フリーターで結婚すると「将来はこうなるだろう」という未来予想

フリーター

「現在、自分または相手がフリーターだけど結婚を考えている」という方もいると思います。

または、二人そろってフリーターという場合もありますよね。

実際のところ、男女ともに結婚ができる年齢になれば、雇用形態など関係なくフリーターでも結婚はできます。

しかし「このまま結婚して幸せになれるのかな?」と不安になることもあると思います。

特にフリーターの方は結婚に関して悩むこともあると思いますが、ここではフリーターが結婚した後の将来について説明していきます。

 

フリーターとは?

「フリーターとはどういう人たちなのか?」を説明すると、

総務省では「フリーター」の意味を、

一般的に使用されているフリーターという用語には厳密な定義が存在していないため、「労働力調査」では、若年のパート・アルバイト及びその希望者のことを、便宜上『フリーター』としています。

と記載しています。

「フリーター」とは厳密な定義が存在しませんが、とりあえず「若年のパート・アルバイトの仕事をしている者及びその希望者」としています。

「パート・アルバイトの仕事の希望者」も就業意欲があるということで、無職ではなくフリーターになるのですね。

 

フリーターの年収はどのくらいになるのか?

フリーターとして働いた場合、どのくらいの年収が得られるのでしょうか?

下の表は2019年のパート・アルバイトの年収ごとの人数(万人)です。

年収 パート・アルバイト パート アルバイト
総数 1519 1047 472
  100万円未満 743 447 296
  100~ 199万円 562 453 109
  200~ 299万円 132 94 38
  300~ 399万円 30 21 10
  400~ 499万円 7 5 3
  500~ 699万円 4 3 1
  700~ 999万円 1 1 0
 1000~1499万円 1 1 0
 1500万円以上 0 0 0

出典:労働力調査(詳細集計) 2019年(令和元年)平均結果 統計表第2表

上の表からパートとアルバイトの年収を比較すると、若干パートの方が年収が高いですが、両方にそれほど差はありません。

パート・アルバイトともに、1番人数が多い年収層は「100万円未満」で743万人です。

2番目に多い年収層が「100~199万円」で562万人です。

1番と2番の年収層で、だいたい8割以上の人数になります。

パート・アルバイトの8割以上が「199万円未満」の年収です。

もちろん中には「空いた時間を利用してパート・アルバイトの仕事をして、収入は生活費の足しになればいい」という方も多いです。

そのため年収がそれほど高くないのですが…

 

正社員と同じ時間を働くと年収はいくらになる?

また正社員の労働時間は1カ月当たり160時間と言われています。

1日8時間はたらいて月20日出勤すると、8×20=160時間となります。

これと同じ時間をパート・アルバイトで働くと年収はどのくらいになるのでしょうか。

 

仮に時給1,000円のバイトではたらくとします。

そこで月160時間働くと、

1,000×160=160,000

月16万円になります。

それを年収(12ヶ月)で計算すると、

160,000×12=1,920,000

年収は192万円となります。

上の表で言うと、「100~ 199万円」の年収層です。

「正社員と同じ時間をはたらいて年収192万円は少ない」と感じますよね。

ここから見ても、パート・アルバイトの仕事をするフリーターは稼げないことがわかります。

 

パート・アルバイトの男女の人数

下の表はパート・アルバイトの仕事をしている男女の人数(万人)です。

パート・アルバイト パート アルバイト
男性 355 123 232
女性 1164 924 240

女性のパートの人数が924万人と、男性の123万人よりかなり多いです。

派遣社員もそうですが、パートなど非正規で働く女性の人数が多いのがわかります。

 

正社員とパート・アルバイトの年収の差

下の表は2019年の正社員(正規の職員・従業員)とパート・アルバイトの年収ごとの人数(万人)です。

年収 正規の職員・従業員 パート・アルバイト
総数 3494 2334 1160 1519 355 1164
  100万円未満 69 23 46 743 161 582
  100~ 199万円 234 90 143 562 113 450
  200~ 299万円 588 279 308 132 47 85
  300~ 399万円 726 450 275 30 14 17
  400~ 499万円 581 426 155 7 4 3
  500~ 699万円 659 529 130 4 2 2
  700~ 999万円 390 344 47 0 0 0
 1000~1499万円 119 111 8 2 1 1
 1500万円以上 23 21 2 0 0 0

上の表を見ると、正社員とパート・アルバイトの年収額の差がよくわかります。

パート・アルバイトの仕事は年収199万円未満がほとんどですが、正社員ならそれ以上の年収を稼ぐことができます。

正社員であれば、高い年収をもらえる可能性も出てくるのですね。

さらに正社員の人数は、女性が1,160万人で男性が2,334万人です。

女性の正社員の人数は男性の半分ぐらいです。

男性に比べて女性はまだ正社員として採用される機会が少なく、そのため非正規に人が流れているとも考えられます。

さらに正社員でも年収が300万円以上なると、男性と女性の人数に大きな差が出てきて、700万円以上の高年収は男性の方が圧倒的に人数が多くなります。

これを見ると、女性よりも男性の方がお金を稼げることがわかります。

現在は正規・非正規ともに働く女性の数は増えていますが、男女間の収入差というのは大きく開いているのが現状です。

 

結婚後の二人の関係を良好に保つには?

結婚を考えている相手のことが好きなときには、相手の欠点などはそれほど気にならないものですが…

同棲や結婚後に同じ家で暮らし始めると、徐々に相手のイヤな部分が見えてきて気になることもあります。

例えばパートナーが「短気」「ケチ」「だらしない」「浮気していた」「借金があることが分かった」などなど。

一緒に暮らしてみると相手の欠点がわかってきて、徐々に熱が冷めてしまうこともあります。

特にフリーターで結婚する場合、夫婦の間で問題になるのは「お金」のことです。

夫婦間の問題はいろいろありますが、特に「お金のこと」で二人の間に亀裂が入って、関係がこじれてしまうことがけっこう多いのですね。

 

もちろんフリーターでお互いの関係がうまくいっている夫婦もたくさんいます。

でも生活に困らないだけの収入があったほうが、お互いの関係は良好になります。

生活していくお金が足りなくなることで不満がたまってしまい、互いの関係がギスギスして、そのうち会話もしなくなり、別居や離婚など別れてしまうことがよくあります。

それまではとても仲が良かったのに、相手の収入の低さや金銭感覚のなさを見て、あっという間に二人の間に亀裂が入ることがよくあります。

そうならないように気をつけたいですね。

 

付き合っている彼女がフリーターの場合

「男性は正社員として会社で働いているけど、女性はパートをしているフリーター」という場合があります。

この場合、お金の面で生活を支えていくのは男性のほうになると思います。

このときはパートナーの男性の考え方にもよりますが、

「彼女が正社員だろうと派遣社員やパート・アルバイトをしているフリーターや無職でもかまわない」という男性の方も多いでしょう。

男性から見ると「結婚後は出産や育児もあるし、彼女にはある程度の時間の余裕があったほうがいい」と考える方もいます。

そのため男性は結婚相手の女性の経済力を、さほど気にしない人も多いです。

それぞれの事情にもよりますが「彼女がフリーター」という理由だけで結婚を嫌がる男性はそうは多くはないです。

 

付き合っている彼氏がフリーターの場合

しかし「彼氏がアルバイトをしているフリーター」となると状況は違います。

付き合っている彼女としては将来が不安ですよね。

年齢が20代前半だったらまだ就職できますが、20代半ばを過ぎても彼がフリーターだと困惑すると思います。

そんなときは「これから先もずっとフリーターなのか?」「将来はどう考えているのか?」を聞いてみたくなりますよね。

「結婚後の家庭の収入は女性の方が受け持つ」と二人の間で決まっているのなら話は別ですが…

将来のことを真剣に考えていなかったり、考えていても全く行動に移さない男性と結婚して一緒になっても苦労する可能性が高いです。

女性から見たら、「この人は、仕事をしてしっかりお金を稼いできてくれるのか?」という点を冷静に見極めたいところです。

「お金を稼ぐ能力がない」とか「お金を稼ぐ意欲がない」とか「お金は彼女のほうに頼って、仕事も家庭のこともやりたくない」

という男性と結婚するとかなり大変です。

その上、貯金はなく、借金がある上に浪費グセがあったりギャンブル好きだと、アリ地獄に引き込まれるような無限の借金生活から抜け出せなくなってしまいます。

親からのお金の援助があったとしても、そんなお荷物を抱えると自分自身の将来もあやうくなります。

「お金がなくても愛情があるから問題ない」という女性もいますが、結婚する前によく考えたほうがいいですね。

 

女性と男性では考え方が違う

仕事だけでなく家事や育児も夫婦間で話し合って役割分担ができればいいのですが…

それらがほとんどを女性のほうが受け持つような生活になったら、体がもちませんよね。

特に女性の場合は「出産」があります。

会社に育児休暇があり、出産後や子育ての休みの間の生活を保障してくれる会社ならいいのですが、そんなところばかりではありません。

女性は出産で働けない期間ができてしまうため、少なくとも共働きで男性に収入を支えてもらいたいと思っている方も多いでしょう。

また結婚を申し込む際に、女性の親から「フリーターなんかしている男との結婚は認めない!」と言われることもあります。

世間体もありますが、両親からすれば今後自分の娘が「お金で苦労すること」が目に見えてわかっているために結婚に反対されることもあります。

女性の場合、フリーター男性との結婚は、よく考えてからの決断をおすすめします。

 

パート・アルバイトの仕事を続けるデメリット

正社員と比べてパートやアルバイトの仕事は、責任が少なく残業もほとんどなく、働ける曜日や時間を選べるなどのいい点もあります。

しかし悪い点もあります。

それをいくつか挙げてみると、

・契約期間がある
・給料が上がらない
・社会保険料や税金の支払いがある
・正社員になるのがむずかしくなる

という点です。

 

契約期間がある

パート・アルバイトは派遣社員と同じように仕事をする「契約期間」が定められています。

契約期間は会社によって違いますが、3か月や半年や1年というところが多いです。

契約期間が終わりに近づいてきたら、次回の契約を更新するかどうか双方で話し合いになりますが、

会社から「次回の契約はしないよ」と言われれば、それで仕事を失ってしまいます。

もちろん長期間にわたって仕事をできる場合もありますが、会社の事情でいきなり契約できなくなってしまうこともあります。

 

また仕事があまりできなかったり、遅刻や欠勤が続けば責任者の判断でクビになることもあります。

ですので、いきなり仕事を失ってしまうと収入がなくなってしまい、次の仕事が見つかるまでの生活も困ってしまいますよね。

雇用保険に入っていれば、その分の給付がありますが、それも多くの金額はもらえるわけではありません。

フリーターには、そういう不安は常に付きまといます。

 

給料が上がらない

パート・アルバイトは「時給1000円」とか「日給8000円」とか、働いた時間によってもらえる給料が決まります。

長年勤めていれば時給を1000円から1100円に上げてくれる職場もありますが、時給が100円ほど上がっても給料はそれほど変わらないですよね。

さらに正社員であれば「昇給」や「賞与(ボーナス)」がありますが、パート・アルバイトではほとんどないため年収も上がりません。

職場に貢献して社員並みに働けるようになったのに、それが給料にあまり反映されずにずっと同じ額だったら、不満がたまることもあるでしょう。

基本的にパート・アルバイトで働くよりも、正社員として働いたほうが給料は多くもらえます。

 

社会保険料や税金の支払いがある

フリーターもパート・アルバイトで得た収入から、社会保険料と税金を支払う必要があります。

社会保険料は「国民健康保険料」と「国民年金保険料」の2つ。

税金は「所得税」と「住民税」です。

 

親や配偶者に扶養されていて、年間の収入が130万円未満であれば「国民健康保険料」と「国民年金保険料」を払う必要はありません。

反対に、年間の収入が130万円以上になると扶養から外れて「国民健康保険料」と「国民年金保険料」を支払う必要があります。

また、世帯主である親や配偶者が自営業の場合や、誰にも扶養されていない場合は、収入額に関係なく「国民健康保険料」と「国民年金保険料」を支払う必要があります。

保険料は130万円がボーダーラインになりますが、収入額が低いと保険料の支払いで生活も厳しくなりますよね。

 

基本的に正社員であれば「国民健康保険料」と「国民年金保険料(正社員の場合は厚生年金)」を会社が半額負担してくれます。

そのため自分の支払額が少なくなります。

さらに正社員の厚生年金は、基礎年金に厚生年金が上乗せされるため、将来もらえる金額が大きくなります。

雇用先によっては、アルバイトでも社会保険料を負担してくれる会社もありますが、社会保険料を会社に負担してもらえる点は大きいですよね。

 

また「住民税」と「所得税」の支払いもあります。

「住民税」は自治体にもよりますが年収100万円以上、「所得税」は年収103万円以上から課税対象になります。

「所得税」は毎月の給料から天引きされますが、「住民税」は天引きされる場合と自分で支払う場合の2種類があります。

「住民税」を自分で支払う場合は自宅に納付書が届きますが、それを見ると、金額がけっこう大きいですよね。

「住民税」や「国民健康保険料」や「国民年金保険料」の支払いを避けるために、「年収は103万円以下におさえる」ように工夫をしている方もいます。

しかしフリーターで生活していくには、それなりに稼げないとやっていけないため、税金や保険料を払いながら生活している方も多いと思います。

 

フリーターから正社員になるのは難しい

またパート・アルバイトから正社員になるのはハードルが高くなります。

正社員からフリーターになるのは簡単ですが、その反対は難しいことが多いです。

その理由は、アルバイトの経験を「職歴」とみなさない会社が多いからです。

もちろんパート・アルバイトでがんばってきたことを認めてくれる会社もありますが、この辺は会社の採用担当者によって考え方も違います。

履歴書や職務経歴書に、これまでのパート・アルバイトの履歴を書くことができますが、それほど高く評価はされません。

何年も同じバイト先で働いたとしても、それで就職活動で有利になることはないのです。

フリーターのまま年齢だけが上がっていくと、その分だけ正社員として就職できる可能性も低くなっていきます。

30歳以上になると就職活動も厳しい結果が予想されますし、仮に正社員として就職できたとしても、仕事がつらかったり給料が低いところしか見つからない可能性があります。

そうなる前によく考えておきたいですね。

 

お金は将来かならず必要になる

今はフリーターで生活ができたとしても、今後はお金が必要になってきます。

今後お金が必要になってくるときというのは…

・出産や子育て
・親の介護
・自分の病気やケガ
・家族の病気やケガ

などです。

 

子供の養育費や親の介護費

結婚して子供が生まれればその分だけ、衣食住にお金がかかりますし、教育費などの出費も増えます。

お金のたくわえや将来設計がないまま、子供ができてしまったから、フリーターのまま籍を入れて生活をしてという人もいますが…

低収入でも子供は育ちますが、環境の悪さから子供の育ちもよくなくて、言うことを聞かなくなり警察の厄介になるようなことは避けたいところです。

また自分やパートナーの親が高齢になってきて、自分で生活ができなくなり介護が必要になったら、介護のためのお金も必要になります。

親の介護のために時間を取られるようになり、働ける時間が少なくなって収入が減り、貧困生活に転落してしまうこともあります。

お金に余裕があれば介護施設にあずけることができて、自分の負担が減ります。

親の介護はよく考えておきたいところです。

 

自分や家族の病気やケガ

そして自分や自分の家族が大きな病気にかかってしまったり、大きなケガをしてしまうこともあります。

健康診断で病気が見つかったり、大きなケガをして、その治療費や入院費が大きな負担になってしまうこともあります。

特に仕事をして家計を支える人が病気やケガで働けなくなったり、急に亡くなってしまったら、どうしていいかわからなくなります。

自分の親や親せきがお金の面で援助してもらえればいいのですが、頼れる人がいないといざというときは大変です。

貯金もなく誰も助けてくれなければ自分で借金するしかありません。

「ケガの治療費が数百万円になった!」など、金額の大きさで途方に暮れてしまうこともあります。

生活はできたとしても常に借金を抱えて、その返済でお金がない状態が続き、貧乏から抜け出せなくなってしまいます。

そうならないために、将来のことはよく考えておく必要があります。

 

正社員で働くことも考えてみる

2020年4月1日から「働き方改革」が施行されます。

この働き方改革の中で注目したい点は2つあります。

それは、

・非正規と正社員の格差の解消
・長時間労働の改善

です。

これまでは非正規社員と正社員には給与やその他の待遇で格差が生じていました。

それを解消するために働き方改革では、正社員と同じ業務をおこなう非正規社員には正社員と同等の待遇(給与など)を確保するように求められます。

ただパート・アルバイトに関しては今後どうなるのかはわかりません。

働き方改革でバイトの時給が急に上がるわけではないので、フリーターは給与も今までとそれほど変わらないと思います。

 

そして正社員の長時間労働は、今後見直されることになります。

これまでは正社員で入社すると定時では帰ることができず、毎日残業するのが当たり前という企業も多かったです。

そのため長時間労働ができない人は正社員になれず、派遣社員やパートなどの仕事を選ぶしかなかったのですね。

しかし今後は「時間外労働の上限規制」により長時間働く職場環境を改めようとしています。

実際に企業の中には残業時間に規制をかけているところも出てきていますし、求人にもそうした規約が書かれている企業も見かけます。

働き方改革によって企業も変わりつつありますので、正社員として働きやすい職場を見つけやすくなってきています。

フリーターを続けるよりは正社員として働いた方が将来設計も立てやすくなります。

今は人手不足で悩んでいる企業も多いため採用基準をゆるめたり、給与や休日の多さや福利厚生を充実させて応募者を集めようとしている企業も多いです。

フリーターだと将来も不安ですし、結婚も考えているのなら定職に就くこともよく考えてみましょう。

働き方改革が始まったのもいい機会だと思って就職活動を始めてみてはいかがでしょうか。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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