就活で企業から交通費が支給されるときに知っておきたいこと

就活

新卒の就職活動のときに交通費を支給してくれる企業があります。

インターンシップや会社説明会や面接時に、自宅から目的地までの公共交通機関(電車、バス、飛行機)の料金を企業が肩代わりしてくれるのですね。

地方から東京へ行くなど移動距離が長い場合は往復で何万円もかかることもありますし、就職活動が長引くとその分だけ交通費も増えていきます。

ですので交通費を負担してもらえるとお金が節約できて助かりますよね。

ただすべての企業が交通費を支給してくれるわけではありませんが…

ここでは交通費を支給してくれる際の注意点やマナーを紹介していきます。

 

就活の交通費はいくらまで支給してくれるのか?

交通費の支払いに関しては企業の対応は様々です。

例えば、

1.就活時の交通費や宿泊費は全額支給あり
2.交通費の支給額は上限がある(〇万円までなど)
3.二次面接や最終面接に残った人だけ交通費支給あり
4.交通費は全額、応募者の自己負担

などがあります。

 

基本的には「交通費は応募者が全額自己負担」という企業が多いと思います。

 

交通費を支給してくれる企業は「交通費を支給しますよ」という通知がありますが、何も言ってこない企業の場合は「交通費は応募者が払うもの」と思った方がいいです。

応募者の交通費をすべて負担するとなると、企業側のコストが大きくなって支払いきれなくなります。

そのため交通費に関するお知らせがないときはあまり期待しない方がいいでしょう。

 

中には会社説明会や面接やインターンシップに参加するときの往復の交通費や宿泊費まで全額支給という太っ腹な企業もありますが、そういう企業は少ないと思います。

企業によってそれぞれ対応は違いますので、就職活動での交通費はどうなるのかは確認しておきましょう。

 

また就職活動の交通費は、例えば電車を使うときは「自宅の最寄り駅~目的地の最寄り駅」までの金額を請求するようにしましょう。

移動ルートはネットで検索すると、いくつかの候補が出てきますが、その中でも金額や移動距離が少ないルートを選ぶようにしましょう。

今はネットで移動ルートや金額を簡単に検索できます。

不正をして金額をごまかしたり水増しして嘘の申告をすると怪しまれますので気をつけてくださいね。

 

企業が就活生に交通費を支給してくれる理由

「なぜ企業が応募者の交通費を負担してくれるのか?」疑問に思うこともありますよね。

企業が応募者の交通費を負担してくれる理由は、優秀な人材に自社の選考を受けてほしいという点にあります。

応募者もみんな十分な就活費用を持っているわけではありません。

中には「面接会場まで行くお金がないために、遠い場所にある企業に応募することをあきらめる」という方もいるのですね。

特に移動距離が長いとそれだけで候補から外してしまうのです。

でもその中には優秀な人がいるかもしれません。

そういう人たちに選考に参加してもらうために、企業側も交通費を負担して出しているのです。

就活の時は企業は自腹を切ってでも、いい人材に来てほしいと思っているのです。

 

「交通費支給=内定確実」なのか?

また何万円もする高額な交通費を企業から支給してもらえると、「こんなに待遇がいいのなら内定確実なのでは?」と思うかもしれませんが…

交通費支給は合否には関係ありません。

ですので「交通費支給=内定確実」ではないのです。

内定が出そうな人だけに交通費を支給するということもないと思います。

 

交通費が支給されるときの注意点

企業が支給してくれる交通費は、原則は「公共交通機関」を使って移動したときに限ります。

公共交通機関は主に、

・路線バス
・電車(JR在来線・私鉄・地下鉄)
・高速(夜行)バス
・フェリー
・新幹線
・飛行機

などです。

 

タクシーやレンタカーや自家用車に乗ってきたときの料金やガソリン代や高速代などは交通費として支給されないと思います。

また自宅から目的地まで行く方法とその料金ですが、「高速バス」と「新幹線」と「飛行機」では金額も大きく変わってきます。

長距離移動の場合は高速バスが一番料金が安いですが、高速バスは乗車している時間が長くて体への負担も大きいです。

そのため「移動には高速バスを使ってください」という企業はあまりないと思います。

 

交通費が支給されるときは企業から詳しい説明があると思いますが、長距離の移動には「新幹線」や「飛行機」を使いましょう。

例えば、日本の各主要都市から東京への移動手段と料金と移動時間を一覧にすると、

主要都市 移動手段 料金(片道) 移動時間
札幌(新千歳空港)⇔東京(羽田空港) 飛行機 4万円 1時間半
仙台⇔東京 新幹線 11,610円 1時間半
名古屋⇔東京 新幹線 11,500円 1時間半
大阪⇔東京 新幹線 14,920円 2時間50分
福岡(福岡空港)⇔東京(羽田空港) 飛行機 4.5万円 1時間45分

このようになります。

航空券は搭乗する当日に購入すると、上のように値段が高くなりますし、満席で乗れない可能性もありますので、早めに予約しておきましょう。

予定が前もって決まっている場合、航空券も新幹線のきっぷも早めに購入すれば、早期購入割引が利用できて費用をおさえることができます。

特に航空券はかなり安く手に入れることができます。

また片道だけでなく往復を買うことで料金も安くなりますよ。

 

また、例えば【新大阪→東京】へ行く場合は、新幹線のぞみの「乗車券+指定席特急券」の往復の切符を購入して、その交通費を企業に請求できます。

新幹線のときは自由席や指定席の購入は問題ないですが、グリーン車は高額なので乗るのはやめた方がいいですね。

学生がきっぷを購入する際は、学割を使って購入しましょう。

 

飛行機も企業から特に指定がない限りは、格安の航空会社ではなく、どの航空会社を利用してもいいと思います。

特に指定がなければ運賃の高いANAやJALを使っても問題ないです。

そのほかの運賃の安い航空便を使ってもいいと思います。

 

交通費が往復でかなりかかったとしても選考に影響することはありません。

飛行機を使うとけっこうな金額になりますよね。

交通費が高額になったとしても企業が支払ってくれるのなら、遠慮しないで交通費を受け取りましょう。

交通費が高額になって不安なときや、何かわからないことがあったときは、その企業の人事担当者に問い合わせてみましょう。

不明な点があるときは電話やメールなどで聞いてみたほうがいいですね。

 

新幹線のきっぷや航空券の購入方法と領収書のもらい方

また企業が交通費を支給する際には、支払い金額の証明として「領収書をもらってきてください」と言われることもあります。

ここからは新幹線のきっぷや飛行機の航空券の購入方法と領収書の発行の仕方を説明していきます。

 

新幹線の場合

新幹線のきっぷ(乗車券+特急券)は、JRの「みどりの窓口」「自動券売機」「旅行会社」「インターネット」などで購入できます。

支払方法は現金以外ではクレジットカードでも支払い可能です。

きっぷの購入方法はいろいろありますが、おすすめはスマホやパソコンなどを使ったインターネットでの購入です。

新幹線の指定席は1か月前の10時から発売となりますが、時期によってはすぐに満席になってしまい予約が取れないこともあります。

予定が決まったらできるだけ早く往復の新幹線の指定席の予約をしておきましょう。

また、JRのみどりの窓口で新幹線のきっぷを購入する場合には、係員に「領収書をください」と言えば領収書を発行してもらえます。

JRの駅の自動券売機で新幹線のきっぷを購入する場合には、「領収書発行ボタン」を押すときっぷと同時に領収書が発行されます。

自動券売機で領収書をもらい忘れたときは、駅の窓口で購入したきっぷを係員に見せて「領収書をください」といえば領収書を発行してもらえますよ。

 

飛行機の場合

飛行機のチケット(航空券)はインターネットで予約ができます。

エアトリHISなどのサイトで航空券の予約ができますし、JALやANAに乗るときはそれぞれの公式サイトからも予約ができます。

スマホやパソコンで簡単にできるので便利ですよ。

例えば、エアトリの航空券の予約に仕方を簡単に説明すると、

1.「出発日」「時間」「出発地」「到着地」を選択します

2.「便名」「出発・到着地点」「時間」を確認して「運賃」を選択します

3.搭乗者の「名前」「年齢」「性別」「メールアドレス」「電話番号」を入力し「決済方法」を選択します

決済方法はクレジットカード決済、コンビニ決済などがあります

4.チケットの入金の確認が取れれば、「予約番号」「確認番号」が記載されたメールが送信されてきます

5.搭乗する当日の空港の自動チェックイン機で航空券が発券されます

航空券はインターネット以外では旅行会社で購入できますし、航空会社へ電話予約もできますよ。

 

飛行機の航空券の領収書は搭乗日当日に空港でもらうことができます。

搭乗手続きをする際の自動チェックイン機には領収書ボタンが表示されますので、それを押せば領収書がもらえます。

有人カウンターでチェックインするときも、申し出れば領収書を発行してもらえます。

また航空会社のWebサイトでも領収書を表示するサービスがあります。

予約番号やマイレージ会員番号がわかれば、領収書を表示して用紙に印刷することができますよ。

 

JR在来線や私鉄や地下鉄や路線バス

JRの在来線や私鉄や地下鉄のきっぷは自動券売機で購入できます。

領収書は購入したきっぷを駅の窓口に持っていって職員に「領収書をください」と言えば領収書を発行してもらえます。

路線バスの場合は現金でバス代を支払ったときに、運転手さんが領収書を発行してくれるところもありますが、バス会社によって対応が異なります。

ただ乗換が多くなると領収書をもらうのが面倒ですよね。

JRの在来線や私鉄や地下鉄や路線バスは領収書が必要なのか企業の担当者に聞いてみましょう。

おそらく一般的なルートを提示すれば領収書は必要ないと思います。

 

領収書を発行してもらうときの注意点

領収書の宛名は、基本はその料金を支払ってくれる企業名でいいと思います。

もし心配なときは「領収書の宛名はどうしますか?」と企業の担当者に聞いてみてください。

企業によっては片道分の領収書さえ出せば、それで往復分の交通費を支給してくれることがあります。

ただ、この辺は企業によって対応が違うと思いますので、往復の交通費の領収書は取っておきましょう。

 

ちなみに新幹線の領収書には領収年月日が記載されていますが、これは切符を購入した日付になります。

JALやANAの領収書も航空券発行日のみが記載されます。

新幹線や飛行機の領収書から乗車日時は特定できません。

そのため例えば、

「面接に遅刻するといけないので、面接日の前日に新幹線で現地に前のりして、面接会場近くのホテルなどに自腹で宿泊して、当日の面接終了後に新幹線で帰る」

ということもできますし、

「目的地に何日か滞在して他企業の選考もいくつか受けてから帰る」

なんてこともできる場合もあります。

この辺はうまくやってください。

 

また交通費はネットで検索すれば金額がわかりますので、交通費を支給するときに「領収書は必要ない」という企業もあります。

領収書が必要なければ、どんな方法で目的地に行ってもバレません。

そのため新幹線代を企業に請求しておいて、その代わりに鈍行の電車を乗り継いで目的地へいったり格安の高速バスに乗っていって差額を稼ぐ人もいます。

でも電車や高速バスの長時間の移動で疲れると面接にも影響しますので、あまり無理はしないでくださいね。

 

交通費はいつ支給されるのか?

交通費の支給方法は企業によっても違いますが、面接や説明会の当日に現金で支払われたり、後日に銀行口座に振り込みになります。

銀行振り込みの場合は月末締めの翌月15日や25日に支払い(振込み)になるなど、締め日や支払日は企業によって違います。

そのため交通費が振り込まれるまでに多少の期間があきますので、振込みがいつになるのかは企業の担当者に聞いてみてください。

面接や説明会の交通費が後で支給される時は、交通費は自分で立て替えるようになります。

企業から交通費が支給されるときでも交通費分の現金を用意しておいたり、クレジットカードなどを利用して支払うようにしましょう。

また交通費を支給するときに受領印を押すため、企業から「印鑑を持ってきてください」と言われることがあります。

このときの印鑑は実印でもいいですが、100円ショップに売っている安い三文判でもいいので用意しておきましょう。

 

企業へ交通費を知らせる時のメールの例文

企業から「交通費はいくらかかったのか教えてください」などのメールが届くときもあります。

それに返信するときのメールの例文としては、

 

【件名】交通費の件について

【本文】

○○株式会社
採用担当○○様

お世話になっております。
○○大学○○学部の○○と申します。

貴社面接時の交通費についてご報告致します。

○年○月○日
新幹線 新大阪⇔東京 〇〇円(学割)
JR 東京⇔上野 320円

計〇〇円

以上、
よろしくお願い致します。

————————————-

〇〇〇〇(〇〇〇〇)←(自分の名前とフリガナ)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年
携帯電話:〇〇-〇〇-〇〇
e-mail:〇〇〇〇

————————————-

このような文章でいいと思います。

上の文章はコピペして使ってもらってかまいません。

 

コピペして使う場合は、〇の部分を消して文字や数字を入れて、学割を使わなかったら(学割)は消してください。

署名の「←(自分の名前とフリガナ)」も消してください。

交通費の金額は往復の合計金額を記載して、シンプルな文面で返信しましょう。

 

また交通費のお礼はメールで伝えてもいいですが、人事担当者に会った時にひと言お礼をいえばいいと思います。

就職活動のときの交通費はけっこうかかりますので、親に負担してもらうか自分でバイトするなどして、ある程度お金を貯めておくことをおすすめします。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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