高卒と大卒で大きな違いが出てくる4つの点を紹介

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高校生の中には「これから高校を卒業して大学に進学するか?それとも企業に就職するか?」で悩んでいる方もいると思います。

最終学歴が高校卒業(高卒)と大学卒業(大卒)では単純に学歴が違いますが…

 

「高卒と大卒では、社会に出てからどんな違いがあるのか?」がよくわからない点もありますよね。

両方とも明確に分けられない点もありますが、「高卒と大卒はここがハッキリ違う」という点を説明していきます。

 

「高卒」と「大卒」の違いが明確に分けられる点

高卒と大卒で違う点は4つあります。それは、

・生涯賃金

・応募できる求人の違い

・就職先の仕事の内容

・能力

という点です。

それぞれ説明していきます。

 

高卒と大卒の生涯賃金の差

下の表は2016年の「高校卒」と「大学・大学院卒」の生涯賃金です。

生涯賃金とは、ひとりの労働者が生涯にわたって得る賃金の総額です(ここでは18~60歳まで、退職金は含めない)。

男性 女性
大学・大学院卒 2億6980万円 2億1590万円
高校卒 2億910万円 1億4830万円
差額 6070万円 6760万円

ユースフル労働統計2018より引用

 

上の表からもわかるように高卒と大卒では生涯賃金に開きがあります。

 

男性の場合、大学・大学院卒は高卒よりも6070万円も生涯賃金が多くなります。

女性の場合、大学・大学院卒は高卒よりも6760万円も生涯賃金が多くなります。

この差は大きな額ですよね。

 

大卒よりも高卒のほうが4年早く社会に出てはたらくことができるのですが、それでも大卒のほうが生涯賃金が多くなります。

もちろんこれは平均の額ですので、みんなが同じ生涯賃金になるわけではありません。

 

高卒でも年収が高い会社に入社して出世して勤め上げれば、大卒並みの生涯賃金になる人もいます。

反対に大卒でも年収が低く、あまり昇給もしない会社に就職すれば、生涯賃金が低くなってしまいます。

 

下の表は平成30年(2018年)の高卒と大卒の初任給です。

男性 女性
大学卒 210,100円 202,600円
高校卒 166,600円 162,300円
差額 43,500円 40,300円

平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況より引用

 

初任給は大卒の方が高卒よりも高くなります。

男性と女性ともに就職したときの最初の給与で4万円ぐらいの差がついてしまいます。

 

ただ生涯賃金の高さは昇給の額が大きく影響してきます。

昇給は本人の能力や年齢などによって給与が上がることですね。

一般的には高卒よりも大卒の方が昇給額が大きくなると思います。

 

特に30代以降は仕事の経験やスキルや役職などに合わせて高卒と大卒の年収の差も大きくひらいてきます。

今は学歴など関係なく仕事ができる人が出世して年収が増えるという会社も多くありますが、一般的には学歴が影響する会社も多いです。

 

高卒と大卒は応募できる求人に差が出る

就職・転職サイトやハローワークの求人などを見てみると、募集要項に「高卒以上」「大卒以上」というのを見かけます。

 

それぞれの意味は、

「高卒以上」は、高校を卒業した人が応募できる求人

「大卒以上」は、大学を卒業した人が応募できる求人

となります。(高校や大学に在学中で卒業見込みの方もふくまれます)

 

ということは、

最終学歴が高卒の人⇒「高卒以上」の求人に応募できる

最終学歴が大卒の人⇒「高卒以上」と「大卒以上」の求人に応募できる

となります。

 

最終学歴が高卒の人は大卒以上の求人に応募はできませんが、最終学歴が大卒の人は高卒以上の求人にも応募可能です。

高卒よりも大卒のほうが就職先の選択肢が広くなります。

 

一般的に大学生の新卒採用の時は「大卒以上」の求人に応募します。

大学生が高卒以上の求人に応募することはそれほどないと思いますが、選択肢の広さという点で見ると大卒の方が有利です。

 

就職先の仕事の内容が違う

高卒と大卒が同じ会社に就職しても仕事の内容が違います。

中小企業では同じ仕事を担当することもありますが、規模の大きい企業になると高卒と大卒では職務内容が分かれてきます。

そして入社後に高卒が大卒の職務内容につこうと思っても、かなりむずかしくなります。

 

専門的な知識が必要になる研究や開発などの仕事は、やはり大卒が圧倒的に多いです。

また大卒は将来の会社の経営にたずさわる幹部候補になるために、販売・営業・運営などのいろんな仕事を経験していく総合職につく方も多いです。

「将来は会社の経営に関われるようになりたい」というのなら、大学を卒業しておいた方がいいですね。

 

高卒の仕事の範囲はそれほど広くはなく、マニュアルにもとづいて仕事をおこなう一般職や現場スタッフが多くなります。

あるいは工業高校や商業高校などで特定の技能を学んで、その技能が生かせる仕事に就くようになります。

 

同じ企業に就職するとしても、例えばメーカーの企業でいえば大卒は研究開発や総合職の仕事で、高卒は工場の製造部門ではたらくなど。

就職活動のときに高卒と大卒の学歴にそれぞれ分けて採用している会社は、それぞれ職務内容も違います。

 

そして学歴によって出世に差が出てくる会社もあります。

高卒と大卒が同期入社で同じ仕事をしていたけど、数年後には大卒には肩書がつくけど高卒は平社員のままとか。

会社の上の役職に就くためには大卒であることが必須になり、高卒だと出世できても課長までということもあるでしょう。

 

ただいろんな仕事をまかされて結果を出せる人は、高卒や大卒などの学歴は関係なく出世していく会社もたくさんあります。

学歴不問の会社の場合は、本人の実力次第というところもあります。

 

高卒と大卒は能力に違いが出る

また高卒と大卒の違う点として、大卒は、

・大学入試試験を受けて合格している

・大学で専門的な知識を学んでいる

という点です。

 

大卒は、勉強して大学入試試験に合格したり、大学でそれぞれ専門的な知識を学びます。

それによって「与えられた問題を解く能力」や「自分で課題を見つけて分析・解決する能力」がみがかれていきます。

こうした能力は仕事をしていく上で必要になりますし、その能力が高くて結果を出せる人は会社内でも重宝されて出世していきます。

 

もちろん大卒でも能力の高い人や低い人がピンからキリまでいますし、高卒でも能力が高い人はたくさんいます。

しかし大学に入ってしっかり勉強することによって、物事に対する理解力や洞察力や分析力がやしなわれますし、知識量も増えて社会に出てからの適応力も上がります。

 

そのため社会に出たときは、高卒よりも大卒のほうが能力が上とみなされ、会社の中枢で働く人も大卒の方が多いでしょう。

一般的にはそのような感じで見られています。

そのために学歴がひとつの判断材料になるのですね。

 

しかし実際は、会社に入ってしまえば基本的には学歴など関係ありません。

仕事ができるかどうかが重要になります。

 

仕事ができる人は会社にとって役立つ人間のため昇給し出世していきますが、仕事ができない人は一流の大学出身者でも出世できずリストラの対象になることもあります。

高卒と大卒の違いはありますが、学校を卒業して社会に出てしまえば学歴よりも、その人の実力次第という面もあるのです。

就職してからは学歴などにこだわらないで、仕事で成果を出せるようにしたいですね。

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このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

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