「現在、自分または相手がフリーターだけど、結婚を考えている」という方もいると思います。
または、二人そろってフリーターという場合もありますよね。
実際のところ、男性女性ともに雇用形態など関係なく、フリーターでも結婚はできます。
しかし「このまま結婚して幸せになれるのかな?」と不安になることもあると思います。
特にフリーターの方は結婚に関して悩むこともあると思いますが、ここではフリーターが結婚した後の将来について説明していきます。
将来、お金はかならず必要になる
今はフリーターで生活ができたとしても、今後はお金が必要になってきます。
今後お金が必要になってくるときというのは…
・親の介護
・自分や家族の病気やケガ
などです。
子供の養育費や親の介護費
結婚して子供が生まれればその分だけ、衣食住にお金がかかりますし、教育費などの出費も増えます。
お金のたくわえや将来設計がないまま、子供ができてしまったから、フリーターのまま籍を入れて生活をしてという人もいますが…
低収入でも子供は育ちますが、環境の悪さから子供の育ちもよくなくて言うことを聞かなくなり、警察の厄介になるようなことは避けたいところです。
また自分やパートナーの親が高齢になってきて、自分で生活ができなくなり介護が必要になったら、介護のためのお金も必要になります。
親の介護のために時間を取られるようになり、働ける時間が少なくなって収入が減り、貧困生活に転落してしまうこともあります。
お金に余裕があれば介護施設にあずけることができて、自分の負担が減ります。
親の介護はよく考えておきたいところです。
自分や家族の病気やケガ
そして自分や自分の家族が大きな病気にかかってしまったり、大きなケガをしてしまうこともあります。
健康診断で病気が見つかったり、大きなケガをして、その治療費や入院費が大きな負担になってしまうこともあります。
特に仕事をして家計を支える人が病気やケガで働けなくなったり、急に亡くなってしまったら、どうしていいかわからなくなります。
自分の親や親せきがお金の面で援助してもらえればいいのですが、頼れる人がいないといざというときは大変です。
貯金もなく誰も助けてくれなければ、自分でなんとかするしかありません。
それに「ケガの治療費が数百万円になった!」など、金額の大きさで途方に暮れてしまうこともあります。
生活はできたとしても常にお金がない状態が続き、貧乏から抜け出せなくなってしまいます。
そうならないために、将来のことはよく考えておく必要があります。
結婚後の関係を良好に保つにはお金が必要
結婚を考えている相手のことが好きなときには、相手の欠点などはそれほど気にならないものですが…
同棲や結婚後に同じ家で暮らし始めると、徐々に相手のイヤな部分が見えてきて気になることもあります。
例えばパートナーが「短気」「ケチ」「だらしない」「浮気していた」などなど。
一緒に暮らしてみると相手の欠点がわかってきて、徐々に熱が冷めてしまうこともあります。
特にフリーターで結婚する場合、夫婦の間で問題になるのは「お金」のことです。
夫婦間の問題はいろいろありますが、特に「お金のこと」で二人の間に亀裂が入って、関係がこじれてしまうことがけっこう多いのですね。
もちろんフリーターでお互いの関係がうまくいっている夫婦もたくさんいます。
でも生活に困らないだけの収入があったほうが、お互いの関係は良好になります。
生活していくお金が足りなくなることで不満がたまってしまい、互いの関係がギスギスしてしまうこともありますよね。
そのうち会話もしなくなり、別居や離婚など別れてしまうことがよくあります。
それまではとても仲が良かったのに、相手の収入の低さや金銭感覚のなさを見て、あっという間に二人の間に亀裂が入ることがよくあります。
そうならないように気をつけたいですね。
パート・アルバイトを続けるデメリット
正社員と比べてパートやアルバイトの仕事は、責任が少なく残業もほとんどなく、働ける曜日や時間を選べるなどのいい点もあります。
しかし悪い点もあります。
それをいくつか挙げてみましょう。
・給料が上がらない
・正社員になるのがむずかしくなる
という点です。
契約期間がある
パート・アルバイトは派遣社員と同じように、仕事をする「契約期間」が定められています。
契約期間は会社によって違いますが、3か月や半年や1年というところが多いです。
契約期間が終わりに近づいてきたら、次回の契約を更新するかどうか双方で話し合いになりますが、
会社から「次回の契約はしないよ」と言われれば、それで仕事を失ってしまいます。
もちろん長期間にわたって仕事をできる場合もありますが、会社の事情でいきなり契約できなくなってしまうこともあります。
また仕事があまりできなかったり、遅刻や欠勤が続けば責任者の判断でクビになることもあります。
ですので、いきなり仕事を失ってしまうと収入がなくなってしまい、次の仕事が見つかるまでの生活も困ってしまいますよね。
雇用保険に入っていれば、その分の給付がありますが、それも多くの金額はもらえるわけではありません。
フリーターには、そういう不安は常に付きまといます。
給料が上がらない
パート・アルバイトは「時給1000円」とか「日給8000円」とか、働いた時間によってもらえる給料が決まります。
長年勤めていれば時給を1000円から1100円に上げてくれる職場もあります。
しかし時給が100円ほど上がっても給料はそれほど変わらないですよね。
さらに正社員であれば「昇給」や「賞与(ボーナス)」がありますが、パート・アルバイトではほとんどないため年収も上がりません。
職場に貢献して社員並みに働けるようになったのに、それが給料にあまり反映されずにずっと同じ額だったら、不満がたまることもあるでしょう。
基本的にパート・アルバイトで働くよりも、正社員として働いたほうが給料は多くもらえます。
フリーターから正社員になるのは難しい
またパート・アルバイトから正社員になるのはハードルが高くなります。
正社員からフリーターになるのは簡単ですが、その反対は難しいことが多いです。
その理由は、アルバイトの経験を「職歴」とみなさない会社が多いからです。
もちろんパート・アルバイトでがんばってきたことを認めてくれる会社もありますが、この辺は会社の採用担当者によって考え方も違います。
履歴書や職務経歴書に、これまでのパート・アルバイトの履歴を書くことができますが、それほど高く評価はされません。
何年も同じバイト先で働いたとしても、それで就職活動で有利になることはないのです。
何年もフリーターのままだと、その分だけ正社員として就職ができる可能性も低くなっていきます。
30歳以上になると就職活動も厳しい結果が予想されますし、仮に正社員として就職できたとしても、仕事がつらかったり給料が低いところしか見つからない可能性があります。
そうなる前によく考えておきたいですね。
正社員で働くことも考えてみる
2020年4月1日から「働き方改革」が施行されます。
この働き方改革の中で注目したい点は2つあります。
それは、
・長時間労働の改善
です。
非正規と正社員の格差の解消
これまでは非正規社員と正社員は、給与やその他の待遇で格差が生じていました。
それを解消するために働き方改革では、正社員と同じ業務をおこなう非正規社員には正社員と同等の待遇(給与など)を確保するように求められます。
ただパート・アルバイトに関しては今後どうなるのかはわかりません。
働き方改革でバイトの時給が急に上がるわけではないので、フリーターは給与も今までとそれほど変わらないと思います。
長時間労働の改善
そして正社員の長時間労働は、今後見直されることになります。
これまでは正社員で入社すると定時では帰ることができず、毎日残業するのが当たり前という企業も多かったです。
そのため長時間労働ができない人は正社員になれず、派遣社員やパートなどの仕事を選ぶしかなかったのですね。
しかし今後は「時間外労働の上限規制」により長時間働く職場環境を改めようとしています。
実際に企業の中には残業時間に規制をかけているところも出てきていますし、求人にもそうした規約が書かれている企業も見かけます。
働き方改革によって企業も変わりつつありますので、正社員として働きやすい職場を見つけやすくなってきています。
フリーターを続けるよりは正社員として働いた方が将来設計も立てやすくなります。
今は人手不足で悩んでいる企業も多いため採用基準をゆるめたり、給与や休日の多さや福利厚生を充実させて応募者を集めようとしている企業も多いです。
フリーターだと将来も不安ですし、結婚も考えているのなら定職に就くこともよく考えてみましょう。
働き方改革が始まったのもいい機会だと思って就職活動を始めてみてはいかがでしょうか。
おすすめの就職支援サービス3選
就職活動の時は、就職支援サービスにも積極的に利用してください。
特にフリーターの方は、これまでの職歴のアピールができれば就職率も上がります。
そのコツを教えてもらいましょう。
どれも無料で利用できますが、特におすすめは下の3社です。
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どのサイトも1~2分で登録が終わります。
まずは、それぞれの就職サイトにどんな正社員求人があるのか調べてみてください。
そして興味のある求人には応募してみましょう。
企業の採用担当者に会って話を聞いてみて、最後はあなた自身が判断をすることになります。
就職活動をおこなうときは、就職支援サービスもぜひ活用してみてください。
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