新型コロナの感染対策としてマスクは本当に役に立つのか調べてみた

生活

新型コロナウイルスに関するニュースは毎日報道されています。

そのため、ほとんどの人がコロナ対策としてマスクを着用するようになりましたが、それでも感染者はなかなか減らない傾向にあります。

「もしかしたらコロナを防ぐのにマスクはあまり効果がないのでは?」と疑問に思っている方もいらっしゃいますよね。

今はマスクの効果についての研究も盛んにおこなわれています。

ここでは「マスクを着用していればコロナの感染予防ができるのか?」についての研究結果を引用していきます。

研究結果の内容をまとめてみましたのでごらんください。

 

理研がマスク効果についての研究を発表

新型コロナウイルスのマスクの効果の研究については、理化学研究所(理研)のシミュレーションが参考になります。

理研と富士通が共同開発を行なった日本のスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、2020年に性能世界一になりました。

これはニュースにもなりましたが、理研ではこのスーパーコンピュータ「富岳」を利用してウイルス飛沫感染のシミュレーションの結果を発表しています。

室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者;理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠)

上のサイトの参考資料から研究内容を引用します。

 

マスクを着用していてもほかの人に感染させる可能性はある

2020年8月24日 記者勉強会 発表資料 オンラインスライド(動画付き)から説明していきます。

ここに5~10までのマスクの効果についての動画が公開されています。

「7.マスクの効果」より、

・市販で購入できる不織布マスクや布マスク、手作り布マスクを着用していても、飛沫やエアロゾル(小さな粒子)はマスクのすき間やマスクを透過する

・ただどちらのマスクも8割の飛沫が捕集されており、コロナ感染リスクの低減効果が期待できる

・どちらのマスクもエアロゾル粒子は全体の約40~50%程度が漏れる

 

不織布マスクや布マスクを着用していた方が、ほかの人へコロナを感染させるリスクが低くなります。

ただし不織布マスクや布マスクはエアロゾルが漏れるので、マスクを着用していてもほかの人に感染させる可能性はあります。

ですのでマスクを着用した上で、ほかの人とは距離を保つなどの対策が必要になります。

 

マスクを着用していても自分が感染する可能性はある

「10.マスクの効果」より

マスクによる被感染防御効果

・マスクなし:大きな飛沫は鼻腔や口腔にほぼ付着するが、20ミクロンより小さな飛沫は気管奥にまで到達する

・マスクを顔に隙間なく着用した場合:吸引する飛沫・エアロゾルはほぼブロックすることができる

・マスクと顔に隙間がある場合:マスクを着用することで上気道に入る飛沫数を三分の一にすることができる。特に大きな飛沫については侵入をブロックする効果は高い。ただし20ミクロン以下の小さな飛沫に対する効果は限定的であり、すき間からの侵入を阻止することはできない

 

マスクを着用したときに、マスクと顔の間の隙間をなくすことは難しく、鼻の横などに隙間ができてしまうときもあります。

そして空気を吸う際に、空気中にただよう20ミクロン以下の小さな飛沫がマスクの隙間から入り込む可能性があります。

そのため、マスクを着用していてもコロナに感染する可能性はあります。

 

2020年10月13日 記者勉強会 オンラインスライド(動画付き)

「8.マスクの被感染防止効果」より

・マスクをすることで吸気時に体内に取り込まれるウイルス飛沫・エアロゾルの個数を三分の一にすることができる

・ただし、エアロゾルに対する効果は限定的であり、マスクと顔の隙間からの侵入を阻止することは難しい

・被感染抑止としては、換気等によるエアロゾル低減策との併用が重要である

 

マスクを着用することで感染リスクを減らすことはできますが、マスクの隙間からのエアロゾルの侵入は阻止できません。

そのため室内で感染リスクを減らすためには、マスクを着用した上で、ほかの人との間にパーティション(間仕切り)を置いたり、室内の換気をおこなう必要があります。

 

冬の時期は感染リスクが増える

「15.飛沫拡散における湿度の影響」より

・乾燥した空気により飛沫のエアロゾル化が急速に進む

・特に湿度が30%より小さくなるとその効果は顕著であり、冬場は加湿器等による湿度のコントロールと共に、エアロゾルに対する対策(換気等)を強化する必要がある

 

冬など空気が乾燥する時期は、飛沫のエアロゾル化が進みます。

そのため感染リスクを減らすには加湿器などを利用して室内の湿度を30%以上に保ち、換気をする必要があります。

ただ湿度が高くなるとエアロゾルが減るが、目の前の机に落ちる飛沫の量が増加します。

机に落ちた飛沫を手で触ってしまい、自分の顔を触れると接触感染リスクが高まるので気をつけましょう。

米国疾病対策センター(CDC)によると、コロナの主要な感染経路は接触感染ではなく飛沫感染と伝えています。

飛沫感染をどうやって防ぐかが、コロナ感染拡大を縮小させる上で重要なのですね。

 

ほかの人と会話をするときにはマスクを着用する

2020年11月26日 記者勉強会 発表資料

・通常会話であっても3分程度会話を続ければ、結果的に咳一回と同じ程度の飛沫・エアロゾルが発生する

・歌唱時は通常会話と比較して飛沫量も数倍になり、より遠くまで飛ぶ。1分程度で咳一回分の飛沫・エアロゾルが飛散する

 

基本的に発話(しゃべる)だけでも口から飛沫やエアロゾルが飛び、マスクを着用していてもマスクの隙間から漏れたり、マスクを透過します。

そのために会話をするときには、マスクを着用してほかの人と距離を取り、室内の換気をおこなうことが必要になります。

特に食事をするときにはマスクを外すことも多く、複数人で会食すると会話で飛沫等が飛び、その結果クラスター(感染者集団)がおきやすい状況になります。

大人数の会食などはなるべく避けたいところです。

 

野外活動におけるリスク評価と対策について

・野外という条件が室内と比較して一様に感染リスクを下げるわけではない。近距離で濃度の高いエアロゾルを吸引するリスクという観点からは、微風条件では、風下にいた場合、むしろ感染リスクは高まる

・風が吹いた場合、無風状態と比較して、飛沫の直進性は弱まる(拡散する)

・野外であっても距離を取ることは重要である。マスク無しの場合、1mから1.7mに離れることで、到達する飛沫量を半分にすることができる

・マスクによる飛沫拡散の抑制効果は大きく、0.5m/sの微風状態を想定した場合、1mの距離であっても到達する飛沫量をほぼゼロにすることができる。

・対策に応じた距離感を!

 

野外活動においてもマスクを着用すれば、0.5m/sの微風状態を想定した場合、1mの距離で飛沫量がほぼゼロになります。

野外でもマスクを着用してほかの人と距離を取って会話することで感染を予防することができます。

 

まとめ

ここで紹介したマスクの効果をまとめてみると、

・マスクを着用することで、ほかの人へ感染させるリスクが低くなります

・ただマスクを着用していてもエアロゾルが漏れ、ほかの人に感染させる可能性はあるので、適度な距離を保ち、換気をおこなう必要があります

・マスクを着用することで、自分自身が感染するリスクが低くなります

・ただマスクの隙間からエアロゾルが侵入する可能性があるので、適度な距離を保ち、換気をおこなう必要があります

・冬の乾燥する時期はエアロゾル化が増えるので空気感染が増える傾向にある

 

ということです。

やはりコロナ感染防止にマスクは必要ですが、それだけでは不十分です。

ほかの人と距離を保つ、室内の換気をおこなう、加湿器やパーティションを使うなどの対策も必要です。

より詳しい情報は上のサイトの動画等をごらんください。

コロナ感染防止には正確な情報を知るところからはじめていきましょう。

生活
このブログを書いている人

東京のとある企業で人事担当の仕事をしております。

応募者の面接担当を受け持つこともありますが、私自身もこれまで3度の転職経験があります。

応募する側と採用する側の両方の経験がありますので、それを生かしてこのブログでは転職希望者や新卒者に向けた情報を提供していきます。

山吉 治をフォローする
転職経験者のブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました