先したらいいのか?
スキルが身につく企業を選ぶこと
ねらうのは仕事のスキル(技術)が身につく企業です。
自分のスキルの経験値を上げてくれる企業を優先して探しましょう。
就職・転職をする際には企業の採用担当者から仕事内容などをくわしく聞いて、どんなスキルが身につくのかをよく確認してみてください。
そして自分の将来設計などをよく考えておきたいですね。
入社してみて「ここではスキルが身につかない」と思ったら、短期間で辞めてもいいのでスキルが身につく企業へ転職しましょう。
そしてその企業で仕事の経験を積んで数年たった後に、より条件や待遇の良い企業へ転職を考えます。
最初からお金や休みが充実している企業を探すよりも、まずはスキルを身につけてから転職を考えた方が現実的です。
今の時代はひとつの企業に長く居座ることを考えるよりも、転職することを前提として考えた方が、年収も大きく増える可能性が高いです。
年間休日数は120日以上が理想
1年間の年間休日数は、全部休みが取れれば125日になります。
土曜日、日曜日、祝日、夏季休暇(お盆休み)、冬期休暇(年末年始休み)がすべて休みなら合計で125日になります。
これが年間休日数としては理想ですね。
優良企業と言われるところは少なくとも年間休日数が120日以上あります。
こうした企業への転職をめざしてみましょう。
スキルを身につける企業の場合には、年間休日数は妥協して100日以上あればOKとしてもいいのではと思います。
ただ残業時間が多くて休日数が少ない企業の労働は疲労で体をこわす可能性もあります。
体をこわしたら今後の仕事や生活にも苦労しますので、つらいときには適度に休みを取ったり、場合によっては退職を考えた方がいいですね。
お金(年収)はその人によって希望金額は違います。
年齢や業種や住んでいる地域や独身・既婚などによって年収がいくらほしいのかは変わってきます。
今後は物価が上がっていくことを考えたら、より年収が高く休日が多い企業へ転職することを想定してスキルを磨きましょう。
お金と休みを天秤にかけるのはよくない
お金と休みは重要ですが、この2つを天秤にかけてくらべるのはよくありません。
年収が多くても休みが少ないとからだが疲れてきますし、休日は疲れが取れず寝ているだけになって長く勤め続けるのもしんどくなりますよね。
逆に年収が少なくて休みが多いと、お金がなくて生活が苦しくなったり遊ぶお金もなくて時間をもてあますことになります。
どちらを選ぶにしてもメリットやデメリットはあります。
今はワークライフバランスを重視して仕事と自分のプライベートの時間のバランスをとることが大切と言われています。
もちろんそれも大事ですし、休みが欲しい人が増えているのもわかりますが、休みを重視しすぎて将来設計をあまり考えないのも問題です。
「お金と休みのどちらを優先しますか?」と聞かれたときは、私は妥協せずに両方を選びます。
ただしそれには努力することも必要になってきます。
不況や不景気と言われる時代でも、もうかっている業種や企業はかならずありますし、高い年収をはらってくれる企業はいくらでもあります。
そうした企業から求められるような人材になりましょう。
基本的に年収は仕事の専門性や難易度の高さや責任の重さなどで決まってきます。
逆に言えば誰でもできてしまうカンタンで責任などない仕事は、安い給料と少ない休日でこきつかわれると思った方がいいです。
企業の中で常にスキルを身につける努力をしたり、社内の業務に課題を持って取り組んだり、勤務時間外でも自分で仕事関連の勉強することが必要になってきます。
またマネジメント層などより企業の経営に近い業務につくことを目標としましょう。
そうした希少価値の高い業務を経験することが重要になってくるのですね。
自分を磨き続ければ、より条件の良い企業へ転職することができるようになります。
お金と休みのどちらも好条件の企業へ転職しようと思えばできるのです。
そのような人材をめざしてみましょう。
以上になりますが、転職活動の際の参考にしてください。
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