運転免許を取得していないと就活で不利になるのか?説明します

大学院・大学・短大・専門学校の在学中に自動車の運転免許を取得する学生の方は多いと思います。

運転免許を取得する理由として、「就職活動で必要になるため」という方もいますが…

実際のところ「就活で車の運転免許が役に立つのか?」よくわからないところもありますよね。

 

ここでは「就活に向けて運転免許を取得した方がいいのか?」について説明していきます。

就職活動の際の参考にしてください。

 

車の運転免許とは?

求人には「車の免許が必要」とか「要普通自動車免許」と書いてあるものをみかけます。

でも「車の運転免許は種類がたくさんあるし、どのことを言っているのかわからない」という方もいますよね。

 

運転免許には、

「大型免許」「中型免許」「普通免許」「第一種」「第二種」「AT限定」「限定なし」

など、運転免許にはいろんな種類や区分があります。

たくさんあると、よくわからなくなりますよね。

 

一般的な車の免許

いろいろな種類や区分がありますが、一般的に「車の免許」といわれているのは、

・普通自動車第一種運転免許(AT限定)
・普通自動車第一種運転免許(限定なし)

の2種類です。

 

街中の道路を走っている普通乗用車や軽自動車のドライバーは、このどちらかの運転免許を持っているのですね。

また「普通自動車運転免許」は「第一種」と「第二種」の2種類がありますが、ほとんどの人が「第一種」のみを取得して車を運転しています。

そのため「第一種」という名称は省略されて、「普通自動車免許」または「普通自動車運転免許」とも呼ばれています。

ちなみに「第二種」は、バスやタクシーなどの旅客自動車の運転に必要な免許です。

 

AT車とMT車の違い

また自動車は、

AT(オートマチックトランスミッション)車と

MT(マニュアルトランスミッション)車

の2つに分けられます。

一般的にATは「オートマ」、MTは「マニュアル」と呼ばれています。

 

この違いを簡単に言うと、

AT車は自動でギアをチェンジしてくれる
MT車は自分で操作してギアをチェンジする

という違いがあります。

 

MT車には「ギアチェンジレバー」と「クラッチペダル」があり、運転手は自分でこれらを操作して運転します。

AT車にはこれらはなく、運転中に車が自動でギアチェンジをしてくれます。

 

「AT限定」の免許の場合、自動車教習所の技能教習や試験はAT車でおこないます。

そしてAT限定の免許で運転できるのはAT車のみで、MT車を運転することはできません。

 

「限定なし」の免許の場合、自動車教習所の技能教習や試験は主にMT車でおこないます。

限定なしの免許はMT車とAT車の両方を運転することができます。

 

こうした違いがあるのですね。

今はギアチェンジの操作が必要ない、運転が簡単な「AT限定」の免許を取る方が多くなっています。

 

就活に車の運転免許は必要なのか?

「今後、就職しても車を運転することはなさそうだけど、就活のために免許を取得しないといけないのかな?」

と悩む方もいると思います。

 

最初に結論から言うと、

車の運転免許を持っていなくても就職はできます。

 

運転免許が必要になる企業は、求人の募集要項に「運転免許が必要です」と書いてあります。

でも、運転免許が必要な企業はたくさんあるわけではないのですね。

むしろ運転免許が必要な求人はそれほど多くはないので心配しなくても大丈夫です。

 

求人の募集要項に何も記載がないときは「運転免許は必要ない」ということです。

そうした求人は運転免許なしでも選考で不利になることはありません。

ですので求人を選べば「運転免許なし」でも普通に就職はできます。

 

履歴書やエントリーシートの免許・資格の欄に「なし」と書いても、一部の企業以外からは採用されます。

ですので、

「運転免許を取得しても、今後使うかどうかわからない」

「運転免許は必要はない」

と考えている方は、就活のために運転免許を取得しなくても大丈夫です。

 

求人に運転免許の記載があるか確認する

運転免許が必要になる求人は募集要項に下のような記載があります。

例えば、

・運転免許が必要です
・要普通自動車免許
・要普免

と書いてあります。

 

上の「要」というのは「(運転免許が)必要」という意味ですね。

普通自動車免許を「普免」と略して書いてある求人もみかけます。

ですので「要普免」は「運転免許が必要」という意味になります。

 

また求人にはよりくわしく

・要普通自動車免許(AT限定可)
・要普通自動車免許(AT限定不可)
・要普免(取得後1年以上)
・要普免(ペーパードライバー不可)

と記載があるものも見かけます。

 

「AT限定可」というのは、「AT限定の免許でOKですよ」という意味です(限定なしもOK)。

「AT限定不可」というのは、「AT限定の免許ではダメで、限定なしの免許が必要」という意味になります。

 

また車をよく運転する仕事は、「車を運転していた経験が何年ぐらいあるのか?」を聞いてくる求人もあります。

この場合は運転免許を持っていても車を運転したことがあまりない、いわゆる「ペーパードライバー」の方は採用されるのがむずかしくなるかもしれません。

 

企業から「運転免許が必要です」といわれたときには?

就活の面接で企業の担当者から「ウチの会社は運転免許が必要なんだよね」といわれることもあります。

そんなときは「運転免許を持っていないことで選考に不利になるのでは?」とあせりますよね。

 

でも大丈夫です。

入社するまでに運転免許を取得すればいいのです。

面接で「運転免許が必要」といわれたときは「学校卒業までに運転免許を取っておきます」と答えておきましょう。

企業の人事担当者もその辺は心得ていますので、内定後に運転免許を取得することを約束しておけば選考で不利になることはありません。

 

学生であれば、内定先の企業をみてから運転免許を取得するかしないかを決めてもいいと思います。

必要になったときは内定後に自動車学校へ運転免許を取りに行くようにしましょう。

 

車の運転免許が必要になる場合

学校卒業後に車の運転免許が必要になるときがあります。

車の運転免許が必要になるのは、

・仕事で車を利用する
・通勤で車を利用する
・本人確認証として必要

という場合があります。

それぞれ説明していきましょう。

 

仕事で車を利用する場合

仕事で車を運転する場合には、運転免許が必要になります。

運転免許が必要な仕事は「タクシー運転手」や「配送ドライバー」などを思い浮かべますが、それだけではありません。

 

メーカーや小売や不動産や保険やサービス系など、その他のいろんな業種の営業職でも必要になります。

営業職とは自社の商品やサービスを消費者や企業の顧客に紹介し、購入をうながして契約を取り付ける仕事です。

顧客のところへ行くには徒歩や公共交通機関を利用するだけでなく、会社の車(社用車)を運転することもあります。

そのために営業の仕事にたずさわる人たちは運転免許を所持する必要があるのですね。

ですので営業の仕事に就く場合は「運転免許を取得してくださいね」といわれることもあります。

 

また営業以外でも車を使うことがあります。

例えば、事務員が銀行や郵便局に行くのに社用車を使ったり、ホテルなどの宿泊業では車でお客様を送迎することもあります。

そして電車やバスが動いていない深夜に移動する場合にも車を利用することもあります。

このように車の運転免許は業種や職種を問わず、利用することがあります。

 

通勤で車を利用する

東京や大阪などの都市部をはじめ、日本の各都市は公共交通機関(電車やバスなど)が発達しています。

こうした地域なら電車やバスを利用して自宅から会社まで通勤できますが、公共交通機関では通勤がむずかしい地域もあります。

 

特に郊外や田舎の方へ行くと、会社の場所が駅やバス停から離れすぎていて、歩いていくこともできず、車で通勤した方が便利な場所もあります。

そういう場合には「車・バイク通勤OK」という記載があります。

 

また都市部と違い、田舎の方は駐車場も広いので、車で通勤することをすすめているところもあるでしょう。

こうした会社に就職するときには、車の免許は必要になってきます。

 

運転免許があればレンタカーを利用できる

実際に自動車を購入するときに必要になる費用は、自動車の購入費だけではありません。

そのほかにも、

「自賠責保険や任意保険」

「自動車税や自動車重量税」

「駐車場代」

「燃料代」

「メンテナンス費用」

などがかかります。

車を維持するだけでもけっこうお金が必要になるのですね。

 

実際に私も車を所有していますが、税金や保険など、毎年の維持費がけっこうかかります。

自動車の値段も一般的に高いですが、その維持費もかかるため、「車を持つのはやめよう」と思っている方も多いですよね。

そして「車はいらないから、運転免許もいらない」と考えて免許の取得もやめてしまいます。

 

しかし運転免許があれば「レンタカー」は利用できます。

必要なときにレンタカー店に行って車を借りて、車で出かけることができるのですね。

友達や家族と一緒に車で観光地へ旅行に行くことができますし、気分転換のため、一人で音楽を聴きながらドライブしたり遠出することもできます。

 

車が運転できると行動範囲が広がりますので、いろんな場所に行って、見たり体験したりできることも飛躍的に多くなります。

さらに買い物したときの荷物運びも便利ですし、プライベートで遊ぶにも選択肢が増えて楽しさも増します。

また子供が小さいときには、電車やバスの中で騒いだりして周りの目も気になりますので、そんなときは車での移動が便利です。

 

運転に自信がないときには、運転が上手な人に助手席に乗ってもらうか、教習所でペーパードライバー講習を受けてもいいですね。

車は持たなくても、運転免許があるとかなり便利ですよ。

 

運転免許証は本人確認書類として必要?

「運転免許証は本人確認書類にもなるから取っておいたほうがいい」という人もいます。

確かに運転免許証は顔写真付きの本人確認書類になります。

でも車の運転をしないのに運転免許証を取得するのは、時間もお金もかかってしまいます。

そんなときはどうするか?

 

本人確認書類は保険証を利用しましょう。

もしくは無料で作成できる「マイナンバーカード」を取得しましょう。

マイナンバーカードは運転免許証やパスポートと同じように顔写真付きの身分証明書として使えます。

運転免許証を取得しない方は、マイナンバーカードを取得して本人確認書類として利用してください。

 

学生の時に運転免許を取得した方がいい理由

学生の時に運転免許を取得した方がいい理由は、

・学生は社会人より時間に余裕がある
・学割が使える

という点です。

 

学生は社会人より時間に余裕がある

社会人になると企業などではたらく時間が多くなるため、学生の時よりも自由に使える時間が少なくなります。

平日の仕事終わりや、土曜日や日曜日の休みの時に自動車教習所に通ってもいいのですが、それだとけっこう大変ですよね。

せっかくの休日の時間が減ってしまいます。

 

その点、学生の時は比較的時間に融通がきくので、時間があるときに運転免許を取得してしまった方が楽です。

また学生の時は、長い休みを利用して合宿免許に参加して短時間で免許を取ることができるのでおすすめです。

 

学割が使える

学生の場合は学割で自動車教習所の料金が多少安くなります。

例として、下の表は東京都練馬区にある「北豊島園自動車学校」の料金(税込)です。

車種一般の料金学生の料金差額
AT331,320円306,350円24,970円
MT346,500円321,530円24,970円

学割を使うと、ATとMTともに一般の料金よりも24,970円も安くなります。

 

やはり学生の時に免許を取った方がお金の面でもお得です。

ほかにも自動車教習所はありますが、料金設定はどこもほぼ同じです。

 

料金が安く短期間で免許を取れるのは「合宿免許」

また自宅から自動車教習所に通う以外に、合宿免許に参加して運転免許を取得する方法もあります。

通学の自動車学校の場合は、上の表のように30万円以上の料金がかかります。

けっこう大きな額ですよね。

 

しかし合宿免許は、合宿する際の宿泊費や食事代も含めて、安いときには20万円以下で運転免許の取得ができるときもあります。

これは教習所が空いている時期(5月・6月、10月・11月)は、地方の自動車教習所は生徒が少なくなるため、料金を安くして生徒を募集しているのです。

また、通学の場合は免許取得まで平均で2~3カ月かかりますが、合宿免許は最短でATは14日間、MTは16日間で取得が可能です。

 

特に空いている時期の合宿免許はかなりお得です。

興味がある方は、「合宿免許受付センター」から自動車教習所を探してみてください。

 

運転免許は「AT限定」と「限定なし」のどちらがいい?

現在、店頭で販売されている新車や中古車のほとんどは、AT車です。

もちろんMT車も販売されていますが、今はそれほど数は多くはありません。

レンタカーで借りる車もAT車ですし、タクシーやバスもほとんどがAT車です。

 

日本では運転が簡単なAT車が一般的に好まれるようですね。

企業で使われている社用車も、古いタイプの車だとMTもあるかもしれませんが、ほとんどがAT車です。

そのため「AT限定」の運転免許でも問題ないです。

 

ただ「仕事で車をよく使いそう」なときは、念のため、限定なしの免許を取得しておいてもいいと思います。

今後、MT車に乗ることはないかもしれませんが、「就職した企業の社用車がMT車だった」なんてこともあるかもしれません。

「AT限定と限定なしのどちらにしようか?」と迷っている時は、限定なしの免許をおすすめします。

 

またAT車が主流の国は日本やアメリカやオーストラリアや東南アジアなどですが、反対にヨーロッパなどはMT車が主流です。

ヨーロッパへ旅行に行ってレンタカーを借りようとしたとき、MT車しかないという場合もあるでしょう。

今後、海外へ旅行や仕事で行くことも考えたら、限定なしの免許の方が便利です。

MT車の運転も慣れればそれほどむずかしくはないので、限定なしの免許を取得してみてもいいですね。

 

運転免許試験の合格率

「ATよりもMTの方が運転免許試験がむずかしいのでは?」と思う方もいますよね。

ここでは令和元年(2019年)の第一種普通免許の合格率を見てみましょう。

受験者数合格者数合格率(%)
普通(限定なし)1,605,3861,147,05671.5
AT限定1,094,648768,15370.2

出典:警視庁 運転免許統計(令和元年版) 22ページ

 

AT限定と限定なしの合格率は、AT限定(70.2%)と限定なし(71.5%)は、それほど変わりはありません。

また現在はAT車が主流にもかかわらず、限定なしの免許の方が受験者数が多いのですね。

最後に履歴書やESの免許・資格欄の書き方を紹介します。

 

履歴書やESの免許・資格欄の書き方

履歴書やESの免許・資格欄の書き方は、

限定なしは、

免許・資格
〇年〇月普通自動車免許取得
免許・資格
〇年〇月普通自動車運転免許取得
免許・資格
〇年〇月普通自動車第一種運転免許取得

のどれでもOKです。

「限定なし」とか「MT」などを記載する必要はありません。

正式名称は「普通自動車第一種運転免許」ですが、省略して書いても大丈夫です。

 

AT限定は、

免許・資格
〇年〇月普通自動車免許(AT限定)取得
免許・資格
〇年〇月普通自動車運転免許(AT限定)取得
免許・資格
〇年〇月普通自動車第一種運転免許(AT限定)取得

のどれでもOKです。

 

そして「運転免許はまだ取得していないけど、今後、取得する予定」の場合には、

免許・資格
〇年〇月普通自動車免許 取得予定

と書いておきましょう。

運転免許を取得した年は学歴・職歴と同じく西暦か和暦のどちらかに統一しておきましょう。

くわしくは履歴書の「免許・資格」の書き方をごらんください。

 

まとめ

車の運転免許は仕事で車を使うことがなければ、免許はなくても大丈夫ですし、就活で不利になることもありません。

ただ学生の時に運転免許を取得しておくと便利な場合もありますので、在学中によく考えてみてください。

以上になりますが、就職活動の際の参考にしてください。

就活
このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者に向けた情報を提供していきます。

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