転職活動の面接のときに「これは合格(面接通過もしくは採用)になりそう!」と感じる時ってありませんか?
例えば「面接官と会話がはずんで、始めから終わりまで雰囲気も良かった」とか、
「面接官からの質問に対してしっかり答えることができた」などがあります。
しかし結果は「不合格」なんてこともあります。
それはどこに原因があったのか、説明をしていきます。
不合格になってしまう理由
面接官の反応が良かったため、面接終了後は「これは合格なんじゃないの?」という期待をしていたものの…
結果は「不合格」なんてときもあります。
面接官の反応が良くても不合格になってしまうのには理由があります。
・面接に来た応募者への配慮
という点があげられます。
ほかに合格にしたい応募者がいた
企業の面接官は採用したいと思う人には当然、興味を持ちます。
面接官が気をつかってくれて会話もはずみ、面接もなごやかな雰囲気で進んで、その時点では採用候補の一人になっているかもしれません。
しかしそのあとで、より採用したいと思える応募者が面接に来ると一転、不採用の候補になってしまうこともあります。
面接は他の応募者との相対評価になりますので、そういったこともあるのですね。
面接で話がはずんでいても不合格になってしまうこともあります。
面接に来た応募者への配慮
面接官は心の中で「この人は不合格かな…」と思っていても、それを言葉や態度にはあらわしません。
面接に来てくれた応募者は、面接が終われば自社の商品を購入してくれたり、サービスを利用してくれるお客様になります。
そういう方に自社の悪い印象は持ってもらいたくはないですよね。
面接はなごやかな雰囲気で終わって帰ってもらったほうが、不合格の結果を伝えても自社のイメージはそれほど悪くはなりません。
特に今は、ネットやSNSで自社の悪いうわさが広がらないように慎重にもなっています。
面接官が最初から終わりまで笑顔で接してくれたり、深々と頭を下げてあいさつをしてくれたり、面接終了後にはエレベーターまで送ってくれることもあります。
でも、これらは面接に来てくれた応募者全員に対しておこなっていることなのです。
基本的に面接官は、合格・不合格者問わず、誰に対しても好意的な態度で接することが多いです。
面接中に「手ごたえ」を感じることができた
また面接で「手ごたえ」を感じることもあります。
例えば

面接官の質問に対してすべて完璧に答えることができた!
などです。
しかしその回答が、良い評価につながったのかどうかまではわかりません。
「手応えがあった」というのも「面接の評価を自分でくだしているだけ」という場合もあるのです。
面接官の評価ではありませんし、それがわからない以上は結果がどうなるかわかりません。
自分が感じる「面接の手応え」は、それほど当てになるものではありません。
面接で「受け答えがうまくできなかった」と思っても受かることもありますし、「どこもおかしなところはなく完璧に近かった」と思っても落ちることはあります。
「手応えと結果は必ずしも一致しない」と思って、結果を待ったほうがいいのです。
入社後の説明がある
面接の時に入社後の説明をしてくれることもあります。
入社後の業務内容や配属先の部署や、給与や福利厚生や休日などの説明をしてくれたり、「入社日はいつになりますか?」と聞いてくることもあります。

入社後の説明や今後の予定を聞いてくるのだから、これは採用になりそうだ!
と思うかもしれません。
しかしこれも企業によってやり方が違います。
入社後の説明や入社日の質問は、面接に来た人全員に聞く場合もありますし、採用者のみに聞く場合もあります。
また面接官が自社の良い点を応募者にアピールしたり、職場の中を案内してくれたり、社員を紹介して簡単な仕事の説明をしてくれることもあります。
ただこれらは入社後のミスマッチを防ぐための企業側の説明と思った方がいいですね。
入社後の説明があっても結果は不合格になることもあります。
これは思わせぶりな態度に見えるかもしれませんが、これだけでは合格フラグとは判断できません。
結局、面接官の言動や態度を観察しても、合格・不合格の結果はわかりません。
面接官それぞれに、面接のやり方や判断のしかたも違いますので、面接の結果は出てみないとわかりません。
もちろん自分の予想した通りの結果になることもあります。
反対に「これは落ちただろう」と思っていたら合格していたり、「絶対に受かった」と思っていたら不合格になることもよくあります。
でもいい結果が出ることを期待したいですね。
以上になりますが、面接の時の参考にしてください。
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