面接で「他社の選考状況」を聞かれたときは落ちた企業名も伝える?

面接

新卒の就職活動や転職活動の面接では「ほかの企業の選考も受けていますか?」と他社の選考状況を聞かれることがあります。

そんなときはどう答えていいか迷うかもしれませんが、これは特にむずかしい質問ではありません。

新卒採用でも中途採用でも答え方は同じです。

ここでは他社の選考状況を質問する面接官の意図と答え方を説明していきます。

 

「他社の選考状況」の質問には正直に答える

面接で「他社の選考状況」を聞かれたときに、「御社(おんしゃ)のみです」と答える方もいます。

それが本当だったらその答えでもかまわないのですが…

就職・転職活動では同業他社や業界・業種の違う企業に、同時に複数応募して選考を受けている方がほとんどです。

そのことは面接官も承知しています。

他社と掛け持ちして選考を受けていることがマイナスの評価になるわけではありませんので安心してください。

質問されたら、できるだけ正直に現在の選考状況を話しておきましょう。

 

質問に対する答え方の例

面接官から「他社の選考状況」を質問されたときの答え方は、

面接官
面接官

他社の選考状況を教えてください

応募者
応募者

現在は御社のほかに3社選考中です

面接官
面接官

選考中の3社は当社と同じ業界の企業ですか?

応募者
応募者

2社は御社と同じ業界の企業です。後の1社は別の業界の企業です。

面接官
面接官

よろしければ選考中の会社名を教えていただけますか?

応募者
応募者

企業名は○○、□□、△△の3社です。

こんな感じで話が進むと思います。

他社の選考状況を聞かれたときにより細かく説明してもいいですね。例えば、

応募者
応募者

今は書類選考中の企業が5社で、面接結果待ちの企業が2社、内定を頂いた企業が1社あります。

と選考中の企業や内定をもらった企業をくわしく伝えてもOKです。

また企業名を聞かれるときもありますが、そのときは正直に答えてかまいません。

それで不利になることはありませんし面接官も正直な答えを求めています。

この質問をする意味は、同時に応募している企業を知ることで、応募者がどういう業界や業種を目指しているのか、面接官も知りたいと思っているのです。

まだどの企業も選考が進んでいない場合は「他の企業の選考はこれからです」と答えればいいですね。

 

聞かれていないことまでしゃべる必要はない

原則としては、正直に話すことですが。

選考状況を聞かれたときに、

応募者
応募者

○○社は一次面接で落ちてしまいました

と、不採用の結果まで話す必要はないです。

不採用になって落ちた企業のことを伝えてもいいですが、黙っていてもバレることではないので、無理に言わなくてもいいのです。

面接では聞かれていないことまでしゃべる必要はありません。

よけいなことまでしゃべって印象を悪くしても意味がないですよね。

また選考中の言いたくない企業のことは伝えなくてもいいと思います。

 

見栄を張って嘘はつかない

また本当は内定をもらった企業はひとつもないのに、

応募者
応募者

内定はいくつかいただいております

とか、見栄を張ってのウソをつくのはやめておきましょう。

面接官
面接官

ちなみにその内定が出た企業名を教えていただけますか?

とか言われたたら、答えに困ってしまいますよね。

選考を有利に進めようと思って話を盛っても、場合によってはウソがばれてしまうこともありますので気をつけましょう。

面接官が、その内定が出た企業に問い合わせて結果を確認することはないです。

でも正直に答えたほうが回答に困ることもないので怪しまれないですよね。

 

他企業の内定があってもなくても合否に関係ない

面接官から「他企業から内定は出ていますか?」と聞かれることもあります。

そのときに「今のところ他社から内定をいただいておりません」とか、

「10社面接を受けたけどすべて落ちました」など、結果が出ていないことを言うのが恥ずかしいという場合。

その答えに対して企業の面接官がどうとらえるのかは、それぞれ違います。

応募者
応募者

今のところ他社から内定を頂いておりません

面接官
面接官

内定ゼロということは、ほかの企業からは評価されていないのかな?

と、後ろ向きにとらえる面接官もいますし、逆に、

面接官
面接官

今、内定ゼロなら、ウチが内定を出せば来てくれるかもしれない

と、前向きにとらえる面接官もいます。

 

また他の企業から内定が出ている場合でも、

応募者
応募者

2つの企業から内定をいただいております

面接官
面接官

他社から内定が出ているけど、ぜひウチに来てほしい

と考える面接官もいますし、

面接官
面接官

他社から内定が出ているのなら、ウチは不採用でもいいかな

と考える面接官もいます。

ほかの企業から内定が出ていても出ていなくても、面接官がどうとらえるのかはわかりません。

ですので聞かれたときには正直に答えておいた方がいいですね。

 

採用の基準が企業によって違う

基本的に「他社の選考状況」の答えが合否に大きく影響するわけではありません。

結局面接の中で総合的に判断されるので、他社を何十社受けていても「入社してほしい」と思った方には内定が出ますし、採用基準に満たない方は不採用になります。

また企業によって採用基準がそれぞれ違うため、他社で落ちたからといってどこでも不採用になるわけでもありません。

実際に私も面接官を担当して「なぜこの人が他社で受からないのだろう? 」と思うことが何度もありましたので、採用基準は企業によって違うのでしょう。

そして「どういう業界を目指しているのか?」を質問されることもあります。

たとえばメーカーをメインに受けているのに1社だけマスコミが混ざっていたりとか。

こんなときは「どうしてマスコミの企業を受けているの?」と質問されることもありますので、その答えを考えておきたいですね。

 

「御社が第一志望です」と伝えたほうがいい?

またいくつも企業を受けていれば「選考中の企業の中で当社は何番目の志望ですか?」といった質問もされると思います。

そのときは「御社(おんしゃ)が第一志望です」と伝えておきましょう。

そしてその理由も考えておきましょう。

「御社は第二志望です」と正直に伝えて内定をもらえることもあるかもしれません。

でもその答えは相手に少なからず失望感を与えてしまいますし、不採用になる確率も高くなると思います。

第一志望の企業でなくても、そのへんはよく考えて答えるようにしましょう。

「第一志望の企業ではないのに、面接で『第一志望です』と答えるのは納得がいかない」と思うのであれば、自分の気持を正直に伝えましょう。

「ウチの会社は第二志望なんだ。けっこう正直に言うね」その素直さを買ってくれることもあります。

その答えを聞いた面接官の判断次第となりますので、どういう結果になるのかわかりませんが、そこはご自分の判断で決めてください。

 

結局「他社の選考状況は?」とか「当社は第一志望ですか?」という質問の真意は、

「内定を出したら当社に入社してくれるかどうか」を探りたいのです。

企業は応募者の選考状況とか就活の軸などの個人的な情報を知りたいわけではなく、入社してくれる人を選びたいのです。

結局ここが一番気になるのです。

企業からすれば、内定を辞退されたらまた新しい採用者を探さないといけないですし、選考でかけた時間や入社までの準備の費用が無駄になります。

そうしたことはなるべく避けたいのですね。

 

「内定を出したら就活を終了してくれますか?」という質問

また面接官から、

面接官
面接官

ウチが内定を出したら、他社の内定は辞退して就職活動を終わりにしてくれますか?

と聞かれることがあります。

要はかならず当社に入社してくれるようにせまってくる口約束のようなものですが…

そんなときはどうするか?

 

それに対してはとりあえず承諾しておきましょう。

応募者
応募者

はい、御社が第一志望ですので、御社から内定がいただけましたら就職活動は終わりにして、御社に入社したいと思っております。

でいいと思います。

内定を承諾しても、あとで内定辞退をすることはできますし、求職者の就職・転職活動に制限を加えるような権限は企業にありません。

とりあえず内定を承諾しておいて、その後も就職活動を続けて、より志望度の高い企業から返事をもらったら辞退してもいいのです。

もちろん第一志望の企業から内定をもらって入社する意思が固まれば、そこで就職活動を終了してOKです。

企業が就活や転職の終わりを促す「オワハラ」という言葉が聞かれるようになりましたが、企業から内定をもらった後でも、在職中でも自由に就職・転職活動はできます。

面接官にウソをつくのは心苦しいかもしれませんが、自分にとって一番いい就職先を探すためには、そうしたやり方も必要になってきます。

内定を承諾したけど、そのあと辞退するようになったときは、かならず企業の採用担当者に連絡して断るようにしましょう。

以上になりますが、面接で他社の選考状況を聞かれたときの対応の参考にしてください。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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